「ベリー公のいとも豪華なる時梼書」というのを、ご存知の方も多いと思います。
14,5世紀に羊皮紙に描かれた大変豪華で華麗な物ですが、
shinkaiめはずっと昔からこの中のカレンダーにとても惹かれておりまして、
3,4年前に1月の宮廷での大宴会の部分を模写したことがありました。
実物の絵の大きさは22x14㎝で、この大きさに良くもこれだけ描けたもの!
と感心するほど見事なものですが、
私めには到底無理ですし、描かれた世界は大きくしても十分に見ごたえがあるもの、と
今回も大きく8号大に下描きを始めましたので、見てやって下さい。
ベリー公のいとも豪華なる時梼書・カレンダーの2月・ランブール兄弟作 模写 48,5x29,5cm

ベリー公のこの時梼書については、こちらでご案内しておりますので、どうぞ。
で、まずは薄墨を使ってのペンの下描きを済ませ、墨入れをし、
上から薄く下塗りに水彩で、殆どを黄土色とブルーを少し入れた所です。
1月の宴会には、上の月歴部分は絵のみで、数字や文字が無かったのですが、
今回は赤色とブルー、そしてほんの少しグレーを使ってあるので、
赤字の部分は、ウィンザー・アンド・ニュートンのドローイング・インクの
オレンジを使って描き、その後水彩で各色を塗る前に、全体に黄土色を薄く掛けました。
羊皮紙自体の色のつもりで。
所がなんと、インクのオレンジ色が滲み!! ぎゃおえ~、とすぐ紙で水けをふき取り、
オレンジ色を使っていない部分にのみ掛け、後にせっせと滲んだ部分を洗い・・。
が、全部が綺麗に落ちたわけではないので、この後はグワッシュで消さないといけません!
いつもはペリカンのインクを使っていて、勿論「水溶性」であるとは言うのですが、
描いて後すぐでない限り、一旦乾いた後は上から水彩を使っても大丈夫なので、
いつもの仕事同様に使ったのでしたがぁぁ・・、油断でしたぁ!
ウィンザー・アンド・ニュートンめぇ!
という所で、さて、これからがいよいよの、大変さの始まりですが、
楽しんで頑張って行きたいと思います!!
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今日の第2部 ヴァレーゼの夜、旨いもの!
先月半ばロンバルディーア州のカスティリオーネ・オローナ・Castiglione Olonaに
行った時、北に13キロほどのヴァレーゼ・Vareseで1泊しました。
ホテルは、アルベルゴ・リストランテ・ボローニャ・Bolognaという宿を予約しましたが、
これは駐車場があり、リストランテの名もあるので美味しいものが食べれそう!と。
ちょうど夕方のラッシュにかかり、ヴァレーゼの街に入る前にはかなりの混雑で、
街中を抜けて行く時も大きな重厚な建物のあるかなりの街に見受けましたが、
何とか無事に到着。
ちょうど道の角で、角にバールがあり、それが宿の受付も兼ねている、という
多分家族経営の宿で、左側の道は車が進入禁止の場所。

すぐに近くの駐車場にも案内してくれ、チェックインも済み、
7時半からというレストランの夕食も予約し、時間もあるので、
地図で見ていたホテルからすぐのチェントロ・中心部に出かけて見ました。
こちらは歩行者のみの、ホテルの横から出て来た通りで、道の角の方を。

奥の方までずっと店が続きます。 洋品店がとても多かった気がしますが、
日本からの友人の話によると、少しダサい、というので、洋品店の写真は無し!

なのですが、ははは、このウィンドウにあった日本の柄を使ったものを。

通りの先に広場があり、そこから右に折れて行きますが、
チェントロ・ストーリコというので古い街並みを想像していたのですが、
なんとなんとすべて一帯が改装され、新しいモダンな造りに代わっていて・・!
季節の彩の花屋さん、ホオヅキやザクロの赤い色。

これは確か、カフェ・モカのビアレッティのお店の、台所の小物類。

こちらはコーヒー、というか、今頃のカフェ・エスプレッソのお店。

ザーラは衣類だけかと思っていましたが、家庭用品や寝具類もあるのね。
案外、無印良品に習っているのかも!

通りの右側にこんな立派なアーケードがあり、通って行くと、

かなり大きな教会と、ピンク色のイルミネーションの鐘楼が。
調べましたら、サン・ヴィットーレ聖堂・Basilica San Vittoreと。
ヴァレーゼの殉教者サン・ヴィットーレを祀ってある聖堂の様子。


ずっと道を行っても、本当に新しく明るい通りで、程よい所で戻りますが、
これはホテルに近い所で見た店の、男性用の赤いコート!
こういうのがねぇ、イタリア男の着こなしのカッコ良い所なのですよねぇ。
日本男子、許されよ、ははは。

さて、ホテルに戻ってちょうど良い晩御飯の時間で、レストランに行くと、
席はどこでも良いですよ、と座って待つうち、どんどんとお客が詰め掛け、
我らの部屋はほぼ満席となり、隣の部屋にもどしどしと。
これは店からの突き出しで出て来たもので、ソーセージの焼いたのに、
ズッキーニとナスの焼いたのがちょっぴり、そしてトルタ皮のパンとチーズ。
shinkaiはパンを食べましたけど、美味しかった。

友人のmmさんは、ボロニェーゼ・ソースのタリアテッレで、

shinkaiはサーモン。 大きな厚い一切れで、外はパリッと、中はジューシー!!

そして、いつもの野菜のグリル。

mmさんの頼んだチーズの盛り合わせ、クルミもあり、勿論横から味見をね。
これは確か食べきれなくて、持ち帰りに包んでもらいましたっけ。

そして彼女のサラダ。

お店の中の壁を埋める数々の写真と、満員の店内。
男性のみのウェイターはてきぱきと働き、うまくお客をさばいて行き、

どうやらこの店はお値段も余り高くなく、美味しく、
いつもの常連客が多いのではないかと推察しましたが、
翌朝チェック・アウトを待っている間に、2,3人客が降りてきて、
勝手にフロントに鍵を置いて出て行きましたので、
2食付きペンション風設定の部屋もあるのではないかと。
部屋も特別広くはありませんが、きちんと整理され、バス・ルームも良かったので、
ヴァレーゼ方面に行かれる方に、お勧めの宿とレストランです!
住所 Via Broggi, 7, angolo Via Veratti, Varese
サイトは albergobologna.it
tel 0332 234362
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