・ 作品集 16  スロヴェニア

・ 朝の港  ピラン・スロヴェニア  0号   

     

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スロヴェニアには、イタリアからは国境の検閲無しで行け、車に付けていたナビが

国境を越えた所でパタッと消え、まぁ友人と2人連れでしたので、ここかな、

あそこかな、と標識を睨みながら、喋りながら、行きつ戻りしつつ、ははは、

ピランの先にある塩田迄行きましたが、

公用語もスロヴェニア語とイタリア語の2か国語で、これはやはり楽でしたね。


ピランは港町。 ヴァイオリンの難曲と言われる「悪魔のトリル」の作曲者である

ジュゼッペ・タルティーニの生地で、現在の港に面する広場には、彼の彫像も。


当時はヴェネツィア共和国領下であり、港から見える山上の教会鐘楼の形も

サン・マルコの鐘楼風であり、建物もヴェネツィア風ゴシック窓を持っていたりで

親しみを感じました。


夏の朝の港には射し込む陽が波に煌めき、カモメがゆったりと波に揺られ、

どこか空気ものんびり。 少路を辿ると少し寂れた趣も感じ、年代が戻った様な。

そんなイメージは、今のイタリアの田舎にももうありませんね。