・ ギリシャはクノッソス宮殿の、物議をかもすフレスコ画

いやぁ、今回の記事は、ナショナル・ジェオグラフィックのストーリカ
で見つけたもので、

クノッソス宮殿の物議を醸すフレスコ画
Gli affreschi controversi del palazzo di Cnosso


まず、こんな「青の中の貴婦人たち」があり、

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shinkaiめはギリシャに行った事もなく、神話も出会った程度は
読んだりした程度ですが、
考えて見ると、壁画に興味を持って見た事はなく、 とお断りするのは、


考古学者アーサー・エヴァンス・Arthur Evans、 この方が1900年に
ギリシャのクレタ島のクノッソス宮殿を発掘した方だそうですが、

彼は様々な画家に、保存された断片から壁画を再現するよう依頼し、
これは修復作業も含まれていたため
現在でも専門家によって議論されている、と。


彼らは壁画を再現するのに、鉄やコンクリートなどの「現代的な」
材料を使用している事で、科学界から厳しく批判されてきました。

非常に物議をかもしたのは、部屋を飾った壁画の修復で、

その修復絵画に、考古学者は自分の想像力に夢中になり!

例として、百合の王子や、サフラン採集者のフレスコ画が挙げられ、

これらはおそらく、当初の物とは大きく異なります、と。


上の、「青の中の貴婦人たち」は、エミール・ジリエロン・
Emile Gilliéronにより、オリジナルの幾つかの破片から作成され、

別のクノッソスのフレスコ画から、コッピエーリ・Coppieriの顔を
コピーしました、と。

コッピエーリ、というのは、宴会での酒つぎ人、酌をする人、の事ですが、
そのフレスコ画が見つからず・・。



こんな女性が見つかりましたが、これではないですよね?

1-2-La_Parisienne_Cnossos_archmus_Heraklion_GF.jpg


ですがぁ、shinkaiは、これらの写真を見た時は、
軽く、明るく、楽しいじゃん、と思い、ご紹介を考えたのですが、

まぁ、余りにも修復が、実物よりも飛びすぎると、はは、ダメなのかも。



イルカ

女王のメガロンの間、を飾る有名なフレスコ画は、1920年代に
オランダの芸術家・修復家のピエト・デ・ジョン・Piet De Jongに
よって描かれたそうで。

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こちらが実物であるなら、余り破損していなかったのが幸いかも。

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雄牛の跳躍

神聖な儀式の表現として解釈されたフレスコ画。 雄牛を
アクロバティックに飛び越える。

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オリジナルはイラクリオン考古学博物館に。

というのがこちらなら、オリジナルが素晴らしくて良かったっすね。

4-2-Knossos_Bull-Leaping_Fresco_GF.jpg



百合の王子

クノッソスのいわゆる「司祭王」のフレスコ画は、3つのオリジナルの
断片で構成されており、
王冠、胴体、そして左脚で、 後は修復者の発明、と。

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何となく、オリジナルの部分が筋肉ムキムキの描写で、
こんな風に残ると、ちょっと人体模型の様な気がしません?



横たわるグリフィン

ライオンの胴体と鷲の頭を持つ神聖な動物である、一連のグリフィンが
謁見の間の壁を飾っていました。
この場合、復元は非常にオリジナルに忠実であったと考えられています。

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壁の面により、グリフィンの向きが変わるのですね。 これも素晴らしい!

5-2-54007824_GF.jpg


という様な、神聖な壁画があったのに対して、ちぐはぐな記事に
なったかもで、そうでしたら、ごめんなさい。

でもちらっと訪問者の方々の記事も拝見して来ましたが、
どなたも、変な修復を、とは書かれておりませんでしたから、
これが実物で残ったもの、と思われてご覧になった方も、とも。

オリジナルをご覧になりたい方は、破損がひどいかもですが、
博物館にどうぞ、ね!!


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