2007年11月、広島と尾道で水彩展をさせて頂いた際に
透明水彩で描いたイタリア風景。
旅行中の現場スケッチではなく、家で改めて描いた物を
ここに6枚纏めます。
絵の下の説明は、当時書いたままをここに。
場所のご説明は、ブログの方にリンクしておりますので、
宜しかったらどうぞ。
ウンブリアの屋根 ・ プレーチ・Preci (24.5x14)
殆どマルケ州に近い、ウンブリア州東南の
山中に位置する、プレーチ。
スポレートから東に続く、ヴァルネリア渓谷から少し入った所、
透明水彩で描いたイタリア風景。
旅行中の現場スケッチではなく、家で改めて描いた物を
ここに6枚纏めます。
絵の下の説明は、当時書いたままをここに。
場所のご説明は、ブログの方にリンクしておりますので、
宜しかったらどうぞ。
ウンブリアの屋根 ・ プレーチ・Preci (24.5x14)

殆どマルケ州に近い、ウンブリア州東南の
山中に位置する、プレーチ。
スポレートから東に続く、ヴァルネリア渓谷から少し入った所、
中世からヨーロッパ中に名声を知られた、
プレーチの外科学校で有名です。
プレーチから南に行くと、外科学校の起こりとなった
サン・テウティツィオ修道院もあります。
3泊したホテル、アッリ・スカッキ・Agli Scacchi は、
かっての名医を輩出したスカッキ家、を修復した物で、
これはそのホテルの窓から。
家々の壁は、10年前の地震の後
修復されて新しいのですが、
上から見る屋根瓦は、古い瓦も使われ、
趣のある、深い味のある眺めでした。
プレーチ と サン・テウティツィオ修道院 ・ 中世の外科学校を誇る
http://italiashio.exblog.jp/5661411
ウンブリア
http://italiashio.exblog.jp/i4/
プレーチの外科学校で有名です。
プレーチから南に行くと、外科学校の起こりとなった
サン・テウティツィオ修道院もあります。
3泊したホテル、アッリ・スカッキ・Agli Scacchi は、
かっての名医を輩出したスカッキ家、を修復した物で、
これはそのホテルの窓から。
家々の壁は、10年前の地震の後
修復されて新しいのですが、
上から見る屋根瓦は、古い瓦も使われ、
趣のある、深い味のある眺めでした。
プレーチ と サン・テウティツィオ修道院 ・ 中世の外科学校を誇る
http://italiashio.exblog.jp/5661411
ウンブリア
http://italiashio.exblog.jp/i4/
アッシジ ・ 夕暮れ時 (23x19)

アッシジは、18年ぶりの再訪でした。
ウンブリア全体が、大地震の後大修復が行われ、
このアッシジもすっかり白く美しくなり、
見違える様になっていました。
町が観光客用に、一層賑やかに、
派手やかになった部分もありましたが、
それでもやはり、穏やかな、
中世の空気を伝える町に変わりはなく、
気持ちよく小路を辿り歩きました。
これは、サン・フランチェスコ教会に近い
サン・タンドレア小路のアーチの下の、水飲み場。
ちょうど夕暮れの陽が斜めに差しこみ、
時折、鳩たちも、水を飲みに。
アッシジ
http://italiashio.exblog.jp/i18/
グッビオの壁 ・ Gubbio (25x18.5)

この春に2週間ウンブリアを旅行した時は、
アッシジに拠点を置いてあちこち出かけました。
グッビオにも、ノルチャにも、スポレートにも、
スペッロにも、その様に訪れました。
ウンブリア全体が、緑豊かな農業の盛んな地域ですが、
それと共に、手工業の陶器や織物でも有名です。
陶器も町々の伝統があり、かなりの違いが見られますが、
私にはこのグッビオの陶器が、如何にもイタリアらしい
大らかさと、色とで気に入りました。
作品ごとに見ると、
日本の陶器の繊細さからは程遠いのですが、
こうしてたくさん並んだ壁は、大好き。
グッビオ ・ インジーノ山の麓、ローマ期からの町
http://italiashio.exblog.jp/5376232
ノルチャ美人 ・ Norcia (20x17)

聖ベネデットの生地、そして何にもまして、
豚肉製品で有名なノルチャ。
町の目抜き通りには、たくさんの店が立ち並び、
店先には猪の剥製が飾られ、
町の歴史から想像していたのとは、少し違いました。
が、中心広場の博物館にはやはりそれなりの
文化都市であった事をうかがわせる展示があり、
その壁のフレスコ画の中に、彼女がいました。
実際の彼女は、もっとうそぶいた顔でしたが、少し優しくここに。
ただし、どちらが良いのかは・・?!
ノルチャ ・ そして、カステルッチョ
http://italiashio.exblog.jp/5405447
アルカ・ペトラルカ にて ・ Arqua Petrarca (22x16.5)

ヴェネト平野、パドヴァから南に25Kほど、
エウガネイの丘陵地帯に、この穏やかな、
素晴らしい小さな村があります。
14世紀のイタリアの大詩人、フランチェスコ.ペトラルカが
生涯最後の地、として選んだ場所で、
彼の住んだ家が今も博物館として残ります。
かなりな急坂の続く村の中、古い教会の前庭部分、
アーチの下に射し込む早春の陽。
白い猫ちゃんが居たらよいのに、と。
ジュッジョレという、ヤシの実を漬け込んだ
ブランディが特産品で、これが大変美味しかった。
アルカ・ペトラルカ ・ 詩人の里 ・ 中世の町
http://italiashio.exblog.jp/4752528
カステルッチョ ・ Castelluccio (27x21)

ウンブリアの東南部に位置するノルチャから
カステルッチョに行くには、
標高1521mの峠を越える30キロの行程です。
運転初心者の私には、行く前には少し圧迫感がありましたが、
道路標識の → を見て、当然のように!
素晴らしい風景、
常に見るイタリアの景色とは
まるで異色の世界がありました。
緑滴る、春たけなわのウンブリアの里から、
この雪山の眺め。
まさに地の果て!
そして、山の襞の美しさに夢中になりました。
右手前の丘の向こう、山との間に
直線距離で10キロ程にもなる大平原が広がり、
晩春には大お花畑になるそう。
再訪できますように!
カステルッチョ、 そして、大平原のお花畑 その1と2
http://italiashio.exblog.jp/8554377
http://italiashio.exblog.jp/8554238
雨と霧のカステルッチョ と 大平原
http://italiashio.exblog.jp/12258660
この水彩展の時に、風景の他にも花や果物も描いていますが、
それらはまたの時に纏めて、アップいたしますね。