・ 5月の空 スコミーゴ村 8号F
住んでいる北イタリアはヴェネト州コネリアーノ市のスコミーゴ村。
3年前でしたか、コネリアーノから北西にかけての土地が、ユネスコの世界遺産
「プロセッコの丘」として認定されましたが、
33kmの行程、15コムーネにまたがる約3500ヘクタールの土地。
指定地のいわば端っこに位置するコネリアーノに含まれるスコミーゴ村で、
葡萄畑が丘の傾斜地に広がり、畝が広がる眺めをいつも惚れ惚れと。
この丘は何度か描き、勝手に「shinkaiの丘」と呼んでいますが、ははは、
このモチーフは夏の間この畑脇の道を歩く時に得たもので、既に1度小さな
サイズで描いたものの、大きく描きたい、と当初から願っていたもの。
ほんの少し、トスカーナの土地の広がりにも似たイメージもあり、
好きな土地に住めている幸せを思います。
・ 雨上がりの朝 カルページカ村 6P
週に2度5Kmほど歩きますが、家から葡萄畑の間の緩やかな上り坂の道を、
北西隣のカルページカ村の教会前まで行き、戻って来ます。
季節により、その日の天候により、いつも見える状態は変わり、
車に合う事も殆どない気に入っている道で、
途中には知り合ったワン君の歓迎付き、という、ははは。
このモチーフは、カルページカの教会前から西に見える、フォルメニーガの
丘と教会ですが、
ちょうど雨上がりの朝で、何とも素晴らしい雲の流れに出会いました。
朝出かける時に素晴らしい陽の出の色に出会えそうだとコンパクト・カメラを
持って出ますが、この時は無し。
ただ偶然にスマホがポケットにあり、ああ、良かった!と安堵、感謝で
撮ったのでしたが、家に戻って確かめると、何とも酷い写真!
というのも、私にはスマホは家の電話と同じで、毎日家に居るのでPC使用、
写真はカメラで、という事から、
本当に安いスマホを買っているからでして、はぁ。
まぁ、何も記録が無いよりはマシ、となだめつつ、実際見た時に、
真ん中の一番明るい所が明るい美しい水色だった、と記憶していたのが、
いざ水色を使うと濃く暗い色に見え、周囲の色の調整をしつつその水色が
塗れる迄には、すんなりすっきりと収まらない経過がありましたぁ。
でも最後は何とか、お陰様で。