今回の本家ブログでは、メディチ家のコジモ1世の妃、
エレオノーラ・ディ・トレドについて書いたのでしたが、
エレオノーラ・ディ・トレドについて書いたのでしたが、
あれこれ読んでいるうちに、ひょんな事から、
17歳でフィレンツェに出て来て、公爵位を継ぎ、19世紀の
イタリア統一まで続いたトスカーナ大公国の政治基礎を作った
コジモ1世・デ・メディチが、
17歳でフィレンツェに出て来て、公爵位を継ぎ、19世紀の
イタリア統一まで続いたトスカーナ大公国の政治基礎を作った
コジモ1世・デ・メディチが、
7歳頃に父が戦いでの銃弾の傷から破傷風、壊疽で亡くなり、
それ以降母親と一緒に住んでいた、という城の名が、
トレッビオ城・castello del Trebbio というのを知り、
それ以降母親と一緒に住んでいた、という城の名が、
トレッビオ城・castello del Trebbio というのを知り、
検索をかけると、なんと、かなり大きな城ではありませんか?!

今迄はいつもムジェッロ・Mugelloとのみだったのが、管轄内とはいえ、
ムジェッロで引くと、かなり山奥の方で、これは知って良かったと。
ムジェッロで引くと、かなり山奥の方で、これは知って良かったと。
地図をどうぞ。

ムジェッロに行くには、トレッビオの城の西に見えるSR302号線か、
もう1本西のSR65を、この地図では切れる上、北にかなり行きます。
もう1本西のSR65を、この地図では切れる上、北にかなり行きます。
いずれにしても、フィレンツェからトレッビオの城には20km足らずで、
30分程で行ける距離と分かりました。
30分程で行ける距離と分かりました。
ムジェッロは夏のヴァカンス地としてよく知られており、メディチ家の
要塞がある事で有名なので、すっかりそこだろうと思っていたのでした。
要塞がある事で有名なので、すっかりそこだろうと思っていたのでした。
で、今回知った事は、この一帯はパッツィ家の土地で、このトレッビオの
城が主要拠点だったそう。

所が1478年のパッツィ家の陰謀の後、城はロレンツォ・デ・メディチに
没収されたのだそうで、
没収されたのだそうで、
成程、それでメディチ家の一員であるコジモ母子が住むのを
許されていたのだろうと納得しましたが、
許されていたのだろうと納得しましたが、
はい、この城で育ったコジモが、17歳の時に、当時のフィレンツェの
政治を牛耳っていたアレッサンドロ・デ・メディチが従兄弟に暗殺され、
フィレンツェからの迎えを受け、出かけて行った、という事なのでした。
政治を牛耳っていたアレッサンドロ・デ・メディチが従兄弟に暗殺され、
フィレンツェからの迎えを受け、出かけて行った、という事なのでした。
で、コジモは生来の祖母、亡き父の闘争心の血が脈打つまま、
若く組みやすいだろうと見くびっていたフィレンツェの政治家達を
一挙に追放、メディチ家の独裁政権を立ち上げたのでした。
若く組みやすいだろうと見くびっていたフィレンツェの政治家達を
一挙に追放、メディチ家の独裁政権を立ち上げたのでした。
何となく、読んでいて、どこか織田信長を思い出し・・!
◆写真追加◆
若き日のコジモ、フィレンツェに出かけ公爵となっての19歳の肖像、
ブロンズィーノ作、を追加しますね。

パッツィ家の陰謀の37年後に生まれたコジモ、後にトスカーナ大公と
なり、19世紀のイタリア統一まで続くフィレンツェ・トスカーナの
政治基礎を作った彼が、
幼い時はここで暮らした、と思うと、ちょっとした感慨ですねぇ。
城は、後年パッツィ家に返還されたとあり、

要塞は長方形で中庭の周囲に連結されており、正面からの1つの
入り口しかなく、壁の両端に四角な塔があり、
入り口しかなく、壁の両端に四角な塔があり、

こちらが内庭。

現在の持ち主はまた別で、ワイン蔵や、ホテル、結婚式場などにも
使われている様子。





左奥にある礼拝堂の祭壇には、15世紀中頃のアンドレア・デル・
カスターニョ作の「パッツィ家の聖母」のフレスコ画がある、と。

という様な、パッツィ家の登場にも少々驚きつつの、
意外な場外登場となったのでした。
何かのチャンスがあったら、覗いて見たいような感じがしません?
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