今回のご案内は、フィレンツェのサンタ・マリーア・デル・フィオーレ聖堂の
正面に、向かい合わせにある洗礼堂、
正面に、向かい合わせにある洗礼堂、
こちらですね。

サン・ジョヴァンニ洗礼堂 ・ フィレンツェ
https://italiashinkaishi.seesaa.net/article/466187077.html
https://italiashinkaishi.seesaa.net/article/466187077.html
ここの内部壁面と天井は素晴らしい黄金背景のモザイク、で埋められて
いるのが、
いるのが、
2021年10月半ばより修復の為一般公開されていなかったのが、
1年経ち無事に修復が済み、12月20日から再度公開されているそうで。
1年経ち無事に修復が済み、12月20日から再度公開されているそうで。
ですから、この写真の様に修復の為の足場が組まれていたのも、
今はもうすっかり取り払われている訳ですね。
今はもうすっかり取り払われている訳ですね。

この閉鎖は、洗礼堂内部のドゥオモの約1200平米のモザイク復元の為に
必要だったのだそうで、
必要だったのだそうで、
予定通り、2023年1月20日、これももうすぐですが、
敷地内の建設工事が完了するという事です。
敷地内の建設工事が完了するという事です。
2017年に始まったものの、コロナ禍により何度か中断された、洗礼堂内の
8つの内壁修復を完了し、
その後にモザイク壁の修復が始まったのだそうで、これらの修復工事の費用は
サンタ・マリーア・デル・フィオーレ聖堂が全額負担する工事だったのが、
サンタ・マリーア・デル・フィオーレ聖堂が全額負担する工事だったのが、
200万ユーロを提供し、それに非営利の財団フレンズ・オブ・フローレンスが
60万ユーロを寄付したのだそうで、大変な偉業だったと。
60万ユーロを寄付したのだそうで、大変な偉業だったと。


この辺りの必要経費、多分最初の計算以上に必要だった理由についても、
下のサイト記事にあり、素晴らしい修復の様子を是非ヴィデオでご覧下さい。
フィレンツェの洗礼堂修復工事終了、モザイクには珊瑚も
Battistero di Firenze, finiti i lavori di restauro: "Nei suoi mosaici anche il corallo"
Battistero di Firenze, finiti i lavori di restauro: "Nei suoi mosaici anche il corallo"
建築とモザイクのデザイン、指導管理を担当したベアトリーチェ・
アゴスティーニ氏によると、
「ずっと担当して来ましたが、今日我々の仕事を終えたのを見て感動しました。
洗礼堂を逐一知っていますが、空っぽで、その場その場の明かりを見ていたので、
ここで働いていた全ての専門家にとって、終わりを見るのは重要でした。
洗礼堂を逐一知っていますが、空っぽで、その場その場の明かりを見ていたので、
ここで働いていた全ての専門家にとって、終わりを見るのは重要でした。
(ここで上記した、必要だった経費への言及があり)

すべの作業の中で最も困難だったのは、壁のモザイクに必要な介入の
種類を評価しなければならなかった最初の作業でした、と。
種類を評価しなければならなかった最初の作業でした、と。
つまり、以前の作業からの情報では分からなかった、現在の状況が危険に
なっており、その準備が出来ていなかった事。
なっており、その準備が出来ていなかった事。
チームの中には既に洗礼堂に取り組んでいた修復者がおり、既に装飾の劣化
が進んでいる事、
が進んでいる事、
このため、作業には大きな介入が必要な領域の為に、洗礼堂で初めて
使用された一種の専門的な技術サポートが要求され、
使用された一種の専門的な技術サポートが要求され、
この調査により、洗礼堂の壁の大理石にカステムメイドのテラコッタ・タイルを
使用し、中央の鉄ピンをハンマーで打ち、鉛溶接をする、という、
壁のモザイクに使用される完全に独創的な技術が発見されたそうで。
使用し、中央の鉄ピンをハンマーで打ち、鉛溶接をする、という、
壁のモザイクに使用される完全に独創的な技術が発見されたそうで。


そして、壁からの距離が離れている為に、モザイクで使用される全ての伝統的
技法を使用できず、つまり実際にどこでも空間があって、
タイルはモルタルで覆われていて、パテの様にみえたものの、劣化は
していなくとも一種のひび割れ状態、ガラス化していて、
様々な研究と多くのコンサルタントを必要とする複雑な作業が続き、
でも可能な限り最良の方法で終了し、
でも可能な限り最良の方法で終了し、
つまり、洗礼堂を元の美しさに戻しました。」 と。

この最後の言葉は、本当に、修復者の謙虚で、偉大な言葉ですよね。
イタリアのあちこちで見かける修復者達。
夏の暑い日、冬の寒い日も、毎日じっくりと修復を待つ作品と向かい合い、
元のオリジナルに最も近づける作業を続けておられる方々。
夏の暑い日、冬の寒い日も、毎日じっくりと修復を待つ作品と向かい合い、
元のオリジナルに最も近づける作業を続けておられる方々。
姿を見かけるたびに、凄いなぁ、偉いなぁ、立派だなぁ、と思います。
イタリアが、たくさんの世界遺産を抱え、世界中からの観光客を呼べるのも
この方々がおられるからの事で、感謝です!!
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