チキン・マレンゴ風、と検索すると、あれこれたくさん出て、
やはり日本でも有名で、大いに好かれて食べられている料理、と
分かったのでしたが、
やはり日本でも有名で、大いに好かれて食べられている料理、と
分かったのでしたが、
実はイタリアでは、「ナポレオンのポッロ・Il pollo di Napoleone」
として有名で、 というのも今回知ったのでしたが、へへ、
として有名で、 というのも今回知ったのでしたが、へへ、

もう素晴らしく蘊蓄を傾けた記事が次々で、読みながらこちらも
蘊蓄を、受け入れを傾けたくなり、ははは、
蘊蓄を、受け入れを傾けたくなり、ははは、
あれこれ知った事をご紹介いたしますね。
こちらは、辻調理師専門学校 鶏のマレンゴ風

サイトで、ナポレオンの料理人が戦場で、食材もない中で
急に作り出したチキン料理、としてご紹介がありますので、
こちらをどうぞ。
https://www.tsuji.ac.jp/hp/italy/tori/s5.htm
はい、そうなんです、単にナポレオンが好きだった、というのみでなく、
このチキン料理がナポレオンの料理人によって最初に作られた
1800年6月14日、いやその少し前からお話は始まります。
名に付くマレンゴ・Marengoというのは、イタリアはピエモンテ州の
マレンゴで、ロンバルディーア州にも近い位置にあり、
マレンゴで、ロンバルディーア州にも近い位置にあり、

ここで1800年6月13日、14日に、ナポレオン率いるフランス軍と
オーストリア軍との戦闘があり、
オーストリア軍との戦闘があり、
イタリア以外の2国がイタリアを自国の領土にするべく、イタリアの地で
戦ったわけで、 ・・・今のイタリアの近くでもやっておりますが!
戦ったわけで、 ・・・今のイタリアの近くでもやっておりますが!
この戦闘はナポレオンが敵の状況を見誤り劣勢に陥っていた所に、
ドゼー将軍が3個連隊を引き連れ敵軍の中央にまっすぐ攻め込み、
なんとか勝利につながったのを、
ドゼー将軍が3個連隊を引き連れ敵軍の中央にまっすぐ攻め込み、
なんとか勝利につながったのを、

ナポレオンは「大勝利!」と言い触らし、そう歴史に残った、という。
ですが、この戦に駆け付け、味方を勝利に導いたドゼー将軍は
お気の毒に戦死、という事で、
お気の毒に戦死、という事で、
これが、ナポレオンとドゼー将軍の絵、というのですが、こんな余裕が
あったかどうか、ですねぇ。
あったかどうか、ですねぇ。

とにかく何とか戦闘が収まり、お腹のすいたナポレオン閣下より
食事の用意を命じられたスイス人料理人デュナン・Dunand.
食事の用意を命じられたスイス人料理人デュナン・Dunand.
ここで戦場となった当時のマレンゴ周辺の様子をお話しすると、
前年1799年にロシア、オーストリア、フランス人が、そして
農民の反乱、フランスの反ジャコバン弾圧による襲撃が相次ぎ、
1799年から1800年の冬は最悪の冬だったと。
前年1799年にロシア、オーストリア、フランス人が、そして
農民の反乱、フランスの反ジャコバン弾圧による襲撃が相次ぎ、
1799年から1800年の冬は最悪の冬だったと。
荒らされ、略奪された畑、支柱も焼かれた葡萄畑、と恐ろしい飢餓
について歴史家は語っているそうで、
について歴史家は語っているそうで、
続いての1800年6月の戦闘!!
その辺りにある物を探しだし、何とか食事を作らないと!
農家から、放し飼いの鶏が盗まれ、近所の農家の台所も探しまわり、
他には押収した台所にあるものを、
油、粉、白ワイン、川エビ・ザリガニ、トマト、いくつかの卵、
古いパン、コニャック、塩、胡椒。
6月のトマトが赤く熟れていたか、が、これを書きながら疑問に。
油、については、ピエモンテでは、リグーリア州から持ち込まれる
オリーヴ油よりも、葡萄の種を圧搾したグレープ・シード・オイルが
多く使われた、というのですが、この辺りもなんとも・・。
オリーヴ油よりも、葡萄の種を圧搾したグレープ・シード・オイルが
多く使われた、というのですが、この辺りもなんとも・・。
以前プロセッコの葡萄の搾りかすから作るグラッパ酒工場見学に
行った時、この葡萄の種を日本がたくさん買ってるよ、と教えて貰い、
驚いた事がありましたが、
グラッパ酒の蒸留所見学 ・ アンドレーア・ダ・ポンテ
https://italiashinkaishi.seesaa.net/article/467230336.html
https://italiashinkaishi.seesaa.net/article/467230336.html
とにかく臨機応変に、目前にある物を眺めデュナンの頭に閃いた一皿、
応急の一皿は、
放し飼いされていた鶏を切り、油を入れた鍋で焦げ目をつけ、
トマトを入れ、白ワインで調理。
トーストしたパンとザリガニ・川エビを別々に揚げ、
鶏肉と一緒に、目玉焼きを載せたザリガニとパンを添え、サーヴィスを。
トマトを入れ、白ワインで調理。
トーストしたパンとザリガニ・川エビを別々に揚げ、
鶏肉と一緒に、目玉焼きを載せたザリガニとパンを添え、サーヴィスを。
という質素な材料で、非常にシンプルでイタリア風な一皿でしたが、
ナポレオン閣下は大変満足で、お気に入りの一皿となった、という
「チキン・アッラ・マレンゴ、ナポレオンのチキンの誕生」秘話なのでしたぁ。
「チキン・アッラ・マレンゴ、ナポレオンのチキンの誕生」秘話なのでしたぁ。
ナポレオンはその後もお気に入りとなった「チキン・アッラ・マレンゴ」
を注文し、
当時の食材の貧しさを何とか補いたいデュナンは、茸やら様々に
食材を加え作るのが、ナポレオンには気に入らず、
当時のままの「チキン・アッラ・マレンゴ」を作れ、と命じたと。
当時の食材の貧しさを何とか補いたいデュナンは、茸やら様々に
食材を加え作るのが、ナポレオンには気に入らず、
当時のままの「チキン・アッラ・マレンゴ」を作れ、と命じたと。
現在、「チキン・マレンゴ」の話を読み、高級レストランのメニューに
見つけ注文したり、またお家でレシピを見て作られると、
こんな風に、ザリガニどころか、立派なエビに変身したり、茸が入ったり、


家庭風なたっぷりの一品となったり、でしょうが、

今回あれこれサイトで眺め、読み、これが1800年の6月の戦場で
ナポレオンが食べたチキンに一番近かったのではないか、
と思ったのがこちら。
ナポレオンが食べたチキンに一番近かったのではないか、
と思ったのがこちら。

Pollo alla Marengo Una ricetta storica
HTTP://WWW.MELAGRANATA.IT/2010/INDICE/SECONDI-DI-CARNE/POLLO/POLLO-ALLA-MARENGO/
に載っていた、カルロ・オリーゴ・Carlo Origoというお医者様のレシピで、
美食家で素晴らしい料理人、アレクサンドリア病院の優秀な小児整形外科医
で、可能な限りアフリカでボランティアをされている、という方!で、
美食家で素晴らしい料理人、アレクサンドリア病院の優秀な小児整形外科医
で、可能な限りアフリカでボランティアをされている、という方!で、
チキン・アッラ・マレンゴの美食コンテストで受賞されたレシピだそうです。
アレクサンドリア、というのは、マレンゴのある街で、こんなコンテストも
あるのですね、納得。
あるのですね、納得。
という事で、最後にそのレシピを皆さんにも。
食材
・ 1 放し飼いの地鶏、若くて柔らかい (1000-1200g)
・ 塩、黒コショウ
・ オリーヴ油 evo
・ 3~4 赤いトマト
・ 2片 ニンニク
・ 白ワイン
・ 肉エキス
・ 川エビ 1ダース
・ ブロード、コニャック、あれば
・ 3 卵
・ 小麦粉 大S 半分
・ 牛乳 大S 2
・ 自家製パン 6~7枚
・ パセリ
・ 1 放し飼いの地鶏、若くて柔らかい (1000-1200g)
・ 塩、黒コショウ
・ オリーヴ油 evo
・ 3~4 赤いトマト
・ 2片 ニンニク
・ 白ワイン
・ 肉エキス
・ 川エビ 1ダース
・ ブロード、コニャック、あれば
・ 3 卵
・ 小麦粉 大S 半分
・ 牛乳 大S 2
・ 自家製パン 6~7枚
・ パセリ
作り方
・ 鶏肉を火にかけ(羽を焼くためと)洗って乾かし、細かく切り、
塩こしょうを
・ 大きなソースパンまたはパンで、熱くしたオリーブ・オイルで、切った鶏を
一度に数個ずつ、注意深く焼き色を付ける
・ 鶏の皮に均一な焼き色がついたら、鶏肉を鍋から取り出し脇に置きます
・ 殆どすべての油を捨て、鍋を脂っこいままに、トマトを、洗い、皮をむき、
種を取り、細かく切ったのを加え
・ トマトと一緒に、みじん切りしたにんにくを2片加える
・ ニンニクは焦げ目をつけず、その風味でレシピを特徴づける必要があり
・ グラス1杯白ワインとほのかな肉エキスを加え
・ ソースにとろみがつくまで調理し
・ チキンを入れ、調理する
・ 鶏肉を火にかけ(羽を焼くためと)洗って乾かし、細かく切り、
塩こしょうを
・ 大きなソースパンまたはパンで、熱くしたオリーブ・オイルで、切った鶏を
一度に数個ずつ、注意深く焼き色を付ける
・ 鶏の皮に均一な焼き色がついたら、鶏肉を鍋から取り出し脇に置きます
・ 殆どすべての油を捨て、鍋を脂っこいままに、トマトを、洗い、皮をむき、
種を取り、細かく切ったのを加え
・ トマトと一緒に、みじん切りしたにんにくを2片加える
・ ニンニクは焦げ目をつけず、その風味でレシピを特徴づける必要があり
・ グラス1杯白ワインとほのかな肉エキスを加え
・ ソースにとろみがつくまで調理し
・ チキンを入れ、調理する
・ 川エビは、白ワインまたはブロードで、スプーン1杯のコニャックと
一緒に茹でる
・ 卵3個、塩、小麦粉、少量の牛乳で6~7個のクレープを作り、
その間にパンのスライスを揚げる
・ ポッロ・アッラ・マレンゴは上げたパンのクルトンの上に、
卵のロール・クレープをのせ、
・ 中央にはたっぷりのソースを絡めた鶏肉がエビを添え、
その上からパセリのみじん切りをふりかけます。
という事で、大きな戦闘の勝利の後、傍らに生まれた、
チキン・アッラ・マレンゴ、 ナポレオンのチキン のお話でした。
チキン・アッラ・マレンゴ、 ナポレオンのチキン のお話でした。

料理大好きな方、ナポレオンがお好きな方、是非お試しを!
*****
「追記」です
広島の絵の友人、ミノヨシコさんが、奈良県宇陀市にて、
10月22日、23日 宇陀の文化財町家にて 版画「小品展」を開催されます。




絵本「ゲレンデのいちにち」の出版記念も兼ねており、
どうぞ秋の良き一日、お出かけ、ご鑑賞下さる様お願い申し上げます。
また宇陀の松山華小路では、特産のダリアの球根市も開催されるとの事で、
是非宇陀の古き良き町の散策も兼ね、お出かけをお待ちしております。


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