新しくトスカーナの古い壁を描き始めておりますので、見てやって下さい。
モンテリッジョーニの古い壁 トスカーナ 41x28cm 6号P

ペンでの下描き、墨入れ、水彩での地色入れ、そして色鉛筆での描きこみが
少し始まっている所ですが、
実はこの絵のモチーフは既に1度描いており、今回が2度目の挑戦、
という訳です。
という訳です。
勿論好きなモチーフでもあるからですが、以前に描いたのが2013年、
ブログを2017年に引っ越した時に、古い絵の途中経過等の写真、
記事はブログに再掲せずで、
古いブログに載せた途中経過の写真のみが残っています。
記事はブログに再掲せずで、
古いブログに載せた途中経過の写真のみが残っています。
この絵にはたくさんの思い出、描けずに、本当に苦しんだ思い出、
それに対して我が師の二木さんがあれこれと教えて下さった事!
でも、それが自分の手を通しては描けずで悩んだ事!
それに対して我が師の二木さんがあれこれと教えて下さった事!
でも、それが自分の手を通しては描けずで悩んだ事!
例えば、最初のうちはせっせと描きこんでいくので大丈夫なのですが、
それが仕上げに近づいて来ると、
どの様に仕上げるか、それにはどう描く、というのが分からなくなり!
それが仕上げに近づいて来ると、
どの様に仕上げるか、それにはどう描く、というのが分からなくなり!
師に、一つ一つの石を描くのではなく、一面の壁としての繋がりが
欠けている、と言われると、
欠けている、と言われると、
はぁ、ではどう描けば、一面の壁になるんねぇ、と。
頂いたメールを印刷し、手元に置き、悩みながら読んだ思い出!!
その印刷したメールがフォルダから出て来て笑いましたが、ははは、
そんなこんなの思い出がびっしり詰まった、恨みと、きゃは、
思い出の壁を改めて描き始めたのでした。
思い出の壁を改めて描き始めたのでした。
最初に描いたのは、2008年夏に行った時の写真からで、
今回は2014年9月の物ですが、
モンテリッジョーニも観光客の洗礼を受け、かなり変わっており、
この家の壁も洗礼を受けたか、以前はやっと壁の修復が済んだ所、
という印象だったのが、
という印象だったのが、
今回は右の窓には鉢植えが置かれ、左側の壁の前に背の高い植木、
一番右の、絵の中では隣の壁の前にも背の高い植木があり、
一番右の、絵の中では隣の壁の前にも背の高い植木があり、
あれこれ考えた末に、両脇の背の高い植木は無しにし、
右の窓の花の咲いた鉢と、左側の地面の、後の壁の中には
水道栓が通っている様子で、小さな緑が見えており、
この緑と、中央の両開きの扉には、金ぴかの小さな錠が付いたのが、
今この古い壁の奥が使われている、生きている証拠、と描く事に!
さて、今後がどうなりますか、
9年ぶりの再挑戦がどの様に進みますか、ははは、頑張りま~す!
9年ぶりの再挑戦がどの様に進みますか、ははは、頑張りま~す!
*****
今日の第2部 古典絵画の技法を求め
今回の本家ブログでは、「パリに住む、古典絵画の複製家
アンドレア・ドゥルーア」という女性をご案内しましたが、
アンドレア・ドゥルーア」という女性をご案内しましたが、
彼女が自分の工房以外にアトリエを持ち、そこで古典絵画の
複製、また描画方法を教えているのに使っている、
複製、また描画方法を教えているのに使っている、
古い製法で作られた材料と技術を求めて、の記事があり、
http://www.andrea-dlouha.fr/177282900
http://www.andrea-dlouha.fr/177282900
興味深い事ので、この部分はこちらでご案内する事に。

「アトリエで使用する材料は、古い製品を再生造出来る様に選択
していて、(繋ぎ、媒体等)毒性が強すぎる、不安定、また今日では
見つからない幾つかの使用を除き、
していて、(繋ぎ、媒体等)毒性が強すぎる、不安定、また今日では
見つからない幾つかの使用を除き、
時間の中でレシピが失われていく少し古い処方で、古く、少量の物も
再構成するのが可能で、
これらは実際に複製に取り掛かる前に行われる作業の一部で、
とりわけ興味深い物」と。
とりわけ興味深い物」と。
古い芸術作品を実際に再現するには、画家が使用した素材を特定する
だけでなく、画家の本来の取り掛かり具合を知る必要があり、
その各ステップには、存在する意味と理由があり、材料の選択とそれらの
使用方法を組み合わせて、最終的な作業の品質を実現します。
使用方法を組み合わせて、最終的な作業の品質を実現します。
と共に、この取り掛かりは元の絵画と同様に、作品保存の品質も保証
するもので、
するもので、
かっての画家と同様にするにはいつくかの異なる段階に分けられ、
基底・木の板、キャンバスの準備、印刷、デッサン、釉薬の可能性、
描画の段階・グリザイユ等。
基底・木の板、キャンバスの準備、印刷、デッサン、釉薬の可能性、
描画の段階・グリザイユ等。
複製の実現は同じ道を辿るので、必要な時間が掛り、
段階ごとの乾燥時間を数えず、数百時間の仕事が必要です。
段階ごとの乾燥時間を数えず、数百時間の仕事が必要です。

16世紀末まで使われた木の板の下地作りは、白亜材・漆喰と
皮用の膠の混合物を混ぜたものを10層かさね、
必要に応じて研磨処理した、昔ながらの方法で準備を。
キャンバスはいつも麻布を使用し、作業に応じて織りの細かさを
選択。 次に糊付けをし、ジェッソ・石膏を上塗りし、研磨し、
下塗りの前に木枠に貼る。
選択。 次に糊付けをし、ジェッソ・石膏を上塗りし、研磨し、
下塗りの前に木枠に貼る。

油絵具を作る為に、アトリエで粉砕された絵具と顔料は、
その品質と信頼度で選ばれており、
仕様前に直接に準備されます。
その品質と信頼度で選ばれており、
仕様前に直接に準備されます。

媒体・油は、絵の特性を変え、輝き、またはくすみ、透明性、または
厚塗りをもたらすために使用され、
厚塗りをもたらすために使用され、
それぞれの複製画について、オリジナルに使用されたものに出来るだけ近い
物を準備する事が重要。
物を準備する事が重要。
元々の構成を示す言葉は俗語であることが多く、作品の出所、
イタリア、または北の国、だけでなく、時代や画家によっても異なり、
イタリア、または北の国、だけでなく、時代や画家によっても異なり、
時に2時間程も熱に掛けて作る油もあるとか。
昔テンペラ画を描く下塗りに、木の板に膠で溶いた漆喰を
塗って準備したり、 これは板の両面に塗り、反りを防ぎ、
またフレスコ画を描くのに、準備した木枠の下塗りの上に、
薄く上塗りを塗り、用意した下描きの要所要所に穴を開け、
上からタンポンで色を叩き塗り、
薄く上塗りを塗り、用意した下描きの要所要所に穴を開け、
上からタンポンで色を叩き塗り、
さてと、下図をのけた所、一面に黒ゴマが散らばっている状態で!
その点々を繋げ、下図にする迄の長かった事、消耗した事を思い出し!
その上から色を塗るのに、粉絵具を水で溶いたものを使うのが、
粉絵具は今も手元に残っていますが、
粉絵具は今も手元に残っていますが、
フレスコ・新鮮な、という言葉通り、下塗りが乾くまでは水溶きの
粉絵具がしみこむのですが、一旦乾くともうアウト、まるで吸い込まず!
粉絵具がしみこむのですが、一旦乾くともうアウト、まるで吸い込まず!
そんなこんなの手作業を思い出し、懐かしくなりました。
材料や手順の様子はいつも楽しみですが、
皆様にも、本家ブログの彼女の仕事も見て頂き、想像し、
楽しんでいただけます様に!!
皆様にも、本家ブログの彼女の仕事も見て頂き、想像し、
楽しんでいただけます様に!!
*****
ブログご訪問、有難うございます!
見たよ! の応援クリックも宜しくお願い致しま~す!
見たよ! の応援クリックも宜しくお願い致しま~す!

*****
コメントの書き込みについてのお願い。
ブログの記事下に、「コメントを書く」が出ていない時は、
上か右の、記事タイトルをクリックして頂けると
記事の一番下に「コメントを書く」が出ますので、よろしくお願いいたします。
非公開コメントをご希望の場合は、非公開で、と書いて頂くと、
コメント承認制ですので、保留にし、お返事だけさせて頂きます。
をアップしています。 ご訪問、よろしくどうぞ!
上か右の、記事タイトルをクリックして頂けると
記事の一番下に「コメントを書く」が出ますので、よろしくお願いいたします。
非公開コメントをご希望の場合は、非公開で、と書いて頂くと、
コメント承認制ですので、保留にし、お返事だけさせて頂きます。
をアップしています。 ご訪問、よろしくどうぞ!
この記事へのコメント