トスカーナのアレッツォ、の坂道の途中経過を見てやって下さい。
ピアッジャ・サン・マルティーノ通り・アレッツォ 42x29,5cm 6号P大
はい、漸くに色が少し入って来て、形もかなり明確に見えて来た所と。
壁の古さもさることながら、中央の扉の丸いアーチの石の
すり減り具合もとりわけ左側がほぼ半分の厚みになっており、
坂道の古さ、敷石の古さも相当なもの!
すり減り具合もとりわけ左側がほぼ半分の厚みになっており、
坂道の古さ、敷石の古さも相当なもの!
敷石の形を一つ一つ眺めつつ形を取って行くと、
敷石にはどの町も村も、歩く時滑らぬ様、とりわけ坂道は
筋がしっかり彫られているのが、
敷石にはどの町も村も、歩く時滑らぬ様、とりわけ坂道は
筋がしっかり彫られているのが、
この坂道のは殆どすり減り、敷石がツルツルにすり減っているのですね。
この道を左に下っていくと、いわばアレッツォの中央広場に出る道で、
そんな事からも、今は殆ど人通りもないような通りの、
かっての繁栄時の通行人、荷車の行き来も想像したのでした。
そんな事からも、今は殆ど人通りもないような通りの、
かっての繁栄時の通行人、荷車の行き来も想像したのでした。
2つの扉の間の壁も、かなり剥げ落ちていて、描きこみ始めたものの、
余り、特別に目立つようにはしたくないなぁ、という想いもあり、
それらを多少消しながら、壁の厚みを描きたいと思っています。
粘りま~す。
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今日の第2部 ヴェネツィア18世紀 つけボクロ 製造所と意味と
と言うと、何か3題話のタイトルみたいですが、はは、
今回の本家では「ル・シャルトレーヌ」なる、とりわけ19世紀に流行した
日常小物をご紹介しましたので、
と言うと、何か3題話のタイトルみたいですが、はは、
今回の本家では「ル・シャルトレーヌ」なる、とりわけ19世紀に流行した
日常小物をご紹介しましたので、
こちらでは、18世紀ヴェネツィアの貴族女性の間で大流行したという、
「つけボクロ」について、その製造所があった場所、
通りの名が「小蠅小路」という、はは、そんなあれこれをご紹介です。
「つけボクロ」について、その製造所があった場所、
通りの名が「小蠅小路」という、はは、そんなあれこれをご紹介です。
まず「小蠅小路・カッレ・デ・ラ・モスケッテ」はどこにあるか、ですが、

リアルト橋から東に、サン・ジョヴァンニ・エ・パオロ聖堂、並びに病院の
ある近くですが、この辺りにはまだ行った事が無いと。
ある近くですが、この辺りにはまだ行った事が無いと。
もう1つ、ヴェネツィアのサンタ・ルチーア駅から南西に入っていくと、
「蠅広場・カンポ・モスカ」という広場があり、
「蠅広場・カンポ・モスカ」という広場があり、
そこも同様にかって「つけボクロ」の製造所があったそうで!
そうなんですね、ヴェネツィアでは「つけボクロ」を「蠅・モスカ」
「小蠅・モスケッテ」と呼びならわしていたので、その名がついたのですと。
「小蠅・モスケッテ」と呼びならわしていたので、その名がついたのですと。
つまり、ぽちっとどこかに止まる蠅の姿に似ているというのですが、
かたや、つける位置によって、それぞれ意味を持ち、
「誘惑」の言葉代わりでもあった「つけボクロ」。


それを「蠅」と片付けるヴェネツィア人の、はは、遊ぶ貴族階級に向ける
意地の悪い目も感じられて愉快でしょう?!
意地の悪い目も感じられて愉快でしょう?!
18世紀のヴェネツィアは、地中海貿易も、共和国自体も衰退し始め、
遂には世紀末にナポレオンにより崩壊する一歩手前。
遂には世紀末にナポレオンにより崩壊する一歩手前。
それで猶更に、退廃の香りが満ち満ちた街だった様子で、
ヴェネツィアの貴族女性、だけだったとは到底思えませんが、
女性たちに、そして男性たちにも「つけボクロ」が大もてだったのだそうで。
「蠅」と呼ばれながら、形はあれこれ種類があった様子で、
一番のクラッシックは「ハート」で、「三ヶ月」や「星」もあり、
お遊びの悪戯が殆どで、でもつける場所についてはしっかり意味があり、
口の端、下唇に付けると、喜び、楽しみを表現し、
もし口の傍に付けられると「殺し屋」と呼ばれたそうで、ははは。
もし口の傍に付けられると「殺し屋」と呼ばれたそうで、ははは。
「蠅」が口の角にあると「求愛」で、下唇だと「チベッタ・梟の意で、
浮気女、誘いをかける意味になり、
浮気女、誘いをかける意味になり、
喉に付けると親切、慇懃、
鼻に付けると、「蠅」どころか、厚かましい、ずうずうしい、となり、
目の角になると、情熱を現し、
同じ目の角でも、引き離してつけると、抵抗できない、逆らえない、
額の中央だと、威厳に満ち、荘厳である、と伝え、
つまり、単に求愛、誘惑のみならず、意を伝えて来た相手に
答える意味も含めていたようですね。
答える意味も含めていたようですね。
確かにこの様なつけボクロであると、なかなかに魅力的でもありますが、


こう迄数つけると、顔のアラ隠し丸見えで、お笑いになると思いません?!

はぁ、ヴェネツィアではこうは付けなかったでしょうねぇ、
何の意味か分からなくなりますけんね、ははは。
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