・ 絵はパスし、  ヴェネツィアの街を高潮から救う「モゼ」のお話を

今日は下描きを始めている絵はパスさせて頂き、

先週の土曜3日、ヴェネツィアの街を高潮から護ったモゼ・Mose
可動式の水門についてのお話を。

皆さんにもご存知の方が多いと思いますが、昨年11月にはヴェネツィアは
高潮に襲われ、街中水に浸かるという大災害を経験しましたが、

ヴェネツィアの高潮、 サン・マルコ聖堂、被害の様子
https://www.italiashiho.site/archives/20191121-1.html

その時はこのモゼは工事中で作動せず、早く稼働できる様願ったのでしたが、

この3日、遂に初めて稼働する様子を見せ、大成功、ヴェネツィアのラグーナ内の
水位は70cmで停まり、サン・マルコ広場も雨で濡れたのみ、という映像が
ニュースで流れました。

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「モゼ」の名の由来は、その昔のハリウッド映画「十戒」に登場の、
チャールトン・ヘストン演じた所の、「紅海」の海を分け、脱出するユダヤ人を救った、
「モゼ」に由来しますが、

モゼの役割はアドリア海側からの高潮を、リド島の東、南に下ってマラモッコ島で、
そして一番南端のキオッジャの位置で食い止め、ヴェネツィア湾内には入り込まぬ様
留める事で、

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今回は一番北にあるリド島への入り口で、水門が上がり、高潮を止めたのですね。



水門はこんな風に海中に設置され、

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稼働されると、こんな風に起き上がり、

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リド島への海水入り口を閉じた、という訳です。  おお、美しい眺め!

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ニュースで聞いた時も、あれ、起き上がるのにそんなに時間がかかるの?と
思ったのですが、実際あれこれ読んでみると1時間17分かかり、
記事によると1時間37分というのもあり、78の水門が起き上がったと。


とにかくモゼの建設の話は1992年に始まり、3年内に完成、というのが、
工事に取り掛かるのが遅れ、2003年から始まり、その時の完成予定は2016年。

で、最初の水門が上がる様子が見れたのが2013年10月12日。
この時のニュースはよく覚えておりますが、

その後は汚職、賄賂のニュースが続き、逮捕者35名、取り調べ100名という数で、
2018年まで工事中止に。

という事で、漸くに工事開始から17年目にしてモゼが稼働に成功する様子を
見れた、という事なのですが、休止期間の弊害もあり、
現在は2021年内に完成予定も確かではない様子。

今回の稼働でも、再度海に潜るのを嫌がった、はは、水門がいくつかあったとか、

工事費が莫大な事、完成してもその維持費が100000000エウロ、1億エウロ?
掛かるのだそうで!

いずれにしても、こうして実際に稼働し、サン・マルコ広場が渇いている、という
映像は希望を齎しますよね?!



が、翌々日5日には、最低水位130cmに達しない98cmというので、
モゼは稼働させずのままで、サン・マルコ広場はこんな様子に!

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まぁ、長靴の中程までですから歩くには特に支障はないでしょうが、
サン・マルコ聖堂内は大丈夫だったんだろうか、と気になります。

稼働費用が高くつき過ぎるので、ある程度の水位以下は止めておく、というのなら、
少し哀しいではありませんかぁ!

がまぁ、とにかく、モゼが機能する、というのが見れたので、今の所は満足し、
とにかく工事が終えるのを待つ事に致しましょう!!

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