・ ペンギンが、8000kmの彼方から、毎年会いに来る!

今日はちょっと信じられないような動物、ペンギンのお話を見つけたので、
命を助けてくれた人に、毎年8000kmを泳いで会いに来る、という、
楽しく、ちょっと感動でもあるお話をご紹介しますね。

動物と人間との心温まるお話、彼らが親密感を見せてくれるお話は
たくさん聞きもし見もしますが、それでも間に8000kもの海が挟まるとね、
shinkaiなど単純に、わぁ~お!と思いますもの。

という事でお話は2011年に始まります。
ブラジルの海岸近くに住む71歳のジョアン・ペレイラ・デ・ソウザ・
Joao Pereira de Souza、元左官の年金者が海岸で、原油まみれになり
瀕死の状態の、まだ子供のマゼラン・ペンギンを見つけます。

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で、即海岸沿いにある自分の小さな家に持って帰り、手当てをし、
食べさせ、面倒を見たのですね。

そんな面倒見が11か月続き、ディンディン・DinDimという名も付けられた
ペンギンは徐々に回復し、元気になり成長し、2人の間に特別な関係が育ち、
いつも一緒にいるようになったのですが、
ジョアンはディンディンが海に慣れるように、長い海水浴をしながら過ごす様に。



マゼラン・ペンギンというので調べると、
体長約70cm、体重約3.8kgでペンギンの中では中型という事で、

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繁殖地は、南アメリカの最南端アルゼンチンのガラパゴス島辺りだそうで、

マゼランペンギン分布@it.jpg

そうですねぇ、そうなるとブラジルのどこに住んでいるのか知りませんが、
8000kの距離というのも頷けます。



そうして過ごしていたある朝、ディンディンの姿が消え、ジョアンは探しますが
見つからず、友人達も「自然界の呼び声」を聞いたんだろう、
お前は出来るだけの事をしたんだ、と慰めたのだそう。

そして何か月か過ぎた2月の事、ジョアンは朝、遠くからのペンギンの鳴き声を
聞き、夢を見ていると思ったのが、だんだん声が大きくなり、
遂に家の戸口でディンディンが呼ぶ声が! そう戻って来たのです!

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村中で評判になり、TVの取材や新聞の取材も受け、ニュースが世界中に。

そして毎年2月になるとディンディンはジョアンに会いに来て、何か月か過ごし、
そして戻って行くのだそう。

Youtubeで話しているのを見ると、4月から11月まで過ごす、と言ってるので、
ガラパゴスが冬の寒い間の避寒を兼ねて会いに来るのかも!

動物行動学の権威もこの話に大変興味を持ち、この2人の不思議な関係を
調べたそうで、それによるとディンディンはジョアンを同一種族と認め、
親戚関係となっているのであろうといい、

ペンギンは生涯一夫一婦制だそうで、その愛情関係は大変強いのだそうで!


ジョアン自身が言うには、自分の子供の1人みたいに感じるし、多分彼もそうだろう、
自分を愛していると思う。 自分を見ると犬の様に尻尾を振るし、喜んで歌うし、
呼ぶとやって来る、と。

他の人にはなつかず、触ろうとでも寄って来ると、嘴で突くのだそう、ははは。

4-Cattura.jpg



この記事がいつのか分からないのですが、
ジョアンもディンディンも元気で、この愛情、友情関係が続いていると良いですねぇ!

人間同士の関係も勿論ですけど、違う種族の動物が見せてくれる信頼の気持ち、
友情の印には時に心が熱くなることがありますものね。

Youtubeはこちらで見れます。
https://youtu.be/FhUxmecQXvw


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