・ 紫陽花 の描き始めと、 サルデーニャ島の名物、伝統土地料理 10品

季節外れの紫陽花を描き始めていますので、見てやって下さい。

晩秋の朝 なごりの紫陽花   26,5x19,5cm  3号P

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紫陽花の花は日本では梅雨時に咲く、しっとりした美しい花ですが、
半ば枯れかけた時の色もなかなか美しいですよね?

こちらイタリアは梅雨が無いので、紫陽花はずっと夏も咲き続け、
見つけたこれは葉の色は紅葉し、残った小さな白い紫陽花で、隣に見える
大きく咲き誇った花は既に半分乾燥した花となり、
晩秋の11月の半ば、朝日の中で煌いておりました。

緑だけの紫陽花の葉ではなく、色味があり、花も色味が残り、
その分白い小さな花の固まりが可愛くて描き始めたのでしたが、

葉の葉脈と色の関係に悩まされ、ははは、漸くに葉の色が2枚だけ見えて来た
所で、今回は時間切れとなりましたぁ。

描き始める前は、光と影の強さが気に入っていたのですが、
さて、ここまで描いてきて気が付いたのは、四方に広がる葉の隙間の影の濃さを
どうするか、という事で・・! 

まぁ、とにかく今の所、すべての下描きの色を入れてから考えよう、と、へへ、
いつもの通りの、後先を考えずの描き始めで・・!


そうそう、これはつい先日新しく見つけた隣のヴィットリオ・ヴェネトの小さな画材店で
買った、ファブリアーノのコットン紙のブロックで、シボが細かく、紙が硬いので、
shinkaiには使い勝手が良さそうなのを発見です。

他にアルシュの紙もあり、今まで使った事が無いので買って見ましたが、
これはブロックではなく、パネルに張らなければなりません。 
紙質が少し柔らかそうでもあり、描いてみないと分かりませんが、少し気になって。

で、紙張り用のテープも売っているのを発見! 日本の様に白い紙テープではなく、
茶色の薄いハトロン紙みたいなのに、幅4cm、糊が付いていて、1mが1エウロ!

上手く紙が張れるかどうか、試しに買ってみましたが、コネリアーノには用足しの
店が無いので有難く、ペン先やバラ売りの色鉛筆も何本か買い込み、

こういうのはとても嬉しく、やれ、描くぞ!という気に、ははは、なっていま~す。


*****

今日の第2部   サルデーニャ島の名物、伝統の土地料理 10品

本家ブログの方では、サルデーニャ島の一番美しい海、について取り上げましたが、
それに連れ、こちらでもサルデーニャ島の伝統の美味しい土地料理を10品を。
サイトはこちら、i 10 migliori piatti sardi です。

発音はこれで良いのかな、と思うのは、グーグル翻訳のサイトでお世話になり、はは、

1. 海の幸とサフランのフレーゴラ・Fregola con frutti di mare e zafferano

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フレーゴラ、というのはパンくずの事だそうですが、つまりその名で呼ばれる
サルデーニャの特産のパスタで、粗びきの硬質小麦粉で作った小さな玉状のものと。

このフレーゴラのパスタはいろいろな料理法があるものの、一番美味しいのは海の幸、
二枚貝やエビ、写真にはイカも見えますが、ブロードにサフランをくわえた物。

イタリアのサフランがサルデーニャの重要産物である事はあまり知られていないが、
そうなんだそうで、11月に紫色の可憐な花を咲かせる素晴らしい風景も見れるそうで、

見つけたサイトはサルデーニャの北にあるサッサリ・Sassariの近郊プロアーゲ・
Ploagheのサフラン農家の物なのでした。



2. ズッパ・ガッルレーゼ・Zuppa gallurese

2-zuppa_gallurese.jpeg

ズッパというと、汁、スープを指しますが、ズッパ・イングレーゼという
たっぷりリキュールを吸い込んだドルチェもある様に、これも写真に見える様に
スープではなく、

ガッルーナ地域・サルデーニャ北東の素晴らしい海、浜を持つ地域の物なんだそう。

肉のブロードをたっぷり使ったラザーニャ、とでもいうか、土地によって様々なパンを
使うそうですが、パンを何層にも重ね、チーズと羊のブロードを混ぜ、
オーブンで焼いたもの。



3. 子豚のロースト、または「ポルケッドゥ」・Porcetto arrosto o “porcheddu”

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多分サルデーニャの料理で一番有名な物で、まだ乳児の子豚、4k~最大6kまでの
子豚をそのまま、ギンバイカの葉の上に乗せ、弱火でローストしたもの。
出来上がりにはコルクの板のお盆に載せ、サーヴィスされる。



4. ウニのスパゲッティ・Spaghetti con i ricci di mare

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海の幸のお好きな人は、これには狂喜するに違いない、
はい、そう、見ただけでshinkaiは、きゃ、美味しそう!!と、ははは。

11月から4月にかけてウニが解禁になる時が最高で、勿論他の季節はウニ漁は禁止で、
解禁の季節も漁師はそれぞれに漁の数が定められているのだそうで。

この一品を味わうに最高の土地は、カステルサルド・Castelsardoか、
サンタ・テレーザ・ディ・ガッルーダ・Santa Teresa di Galluraをお勧めする。


で、ウニの強い味わいによりよく合うワインは、カノナウ・ディ・サルデーニャ・
canonau di Sardegnaと。



5. ラ・ボッタルガ・La bottarga

5-bottarga.jpeg

ボッタルガは素晴らしく美味しいサルデーニャの味として有名な品の一つで、
サルデーニャ島の西海岸にある小さな町のカブラス・Cabrasが発祥の地。

ボラの卵を干したもので、ほら、日本のカラスミと同じで、ねっとりとした美味しさで、
小さく薄く切ってアンティパストとしたり、削ってリングイーネやスパゲッティの
パスタにからめて食べる。

はい、こちらでは粉にして小瓶に入っている物と、写真の様に干したままの物と
両方売っていますが、それはもう干した姿の方が断然美味しく、
shinkaiは自分へのご褒美みたいに、薄く切ってちびちびと、陶然と味わいます。



6. クールルジョネス・Culurgiones

6-culurgiones.jpeg

これはグーグル翻訳で発音を何度も聞き、クールルジョネスと聞こえたので。

これはサルデーニャのプリモ・ピアットで、サルデーニャでは一番野性味の強い
ヌオーラの近く中部東に位置するオリアストゥラ・Ogliastra県からの物で、

ジャガイモを茹で潰したものにミントで味付けしたものを包んだニョッキ・お団子の
一種で、家庭で作り、トマト・ソースか、バターとサルビアで食べる。



7. タコのサラダ・Insalata di polpo

7-insalata_di_polpo.jpeg

これはアンティ・パスト・前菜として食され、土地のタコ、それも少し小さめのタコが、
こちらの方が柔らかいく味が良いので使われる。

一緒にジャガイモの茹でた物と、セロリ、そしてオリーヴ・オイル、レモン、ニンニク、
パセリで味付けしてサーヴィスされる。



8. 子羊とカルチョーフィ・L’agnello con i carciofi

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子羊とカルチョーフィ(アーティチョーク)は、サルデーニャの伝統料理で、
復活祭の時期の料理でもある。

サルデーニャでは割と手軽に新鮮な子羊の肉が、カルチョーフィが手に入るので、
新鮮さは保証され、この2つの食材は味が大変豪華なものとなる。

肉はまずこんがりと炒められ、そして1時間ほど煮込み、カルチョーフィが加えられる。
この料理には、ヴェルナッチャ・サルダ・Vernaccia sardaのワインを合わすのをお勧め。



9. ロブスター(イセ海老)のカタラーナ風・L’aragosta alla catalana

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これはアルゲーロ・Alghero、サルデーニャの北西岸に位置する町、の特産料理で、
勿論このアルゲーロの海で採られる高価な物で、
茹でた後、新鮮なトマトと玉ねぎとで、サラダにしてサーヴィスされる。

白ワインのヴェルメンティーノ・ディ・サルデーニャ・Vermentino di Sardegnaの
様なワインを合わせる事をお勧めする。



10. レ・セアダス・Le Seadas

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サルデーニャ語ではセアダ・seadaと呼ばれる伝統的なお菓子で、粗びき硬質小麦粉
とラードで作られたパスタ・ヴィオラーダ・violada、またはviolataに、レモンで
味付けされたチーズを詰め、揚げたもの。

大体はヤギのチーズであるペコリーノの新鮮なものを使い、熱い蜂蜜か砂糖を
かけるが、蜂蜜はオレンジの花の蜂蜜か、種々の花・ミッレフィオリの蜂蜜を使う。


う~ん、やはりサルデーニャの料理は少し常のイタリア料理とは違いますねぇ。
カタラーナ風、などと言う、スペインのカタルーニャとの繋がりを示す言葉も出て来て、
海の料理も新鮮豊富の様で、シチーリアともどもいつかチャンスがね!


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ただ今本家ブログには、
サルデーニャ島で一番美しい海は?・ トゥーリング・クラブ・イタリアによる を
アップしています。
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