◆ ベリー公のいとも豪華なる時祷書 2月 模写 48,5x29,5cm
Très Riches Heures du Duc de Berry


3年前に念願であった「ベリー公のいとも豪華な時祷書」のカレンダー1月の、
宮廷の大晩餐会を模写し、今回は2月の雪景色を。
実物は未だ見た事がなく、前回は手持ちの本とインター・ネットからの写真で
描きましたが、広島の個展の時にそれをご覧になった、古くから知り合いの
お医者様から豪華本を頂き、今回はその本から多くの事を改めて知りました。
ネットからの写真では濃い目の色なのが、豪華本の中では如何にもクール、シックで
優雅な明るい色合い、という大きな違いを、色を塗り始めてから気が付き、
やはり当時の貴族の好みとしても、明るめ、シック、優雅が本当であろうと塗り直し、
右に見えるピンクのスカートは頭から女と思い込んでいたのが、実は男であったり、
これも豪華本では、顔つきがはっきり男に描かれているのが分かり、
雪道を行くロバの顔がこちらを見ている事の確認、はたまた庭に見える
藁の小さな小屋が蜂蜜採取の物だとも知り、
6世紀近い時を経ての時代散歩も楽しみながらの模写となりました。
が、やはりランブール兄弟の腕前は凄い!!
当たり前とはいえ、ははは、それが今回も一番の感想で~す。
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