トルカーナはオルチャの谷の古い礼拝堂を詰めて見ましたので、
見てやって下さい。
麦秋のヴィタレータ礼拝堂 オルチャの谷

先回下描きを見て頂いた時は、背景の奥の風景も少し雲の影には
なっていたのですが、
どうも色の感じがイマイチぴったり感じる事が出来ず、さてどうしようか・・、と。
で、もっと夕暮れに近い影の色にしようと思い、背景をかなり暗くし、
これで何とか手前の刈り入れ前の畑も掛ける様に思い、やってみました。
日本の稲畑の実りの色は、本当に黄金色で、久し振りに3,4年前に
見た時に感激し驚きもしたのですが、忘れていまして、
でもこちらの麦畑の色はベージュ色なのですね。
くすんだ色で、刈り取った後はかなり黄色くなりますが、
多分麦の穂の色がベージュというのか、くすんだピンク色も入った様な色で、
日本の麦畑の刈り入れ時の色はどんなですっけ?
今も麦畑があるのでしょうか? という質問が先かな?
それにトスカーナ独特の波打つ丘の傾斜と、トラクターの跡が見えます。
なので、あまり明るい色だと、順光なので描きにくいなと思ったのですが、
背景の色を落としたことにより、ここまで描いて来ました。
そうそう、あの麦の穂のざわざわした感じを出したくて、
細いペン先を使って、全体にタッチを入れています。
この写真を見て、ありゃ、右の建物の壁が傾いている、と気が付きましたぁ。
ははは、直します。
という、様子です。
ヴィタレータの礼拝堂 http://italiashio.exblog.jp/20889148/
*****
今日の第2部 ルイーザからの凄い写真!!
先日の夜、久しぶりに仲間3人が集まりピッツァ会をしたのですが、
いぇ、shinkaiはピッツァは飽きて、タコのリゾット・お米サラダを、
美味しかった!
で、その時ルイーザ・Luisaが見せてくれた写真が凄かったので、
ブログに載せたいから送って、場所もちゃんと書いてね、と頼んだのが
即届きましたので、皆さんにもお裾分けを。
これです、フランスはサボイアのモウリエンヌかな、ムリエンヌかな、
Mourienneの近くの九十九折の道!!

凄いでしょう?! ルイーザの娘クリスティーナはサボイア県に住んでいるので
それで知っているのだと思いますが、道からは無理なのですって。
そうですよね、これは航空写真ですね。
でshinkaiは土地名をグーグルで検索を。
まずはトリノが東に、グルノーブルが西に見える位置から、赤い印の
Mourienneがどの辺か分かりますね。
じゃ~ん、とアップ。
そしてもう一度、じゃ~ん!!
ほらね、Mourienneの東に、このジグザグの道が出ましたぁ!
ルイーザが親切にフランス語で検索したのを訳してくれたので、それでご説明を。
フランスのサボイア県にあり、18のカーブが、50年前からあるのだそう。
この道の建設には6年以上要し、1928~1934年にかけて400mの
建設に掛かり、上の村とを繋ぐのに年月が必要だった。
700mの高さの距離を行くのに、3350mの長さ、カーヴの幅は4m、
傾斜は平均して7,56%、最高は10%が53m。
1945年7月6日にこの道は「興味あるコムーネ77の道」として知られ、
この道の写真が1958年にブリュッセルの国際展示会で紹介され、
一番売れた写真となったのだそう。
2015年のトゥール・ド・フランスで、この道が行程に組み込まれたものの、
道の狭さから観客の立ち入りは一切禁止され、
ファンたちは道の上か下かからしか観戦できなかった、のですと。
という所で、同じ道の最新の写真をどうぞ!

車が上の方にちらちらと見えますが、
いやぁ、あなた、通ってみたいですかぁ?! きゃはは。
そしてもう1枚、あるのですが、 これ!!
王様鷲だろうというのですが、湖の魚を掴んだ所。 迫力、美しい鳥の姿!!

これはルイーザの親戚の誰かが撮ったのだそうで、
撮ったのは、ヴァル・シウージだけど湖の名は知らない、との事で、これも地図を。
ヴァル・シウージで検索しましたら、お盆に行ったカティナッチョ連山に近いので、
へぇ~っと思いましたが、
いやぁ、どちらも素晴らしい凄い写真で、
Luisa, Grazie mille per le bellissime foto!!
という事でしたぁ。
カティナッチョ連山の散歩、ご案内 1と2
*****
コメントの書き込みについてのお願い。
ブログの記事下に、「コメントを書く」が出ていない時は、
上か右の、記事タイトルをクリックして頂けると
記事の一番下に「コメントを書く」が出ますので、よろしくお願いいたします。
非公開コメントをご希望の場合は、非公開で、と書いて頂くと、
コメント承認制ですので、保留にし、お返事だけ公開しますので、
それもご了承下さいませ。
*****
ただ今本家ブログには、
アップしております。
ご訪問、よろしくどうぞ!
*****
いつもブログご訪問、応援有難うございます!
この記事へのコメント
kuwbrie
kuwbrieと申します。
偶然、このブログを発見して、素敵な絵だなぁと感動しました。
特に、男の子が一人遊びしている絵や猫の絵がお気に入りです。
猫がお好きなようですが、私も猫が大好きで家にも2匹の兄弟猫が同居しています。
shinkaiさんはイタリアで暮らしているのですね。
周りに絵になりそうな風景がたくさんありそうでうらやましいです。
私は普段、パステルで絵を描いていますが、まだまだ勉強中です。
shinkaiさんのブログを見ていたら、私もはやく描きたくなってきちゃいました。
shinkai
絵についての事、有難うございます! 私もそちらのブログを拝見させて頂きました。
パステルをお使いなのですね。 私はパステルは使った事が無いのですが、使いこなすのは難しいのだろうと思っています。
そうですか、猫ちゃんがお家に二人ですか、良いですねぇ。
私もずっと昔になりますが4匹いて、こちらにも3人連れて来たのでした。
絵も猫ちゃんの他にワンちゃんもたくさん描かれていますね。
私も動物が好きなので、動物がお好きな方には親しみを感じます。
はい、北イタリアの、ヴェネツィアから1時間弱の所に住んでいますが、
そうですね、風景が素晴らしくて、それで今は殆ど風景を描いています。
はぁい、お互いに頑張って描いていきましょう。
今後ともどうぞよろしくお願いします。
小父さん
最初に見た時、あそこかな?あそこに似てるな?と思いましたが、
2014年 07月 09日 のブログページの場所だったんで懐かしく、記事に自分のコメントにレスまで拝見させていただきました!
こうやって眺める遠景もいいですね。
でも周りに何もないのが不思議ですし、そこがまた素敵です。
07月27日 の絵からは印象が変わりましたね。
なるほど、刈り入れ前の畑が波打っています!
背景によっては手前が思うようにならないわけですか?
>久し振りに3,4年前に見た時に感激し驚きもしたのですが
そんな黄金を私たちは何気なく見ているんですね!
そういえば、近辺に畑はたくさんあるのですが麦畑は見かけません。
>そうそう、あの麦の穂のざわざわした感じを出したくて、
前回が一様に平板だったのが今回は大きく波打っている音まで聞こえそうです。
>右の建物の壁が傾いている
確認しました~!(笑)
【第2部】
>ピッツァ会をしたのですが
へへへ、ピッツァという地名かと早とちりしました。
女子会ですね♪
>Mourienneの近くの九十九折の道!!
ひゃー!!!
凄いなんてもんじゃないです、
急斜面を登るために作った坂道なんでしょうが、こうやって見ているだけでも怖いですね。
私は登りよち、下りが怖くってノロノロ運転になってしまいそうです。
ああ、航空撮影なんですか!
うわっ、じゃーん!!
こんな道路を作るなんて人間って凄いですね。
道路建設も困難を極めたと想像しますが、トゥール・ド・フランスって相当数の自転車が走るんですよね。
気をつけていたとしても転落事故もありそうな気がしますね。
横から眺めた次の写真がまた怖いです!!!
>あなた、通ってみたいですかぁ?! きゃはは
車でもプロの運転手にまかせますよ!(笑)
王様鷲、素晴らしいです。
後ろは雪ですね。
ああ、右足に獲物を捕まえているようですね。
どうも有難うございました。
shinkai
はい、バックの上の色を変えた事によって、手前が描きやすくなったのは事実です。
ええと最初は、光の当たり方がとてもまっすぐで、麦畑の色の変化が少なくて、
それに畝の感じとか、土地の波打った様子を描こうと思うと段々色が濃くなりますね。
なので背景に濃い色があると、それに対比して、少々の色の濃さは気にならない、という事なんです。
そうですか、やはり今頃は麦畑が少ないのでしょうね。
私の育った長野では冬はやはり麦畑で、麦踏み、何というのもお百姓さんがしているのを見ていましたっけ。
ははは、壁の傾いているの、ばれましたか!
ね、本当にすごい坂道、というよりは、崖を上っている道ですよね?!
本当にすごい道を造ったものだと感心しますが、それまでは村に行くのにどうやっていたのですかね?!
そうです、そうです、上りはまだ何とかOKでも、下り坂は到底その気になりませんね、ははは。 歩いては見たいですが。
トゥールド・フランスも、勿論上り道だったんでしょうねぇ!!
王様鷲も凄いシャッター・チャンスですよね! こんなチャンスは一生に一度あるかないかなんでしょうね。
こちらこそ、有難うございました。