ひとり遊びする男の子、詰めて見ましたので、見てやって下さい。
ひとり遊び フランス・ニームにて

バックのブルーが少し鮮やかに見えていますが、
実際はも少しグレイが入った色です。
子供の顔、髪、チェックのシャツ、ジーンズ、玩具の車と、せっせと描き込み、
なんとかここまで詰めて来ました。
今一番気になっているのは髪の毛で、影の色の濃さで髪が固く見える、
というのか、も少し中間の影の色が出ないといけませんね。
と、手の影の色、顔の影の色、これはどうでしょうか?
地面からの反射の色があるので、少し難しいのですが。
と、地面は殆ど下描きのままで、紙の凸凹の色が入らない部分の
効果などがうまく行っている気がして、そのままなのですが、
どんなでしょうか?
*****
今日の第2部 アルルの街、落穂ひろいの写真を
今日の第2部を何にしようと思いつつ、小父さんのブログにお邪魔しましたら、
なんとヴァン・ゴッホの映画「炎の人ゴッホ」の記事があり、
とても懐かしく、そうだ、まだゴッホが入院していたアルルの病院のご案内は
まだだった、とネタを頂き喜んで写真を集め、最後に念のため、
自分のブログを見ましたら、なんとすでに載せておりましたぁ、馬鹿がぁ!
でもそれ位ではへこまない、根性の、もとえ厚かましいshinkaiは、
ではブログにまだ載せていないアルルの写真を、
何枚かは重複しますが、へへ、ご覧頂く事に。
という事で、ゴッホがらみの内容も含め、アルルのご案内を先にどうぞ!
で、アルルの街に到着前、ローヌ河を渡り、

大きな木がゆったり茂り、脇には公園もあり。

市内観光バスというのは、イタリアも汽車ポッポの形ですけど、
色が赤と白の賑やかなのが、こちらでは南仏アルルといえど渋いベージュ。
さすがファッションの国おフランスですねぇ!

こちらが、現在「エスパス・ヴァン・ゴッホ」と呼ばれる文化センターに
なっている、
ゴッホが自分の耳を切り入院した、元の病院。

光、色溢れる南仏に来て、ゴーギャンと共同生活をしながら絵を描く、
という喜びにあふれていたゴッホですが、
まるで性格が違い、絵を描くスタイルも違う二人の衝突は激しく、
遂に激情にかられ自分の耳を切るまでに感情的に追い詰められたゴッホ。
入院中に描いた中庭の絵がこれだそうで、

今は中庭の区割りも絵にある様に整理されています。

こちらが旧市街中心のレピュッブリカ広場で、右に見える教会が
サント・トロフィーム・St-Trophimeで、左が市庁舎。
この教会の正面のご案内だけでも、また改めて。 素晴らしいのです!


そしてゴッホが「夜のカフェ」を描いたカフェ。 確か黄色く塗られた
このカフェの2階に、ゴッホとゴーギャンは一緒に住んだのだったと。



ずっと昔、池田満寿夫がゴッホの足跡をたどるアルルの旅のTV番組の中で、
「ゴッホは物を見ずには描けない画家で、ゴーギャンは見ずに描くタイプ」と
説明した言葉をとても納得した記憶が今もありますが、
まさにその通りと!
ちらっとゴッホの生涯を読みましたが、そういえば、と思い出したのが、
若い頃に好きだった女性に会いたく、手を蝋燭の火にかざし両親に迫ったり、
のそういうシーンがあったっけ、とか、
自分の熱中を他人にも押し付けるような、純といえば純粋すぎるような
性格の持ち主だったのだろうと思いますが、
あの数々の彼の名作を生みだしたアルルでの生活が15ヶ月間、
彼は有名にならずのまま37歳で亡くなった、というのも、
今の自分の年齢になって考えると、・・・、という想いがありますね。
アルルの野外闘技場。


市内観光のバスがベージュであり、窓の鎧戸がベージュや薄い空色だった
のと同様、アルルの闘技場はグレイ色で地味な印象で、それに比べ、
ヴェローナの闘技場やローマのコロッセオは色も形も美し~~い!!
これはたぶん、玄関入り口前に置く靴の泥ぬぐいではないかと。

南仏で見た美しい布の数々が忘れられませんが、
今土産物店の前でお財布を開く友人ジュリアーナ。

町の古い城壁と門の名残もあり、

夕暮れ迫る広場でペタンクに興じる中高年男子たち。

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この記事へのコメント
小父さん
いいですね~。
シャツもジーンズもみんな素敵です。
右手に自動車を持ってトラクター?みたいなものを見つめている表情が何とも言えません。
>髪の毛で、影の色の濃さで髪が固く見える
この髪の毛はとても柔らかなんでしょうか?
とてもいい色だと感じますが、金髪というものの実際を見たことがないのですが、固くも見えますね!
>も少し中間の影の色が出ないといけませんね
うわっ、むずかしそうですね(笑)
手や顔の影はとても自然に思えます。
地面にはローマ字の落書きがあるのでしょうか、男の子が寝そべるにいい地面に思えます。
これは石畳なんですか?
ゴンドラの舳先近くに載っている後ろ向きの男の子も好きなモチーフでした!
【第2部】
「ネタ提供、有難うございました!」の意味するところが理解できないで、昨晩は勇み足でしたね(笑)
いや、よりゴッホのことも知ることが出来て楽しいです。
ああ、リンクをつけていただき有難うございます。
アルルと検索すると、アルルの女にヒットし、短編小説、戯曲そしてビゼーの音楽を探すと、これまた知らず知らずに聞き覚えた有名な音楽が流れてきました。
もう、文化の香りでいっぱいです(笑)
緑がいっぱいの長閑な街ですね!
そしてエスパス・ヴァン・ゴッホ文化センター、訪れる人は心が和むことでしょう。
映画のゴッホ(カーク・ダグラス)対ゴーギャン役(アンソニー・クイン)の衝突もなかなかの名演技に思えました。
以前のテレビからの想像は、絵画を追求していく内にその考え方の違いが出て来て別れたのかとイメージしていたら、初めから全く相いれないものを持っていたんですね。
私はこの「中庭の絵」にも山下清の作品を想起しますね。
>今は中庭の区割りも絵にある様に整理されています。
いやいや絵に合わせて庭園を造るなんて凄いですね。
「夜のカフェ」を見てみました。
この絵には気づいていませんでしたね。
でもこのような雑踏をモチーフにして、残る作品に仕上げるって並の慣性の持ち主ではないということでしょうね。
>純粋すぎるような性格の持ち主だったのだろうと思いますが、
う~ん、凡人ではないところでしょうか!?
アルルの野外闘技場の周りも素朴ですね~。
泥ぬぐいらしきタワシも面白いです。
ペタンクってあるんですね!
というのはテレビを映画化した『HERO』の中でネウストリア大使館にペタンクって出てくるんですよ。
↓
http://blog.goo.ne.jp/goo221947/e/e8d5064611639dc9a01ee577ff0b84ed
ネウストリアもペタンクも実在するとは楽しくなります。
shinkai
有難うございます、ちょっと出来具合を心配していたのですが、少し安心致しました!
ええとです、こちらの方の髪の毛はとても柔らかく、日本人の髪の様に固くないのです。金髪の人のは触った事が無いですが、きっと同じだと思います。
はい、男の子は道端の段差のついた所に寝そべっているのです。 右に鉄の柵の一部が見えますが、あれで歩道と各家の前の空き地が分かれていたような・・。
ですから手前は一般の歩道なのですが、何か小石が入った様なセメントでできていたような、いえ、流し込みのペタッとした歩道ではなく、石を切った様な形になっていると思います。
はい、アルルは大きな、そして古くから有名な街だったようですから、それに北の方から来ると如何にも南仏で、それに加えてスペインとの連絡道が通っているので、ちょっとエキゾチックなイメージもあって、それで「アルルの女」みたいなのも生まれているのだと思います。
ゴーギャンはたぶんこちらであれこれ見た印象派作家の中の説明などで知った事は、かなりシビアな、金銭にも人間関係にも、のような人物だったでようで、
それに比べるとゴッホはやはり純朴な田舎出という事で、精神的にわやくちゃにされたのかもしれません、という憶測をしています。
山下清さんはまた全く別のタイプだと思います。 絵で芸術を目指すとかいうのではなく、自分が楽しんで自分の世界を表現すると言う様な、だったのではないでしょうか。
う~ん、そうですねぇ、良く分かりませんが、 絵描きは自分の思う所を表現するわけですが、それをどう表現するかという所であれこれその意図が伝わる様に考え、工夫し自分流の絵を考え、また消す部分もあるわけですが、
ゴッホの場合、描きたいのを全部描いたのかも、という、これは私の見方で合っていないかもしれませんが・・。
リンクして下さった「HERO」は拝見したのですが、全然知らずで、どんな内容なのかわかりませんでした、済みません。
はい、ペタンクはフランスの一般庶民の間で大変好まれる遊びの様ですね。
選手権などもあるので、そうなると庶民の遊びともいえないかもしれませんが。
イタリアでも、ルールが同じなのかどうか、同じ遊びがあって、こちらでは「ボッチェ・Bocce」と呼びます。
「ネウストリア」という半ば仮想的な国もフランスに近いようなので、それでペタンクも出たのでしょうね。
有難うございました!