トスカーナはオルチャの谷、ピエンツァの西に位置する
ヴィタレータの礼拝堂を描き始めましたので、見てやって下さい。
麦秋のヴィタレータ礼拝堂 オルチャの谷 20x12cm

トスカーナはオルチャの谷というと、谷一帯が世界遺産に指定されてもいて、
そのなだらかに波打ちながら広がる広~い大地の美しさは、
本当に魅力的で大好きなのですが、
そのオルチャのシンボル的眺めというと、西に糸杉が丸く形を作っている姿、
そして東にあるこのヴィタレータの礼拝堂の2つが上がると思います。
いつか描こう、と思いつつ、さてどう切り取るか、どの季節の眺めにするかと、
なかなか気持ちが決まらなかったのですが、
ついに、一番最初に見た眺め、麦秋のまだ刈り取り前の季節に決め、
上部は奥に広がる平野、雲の影の落ちた平野とする事に。
細いペンの線で下描き、そして水彩の後に色鉛筆で色を入れ始めた所で、
麦畑のアクセントが難しそう、という気がしますが、
やってみます。
平野の手前の明るい部分の右端、ちょうど平野の高まりが落ちてくる高さと、
右の家の屋根の線が重なり、この部分の訂正をしなければ・・。
ヴィタレータの礼拝堂 http://italiashio.exblog.jp/20889148/
オルチャの谷 糸杉の林 http://italiashio.exblog.jp/21584559/
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今日の第2部 ヴェネト、カドーレ湖の眺め
ヴェネト州、ピエーヴェ・ディ・カドーレ、ここはかのティツィアーノが
生まれた土地で、現在も生家が残り博物館になっていますが、
ここに細長く南北に続くカドーレ湖があります。
ちょうど2泊したホテルのベランダから格好の位置に見え、
朝早くの雲の色の素晴らしさも撮れたりだったのですが、
今回はその落穂拾いでもありますが、ははは、日の出前の雲と光の変化が
一段落した後の様子をご覧くださいね。
まだ山の影から太陽は顔を出しておらず、湖は陰の中。

湖の西側はかなり明るくなり、

西に見える町カドーレに陽が当たって来ています。


カドーレはヴェネツィアからの電車が、途中の乗り換えを経て着く
イタリアの北の最終駅で、
コルティナ・ダンペッツォにもここからバスで行きます。
何年も前、カドーレからの鉄道線がオーストリアに行けるよう、
トンネル掘りもオーストリアと繋がった、というニュースがありましたが、
でもいまだに鉄道が、というニュースは聞きません! いつもの資金不足・・。
これはホテルから近くの場所に出ての、朝9時頃の様子。


そして、これは午後遅め、夕暮れが近づく頃の、逆の光の中の湖です。

暑さしのぎ、ドロミティーの空気が届きましたでしょうか?!
朝焼けの色、ティツィアーノの生家博物館のご案内は
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