・ ポルトガル  Portogallo 


◆ 屋根の上の天使 コインブラ大学・ポルトガル  
  L'angelo sopra il tetto - Università di Coimbra, Portogallo  3F
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  コインブラ大学はヨーロッパでも最古の歴史を持つ大学の一つで、
     13世紀末の創設を誇り、ポルトガルの歴史に名を残すたくさんの著名、
  偉人の卒業生の名があり、建物類は世界遺産に指定されています。


  見学の際、内部は写真禁止でしたが、素晴らしい図書館のある棟の、
  その扉に近い屋根の上にこの天使像がありました。


  屋根の瓦の色も、一帯に見られるオレンジ色のみでなく、
  緑と明るい肌色に近い3色で、
  長い年月を経て上塗りの色が剥げている部分も多かったですし、

  この天使も、向って右の翼は下側のみが残っていたのでしたが、
  おいたわしくない様、はい、描く時に付け加えて差し上げ・・。


  空の色に本当に迷い、何度も塗り替え描き直しをした
  想い出の残る作品となりました。



   


◆ ここに地果て、海始まる  ポルトガル・ロカ岬  
  Qui...la terra finisce e il mare comincia - Cabo da Roca 3P
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  ヨーロッパ大陸の一番西に突き出した位置、ロカ岬。

  「ここに・・地果て、海始まる・・」と詠んだのは、コインブラ大学卒業、
  ポルトガル史上最大の詩人とされ、大航海時代のポルトガルを支えた
  16世紀の軍人でもある カモイーシュ。


  まさに地の果てみたいなロカ岬に行き、その海の色にも魅せられましたが、
  何よりも描こう!と思ったのは、
  自分の絵のタイトルに、この一行を付けたかったから・・!!

  はぁ、ロマンチストというよりはイチビリ新開ですが、ははは。


  ひょっとしてあの水平線の向こうには大きな滝があって地獄に落ちるかも
  と恐れながらも、
  大航海に出かけていった男達の夢と欲を、

  やはり凄いなぁと、あの水平線を見ながら思った事でした。




  

この記事へのコメント

  • Viola

    Unknown
    完成した「屋根の上の天使」、素晴らしい出来映えに感動いたしました。
    作品の途中でヘンなこと申し上げて大変失礼いたしましたが、
    この空、この雲、特に雲は私がイメージした通りで、
    感激しています。
    空も、左手の深いアズッロから右手にゆくにつれてかすかに薄くなり、
    天使のバックとしての空間性の表出、更には聖性さえも感じさせるものとなりました。
    この空のバックによって、天使も生きましたね。
    屋根は途中の段階よりは押さえた色になり、空とのバランスが抜群だと思います。
    モティーフとしてはとても難しかったと思いますが、
    悩みの森を抜けた後の完成度高い作品となった事に、
    この上ない喜びをかみしめ、
    心から祝福申し上げます。
    2016年11月20日 13:03
  • shinkai

    Unknown
    ★Violaさん、こんにちは! こちらにも有難うございます!

    いつもの格調高いご批評に値する作品になりましたか、どうか・・、有難うございます。

    以前にも書きましたように、絵は手業の作業と思っておりますので、偉い先生方の芸術作品と同列に並べたかのような芸術的なご批評は、やはりちょっと苦手に感じます。

    文学は拙い手書きの作品でも、安い文庫本でも、また立派に装丁された豪華本でも、受け取る中身は同じですが、絵は違います。
    どこまでも、作者の目がどれほど見え、どれほど描ける手業があるかどうか、にかかってくると思います。

    描いて行く事により、また見えてくる目も肥え、目指す目標も違ってくる事と思いますので、
    それを目指してじくじく描いていこうと思っています。
    有難うございました!
    2016年12月01日 16:51

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