ポルトガルの天使と、トスカーナの糸杉の道を描き込みましたので、
見てやって下さい。
屋根の上の天使 コインブラ大学・ポルトガル

今これを書く為に、先回アップした写真も見て来たのですが、
う~ん、そろそろ仕上げに、という気で頑張って描き込んだ
つもりでしたが、
まだまだ詰めが甘いというのか、頭の中が混雑しているのも
分かるような、ははは、
細かい問題がいっぱい感じられます。
空の青色と、天使の色の濃さの問題、
顔や羽が、アウトラインで囲ったようになって・・、
誰がやったんだぁ~?!
雲の色、空の青色、天使はもっとハンサムなのにぃ、 eccecc。
はぁ~い、もう一度頭を冷やして、取り組んでみま~す!
糸杉の道 ピエンツァ

先回は派手派手の色の緑に出たのですが、
今回は少し暗めの上に、手前がまるでピントが合っておらず・・!
酷い写真ですみません!!
先回ご覧頂いた後、右上のオリーヴ畑を広げ、
3段ほどに分かれて見える平野全体が繋がるように、
畑の色は違う物の、同じ平野の広がりですので、
それに気をつけて描きこみました。
で、何とか同じ広がりに見える様にはなったと思い、
後は一番下手前の林をもう少し、と思っています。
木を描くのは苦手なのですが、
まったくこういう林はどう描けばいいの?と
絵の中の木々が質問しているようで・・!! ははは。
はい、これも焦らずに、まずは頭を冷やすことに致しますで~す。
*****
今日の第2部 セルモネータのサンタ・マリーア・アッスンタ聖堂
本家ブログの方でセルモネータの中世の城塞をご案内したのですが、
先回の町のご案内で外れた、この聖堂のご案内をこちらで。
町の中心にあるコムーネ広場から南に進むと、
こんな風に美しく力強い鐘楼が見えてきて、

聖堂前広場の写真はサイトからお借りしたもので、

鐘楼は聖堂入り口左角にあり、入り口前に、写真で突き出して見える
ポルティコ・ポーチがあります。
聖堂は12世紀の物と見られますが、13世紀に改装された様子で、
ロマネスク様式にゴシックが少し入った形と。
鐘楼は下から見上げるとこんな様子で、色石を組み合わせ、
飾りに丸い色鉢を逆さに埋め込んだ独特のもの。

これは入り口前のポーチの柱。

正面扉の両脇に控えるライオン像を撮ったのが、どちらもピンボケで、
情けない! 可愛かったのでサイトからこれも拝借し、

入り口扉上のルネッタのフレスコ画。
15世紀半ばの物で、聖母子に聖人、そして天使達。

内部は3廊式、正面の天蓋の中のキリスト像、
そして天井の2重アーチの装飾画。



この聖堂内で一番素晴らしいのは、このデ・マルキス・De Marchis礼拝堂に
安置された、1456年作、ベノッツォ・ゴッツォーリ・Benozzo Gozzoliの
「セルモネータを護る聖母」。


50チェンテージミを入れると、暫くの間明かりが付き見えるのですが、
どうしても金箔が光り、顔の表情が見え難いので、
サイトで一番顔の表情が分かるのを探し回りました!
膝の上にセルモネータの町を抱え、首を傾げたあどけない可愛いお顔で、
なんとも素朴でそして華麗で、素晴らしいもの!

ガイドさんの説明では、この絵はゴッツオーリに注文して後、
6年後に届いた物だそうで、如何に売れっ子画家だったか分かるようですね。
祭壇上の丸天井の様子。

後陣脇の礼拝堂の両脇に描かれたフレスコ画で、
キリストの埋葬後の出現と、聖母の生涯がテーマの様子。


最後は中心広場に戻る途中で見た、家と花を。

この記事へのコメント
クリス
このマリア様は、いかにもあどけない表情で可愛らしいお姿の物です。ライトを点けると写真では反射で綺麗にとれないのですが、暗いので写真で表情をとらえるのは難しいですね。
サイトの写真は、構図がよく解るのですが綺麗すぎでしょうか。
shinkai
★クリスさん、こちらにもコメント有難うございます。
表情が分かる程度の写真も撮っているのですが、まぁ、もっと良く見えるのをと探しました。
はい、そうですね、私もあの暗い濃い色味の中に金箔が輝き、構図も装飾的部分が多い、あの感じがとても素晴らしく、好きです。
フィレンツェのメディチ家の礼拝堂の絵なども、かなり色味が派手で鮮やかで、あんなのも綺麗で良いと思いますが、ここのはちょっと一味違って、どこか日本の古い色味にも似ている感じがあって、良いですよね。
小父さん
こんばんは
【屋根の上の天使 コインブラ大学・ポルトガル】
お~っ、久方ぶりですね。
あれ~っ
>はぁ~い、もう一度頭を冷やして、取り組んでみま~す!
どうしてですか~?(笑)
>頭の中が混雑しているのも分かるような、ははは、
私の場合自分が撮った同じような写真から選び出す時、いつも混乱しています。
う~ん、屋根はとても素敵です。
空の青の強さが天使の存在を脅かしているのでしょうか?
う~ん、屋根をも!?
ど素人の目にはそのように映りました。
eccってエトセトラとは違うんですか?翻訳機にかけると等(Hitoshi)と出てきました。
(Nado)だったらエトセトラの意ですよね。
【糸杉の道 ピエンツァ】
前の絵と比べていませんが、糸杉が見事だと思います。
前二つ見てきました。
前回より畑が暗くなったので糸杉の道が落ち着いたような気がします。
ん?
>先回は派手派手の色の緑に出たのですが、
この明暗の差は写真撮影の差なんでしょうか?
だとしたら、また的外れですね。
いずれにしろ、ど素人のブログから受ける印象です。
>絵の中の木々が質問しているようで・・!!
擬人法って言いましたっけ(笑)
【2部】
素敵な鐘楼がそびえ立っていますね。
ロマネスク様式にゴシック風なんですか!
今までによく見せていただいたものと形が違うみたいです。
>鐘楼は下から見上げるとこんな様子で、色石を組み合わせ
これって日本の丹下健三氏設計の香川県庁舎東館のイメージが似てますね。
↓
https://goo.gl/0D6cBi
横から見ると全く違いますけど。
へーっ、このライオンは可愛いですね。
>そして天井の2重アーチの装飾画。
荘厳な印象です。
centesimiという通貨も生きているんですか?
>なんとも素朴でそして華麗で、素晴らしいもの!
これは見入ってしまいそうです。
注文して6年後に届くんですか?
よく、待つことが出来ますね~。
祭壇上の丸天井の様子には重みを感じます。
>最後は中心広場に戻る途中で見た、家と花を
いやー、実に自由に咲かせているようで土地柄を表わしているようです。
どうも有難うございました。
shinkai
★小父さん、こんにちは! コメント有難うございます。
はぁ、良いのか良くないのか、自分で分からない、という感じでしょうか、ははは。
いや、笑っている場合で無いことも承知しておりますが、自分では余り気に入らない出来具合にも思えるので、そういう時は頭を冷やして出直しです、はい。
eccはエトセトラ、などなど、のつもりなんですが・・、ははは。
あっ、そういえば細部の感じが良く似ていますね。
こういうのは悪い言葉で言うと、パクリというのではないでしょうか、ははは。
まぁ、何事にも、まるで斬新な新しいもの、というのは無いようですので・・!
はい、そうですね、1エウロは100チェンテージミですので。
日本円には既に銭は無いのですよね、日常における通貨としては。
大体は注文してからなるべく早く届くのでしょうが、時に何年もかかって、というのを読みます。
その場所で描くフレスコ画なども何年もかかって、と言いますから、昔はそんな感じだったのでしょうね。
こちらこそ、いつも有難うございます!