・ 仕上げに向けてと途中経過 と モンザの画家モゼ・ビアンキ 


  そろそろ仕上げにしたい1点と、途中経過のヴェネツィアを
      見てやって下さい。

  お祭りの日  アッシジ・カレンディマッジョにて

+DSC04079_GF.jpg    

  前回見て頂いた後、左背後の布を濃くしましたら、
  少女の衣装の青が浅く見え、もう一度全体に色をかけました。

  と右背後の布の色を緑と茶の縞にしていたのですが、
  色が飛び出すのと、やはり暖かい色が欲しく、
  茶色系に変えました。

  地面、少女の顔、髪などなども描き込み、
  ほぼ満杯になってまいりましたが、どんなでしょうかぁ。




  ヴェネツィア夕暮れ・サンタ・マリーア・デッラ・サルーテ聖堂

+DSC04074_GF.jpg   

  全体に色を入れてみていますが、空の色はこれほどまだ濃くなく、
  これ位濃くなると良いなぁ、という色に写真の中で先取りです、ははは。

  先回の後もう一度濃い目の色インクで描き起こし、
  それから色鉛筆で描き始めていますが、
  一番気にしているのは、大きなドゥオーモの左右の高さ、
  柱の垂直さで、気をつけて描いてはいるのですが、

  今こうして見るとまだちょっとちぐはぐで、
  垂直線が広がって見えたりしますので、直します。
  ドゥオーモの左右の高さはどうでしょうか?

  奥の小さい方のドゥオーモは、大きい方の濃さと同じ位に
  するつもりで、塔も、もう少し濃い目に。
   
  左の下側の建物をも少し濃くする事と、
  手前の運河の流れに現在船は一つも走っていないのですが、はは、
  どこか右側にでも入れようかと考えています。



 *****

  今日の第2部  モンザの画家 モゼ・ビアンキ・Mosè Bianchi

  今回本家ブログにはモンザ・Monzaの街の中心部や聖堂
  そこのお宝である鉄の王冠、などを載せているのですが、

  街の教会前広場でモゼ・ビアンキの銅像を見かけ、

3-270_GF.jpg     

  それ以前に彼の絵をサイトで見つけ、
  その達者さに驚いていたので、こちらに彼の作品を集めてみました。

  彼モゼ・ビアンキは、ロンバルディアのミラノから20K足らずの
  モンザの街で、1840年~1904年の生涯を。
      
  ミラノのアッカデミア・ブレラで学び、ヴェネツィアでも過ごした様子。

  最初に彼の作品を見つけたのがこれ、
  「パオロとフランチェスカ」  1877年ごろ
4-1877c_GF.jpg
          
  パオロとフランチェスカのお話はこちらにご案内ですが、
  金背景のロマンチックな作品でしょう?



  そしてこれ、「古いミラノ」  1890年
5-Vecchia_Milano1890_GF.jpg

        
  先回本家ブログの方では、印象派のイタリアでの先駆けとみなされる
  ファットーリ・Fattori と言う画家をご紹介したのでしたが、
      
  ほぼ同年代、ファットーリのほうが15歳年長、にしては、
  随分と違う画風で、

  モゼ・ビアンキの方がずっと筆運びが重厚な印象で、
  ロマン派というのか、ドラマチックな印象を与えます。
  達者というか、巧すぎる印象さえも!
       



  人物画を何枚かどうぞ。
6-size1 (1)_GF.jpg
7-htm14_GF.jpg
「キオッジャの漁師」
8-pescatore chioggiotto_GF.jpg
9-Ritratto_di_Signora_GF.jpg
10-size1_GF.jpg
     

    

  そしてヴェネツィア、キオッジャの風景。
 
12-Venetian-Boatboy_GF.jpg
11-chioggia_GF.jpg
     

     

  最後は 「軽業師・サルティンバンコ」

13-Saltimbanchi_GF.jpg     

  これなどフランスの画家ジャムセンみたいだなぁと思ったのでしたが、
  勿論ジャムセンのほうが後でして・・。


  日本には多分余り知られていなくとも、凄い画家もたくさんおりますので、
  またの機会にご紹介いたしますね。


*****

  ただ今本家ブログには、

  ご訪問、よろしくどうぞ!
      

     


この記事へのコメント

  • 小父さん

    こんにちは
    [お祭りの日  アッシジ・カレンディマッジョにて]

    この女の子の表情と白い肌に前髪がかわいいですね!
    左手と右手の仕草を何とも言えません。

    けっこう陽射しも強いんでしょうか?
    石畳みの明暗が素敵です。

    ↓ここから説明を読みます(笑)

    >左背後の布を濃くしましたら、少女の衣装の青が浅く見え、もう一度全体に色をかけました。

    ああ、両方濃くなっているんですね。

    子供っぽい少女の動きがいいです!


    [ヴェネツィア夕暮れ・サンタ・マリーア・デッラ・サルーテ聖堂]

    聖堂の中の灯りがもれているのでしょうか。
    それに街灯と夕暮れ時の空の三つの色がいいです。

    こんな時間って神秘的でしょうね!

    ↓ここから説明を読みます

    前回の絵と比べています。

    何だか命が吹き込まれたような印象です。
    しかも、以前にこんな作品はあったんだろうか?とも考えていました(笑)

    ん?左右のドゥオーモは微妙に傾きが違うのでしょうか。
    大だけ、小だけを見ると垂直に見えるのですが、二つ並ぶと小さくVに感じるのは目の錯覚でしょうか。

    船が浮かぶと雰囲気が変わるでしょうね。


    [今日の第2部]

    モゼ・ビアンキはりっぱな髭を蓄えていますね。
    手入れも大変でしょうし、生活の上でも不便なんでは!?(笑)
    これってお洒落なんですか?

    パオロとフランチェスカのお話リンク先をさっと読んでまいりました(笑)

    古いミラノ  1890年は油彩ですか?
    ぼかし?の道がいいです。

    人物画はやはり5枚目のドレスの分がゴージャスに思えます。

    ヴェネツィア、キオッジャの風景、これ好きです。

    いやー、また好きなことを書かせていただきました。
    有難うございます。
    2016年03月14日 23:11
  • shinkai

    Unknown
    ★小父さん、こんにちは! コメント有難うございます。

    はい、午後遅めの陽が斜めに射しかかっている、その影も面白いと思ったのでした。

    絵は生き物なんですね、一箇所弄るとそれに連れてまた全体が変わってくるので、それに合わせてあちらもこちらもと手を入れていきます。

    女の子の肌の色の白さと、ぽっちゃりした頬、その薄いピンク色と何とか収まったような気がしているのですが・・。

    デッラ・サルーテのほうは、大きなドゥオーモの屋根から下の階層の柱が、ちょっと斜めに傾いているのだと思います。
    これがなかなかピッタリとまだ決まってくれなくて・・!

    照明されて明るく浮き出す部分と、中の明かりが漏れている所、それから陰の中に殆ど見えなくても、その中に含まれる様々な彫像や飾りをどう描き込むか、
    これからもなかなか大変そうなのですが、それでも難しいのを楽しんでいます、ははは。


    日本の男性は昔はともかく現在は殆どヒゲを蓄えられませんが、こちらの男性は結構ヒゲの人が多いのですね。
    とはいえ、こういうヒゲは今はもう殆ど見かけません。 
    お洒落なんでしょうね、ははは。

    はい、彼の作品は全部油彩です。
    面白いのは大変に古典的なイメージがある作品と、中にとてもモダンな物があって、いかにも過渡期の画家だったんだなぁ、という気がします。

    はぁい、こちらこそ、有難うございます!
    2016年03月15日 05:34

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