新しく古い民家を描き出していますので、
見てやって下さい。
ソラーノの村 真昼 36,5x26,5cm 5号相当

トスカーナ州の東南部、ウンブリアに近くソラーノ・Sorano
の町が、というよりも村があります。
町の西の高台にお城があり、東には大要塞の高いテラスがあり、
そこから見る家並みの屋根の美しさに魅せられたのですが、
今回はまず外れにある古いこの民家を。
瓦のよれた並び方も、如何にも厚い家の壁も、
きっと中世からの家なんだろうと思わせるどっしりの風格。
奥に続く家並みがちょっと見え、下り坂の道は昼の強い日に
照らされ白く・・。
右奥の家は、本当は2軒ほど見えるだけで、
手前の家と高さが同じ位なので、ちょっと奥を高くし、
別の家も増やしました。
ペンでの下描きに2日かかり、最後に追加した家のインクが
まだしっかり乾かないうちに墨入れをしたので、
ちょっと溶けてしまいましたが、まぁね。
色も地味目にして、背後の緑がアクセントになるような、
どっしりとした家のある風景、
を目指し、頑張りま~す。
この記事へのコメント
小父さん
やっとこさ、やってきました!
う~ん、この壁も石積みなんですか?
もし、そうだとしたら民家も要塞に見えますね。
屋根に四角い箱みたいな物が乗っていますが、開閉式の窓みたいなものですか?
入り口の扉も分厚いものを想像します。
瓦はあんなに波打って雨漏りしないのかな?と心配してあげたくなります(笑)
これこそ映画のロケ地に使えそうですね。
ああ、本当だ坂の道は白いですね。
なるほど、緑が濃くなるとまた面白いですね。
この絵はどこの国でしょう?とクイズに出しても分かる人は少ないでしょうね(笑)
珍しい光景を拝見を有難うございました!
shinkai
★小父さん、わぁ、済みません!!
コメント承認制にしても、何か印がついて管理人には分るように表示される物と思っていたのですが、
今たまたま覗いたら、なんと半月も前に頂いたコメントが残っておりました!! 申し訳ありません。
はい、石積みで、その上から壁土がかかっているのが、うっすらと見えます。 今様の煉瓦壁ではないので、厚いです。
屋根の上に飛び出しているのは、あれは煙突です。
小さな暖炉の上からのもあり、台所からの物もあり、本当に古い形のままですね。
瓦の並びは、上から重ねる列とそれを受ける列、瓦のかまぼこ型が交互になっていると言うのか、そういう並びなので、隙間があって大丈夫なのです。
瓦自体にも滑り止めの仕組みがあるのか、その辺は知らないのですが。
そうですねぇ、普通の日本の方には分らないと思うのですが、こちらに住んでいると自然に分って来る部分があって、同じイタリアでも北と南はまるで違いますし、
TVの自転車レースで写るヨーロッパ風景を見ても大変違うのが良く分ります。
いつも有難うございます!