先回描き出しを見て頂いた小品「たんぽぽ」が
少し進んだのと、今までの作品の見直し中なので、
それを見てやって下さい。
たんぽぽ

落下傘部隊も描き込み、バックも少し決まりかけたかなぁ、
という感じで進んでいます。
落下傘の部分はグワッシュで描き、一度色鉛筆で
上から色をかけ、またもう一度グワッシュで起こした所で、
落下傘の調子を見ながら、バックの色も少し動きます。
もう一度、落下傘に手を入れるかなぁ、と考えている所です。
昨年描いたのも、まだブログの作品ページに載せておらず、
そろそろ作品の見直しをして載せるべく、
先日からもう一度手直しを始めています。
忘れられた自転車 アーゾロ

ちょっと写真の色が濃い目にでた感じもしますが、
暫く前に見た時に、もうちょっと壁の色が濃くても良いなぁ、
と感じていたので、
壁の黄色みを強く、それにつれて影の色や、自転車の赤錆の色、
タチアオイの葉の緑色などが濃くなりました。
5月のトスカーナ 雨上がり

確かこれが、トスカーナの広大な大地に挑戦し始めた最初だったと
思うのですが、何とか師よりもOKを頂き、置いていたのですが、
先日見直してみて、あれこれ気になる所大!
まず奥の家のある丘の緑色が当初から気にはなっていたのですが、
どういう緑色にしたら良いのかが分らずでそのまま、
だったをまず消し、直し、
横に紙の凸凹がある紙に描いていて、その凹の部分の詰めが甘く、
上からの色が浮いて見えるのも目に付き、
2日ほどみっちりかけて、シラミ潰しを!
と共に、もう一度大地の大きな流れに気をつけ描き込み、
空も大地の緑も、再度描きこみました。
漸くに何とか、どっしりとした雨上がりの大地になったかな、と
思うのですが・・。
他にも手直し中の絵が何枚かあり、
ぼちぼち作品ページに載せていくつもりですので、
お知らせしましたら、また見てやって下さい!
手直ししながら改めて思ったのは、やはり「描くしかない」のだ、という事。
自分の目が変わり、少しでも前に描いたのが不足に思えるのは、
毎日描き続け、色鉛筆の使い方も、紙の使い方も、
少しずつでも飲み込めて来ているからでしょうし、
自分の絵の描き方が身について来ているからかなと思います。
と同時に、自分が好きなモチーフを、それも様々なモチーフを選んで
描いているのが、手癖のみで描かない助けになっているのかも、とも。
この秋の個展に向け、今を一応の〆としているのですが、
これが済んだら即新しく描きだしたいモチーフは山ほど!!
どうぞ今後とも、よろしくお願い致しま~す!
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ただ今本家ブログには、
この記事へのコメント
小父さん
どうも私みたいなど素人がだらだら書きに来るので
絵心をお持ちの方々がコメントを残さなくなったとしたらごめんなさいです。
映画『ターナー、光に愛を求めて』を観ていたら、画家たちは展覧会場でもみんな自分の絵に筆を入れていましたね。
お芝居なんでしょうけど、なるほどこんな雰囲気なのかって分かったような気持ちになりました(笑)
いやいや、それでこのブログが理解できるわけではありませんが、
ひとこと、ふたこと書かせてもらいます。
今日の3作品は、このまま壁に掛かっていても全く
不思議ではない気がします。
「たんぽぽ」の背景の微妙な色の変化がなんとも言えない種々の緑に思えます。
今、前回と見比べました!
大きく変わっていますね。
落下傘の緻密さには驚きです。
えっ、まだ手が入るのですか?
これは完成に思えますけど・・・(笑)
「忘れられた自転車 アーゾロ」は壁と自転車、それに
ベンチへの光がぱっと目に入ってきました。
右の壁への影とタチアオイの葉影がとても素敵に感じます。
「5月のトスカーナ 雨上がり」では緑が眩しく思えます。
そして右上の曇天というのか暗い空と、中ほどに光が差し始めている部分に天候の変化を想います。
そうですね、台地の手前のうねりと遠景の緑から、その広大さを感じ取れますね。
どの作品も現物を拝見したいものです。
shinkai
★小父さん、こんにちは! コメント有難うございます。
小父さんのコメントのせいで他の方が書かれない、という事は絶対無いと確信いたしますので、はい、どうぞそのご心配はご無用に願います!!
元々私のブログはコメントを書いてくださるのが少なく、それ以上にこの水彩ブログは、コメントが無いのです、ははは。
下手くそ!と思っておられる方もたくさんおられるのでしょうけど、意地悪を書かれる方は少ないので助かります、ははは。
ここでは描いている途中経過を載せていますし、載せる事によって新しく見える部分も多いので、自分の為のブログでもあり、
また知り合いの若い方たち、絵が好きで描いてもおられる方たちへのちょっとした刺激にもなるかな、と言うブログですので、
小父さんが書いてくださる率直なコメントがとても私は好きですし、読んで下さる方たちもそう思って下さっていると思っています!!
はい、あのターナーの映画で赤いブイを描く場面は、あれは大変なお芝居だと思うのですが、後から付け加える、という意味では同じだと思います。
日が経ち、また場所が変わると、それまで見えてなかった物が見えることは本当なのです。
今回の手直しの2枚は、新しい紙を使い始めたこと、新しいモチーフだった事、色鉛筆の使い方もあれこれ使い続ける事によって納得してきた事などなどもあって、とても不足が目に付いたのでした。
今回のがとても良い、と見て頂けたのであれば、とても嬉しいです!!
で、今の私の力では、ここまでだと思います。
たんぽぽは、後もう少し手を入れます。
まだ画面の中の空気が澄んでいないのです。
この空気感というのも、なんというのか、描いている者がそれぞれに自分の絵に要求している物で、う~ん、他の言葉ではちょっと説明し難いです、済みません。
小父さん、本当に有難うございます!