・ 詰めている3点 ムラーノ島、モンテリッジョーニ、そして 


  秋の個展を睨み、ちょっと気合を入れ、ははは、
  詰めている3点を見てやって下さい。

  ムラーノ島の午後 ヴェネツィア

+DSC01895_GF.jpg    

  あちこち気になる形を修正しつつ、詰めています。

  今回手を入れたのは、真ん中の円柱と右の角柱の傾斜、
  それと角柱の足元に、猫ちゃんを入れました。

  まだ河岸の煉瓦などは形を入れただけですし、
  敷石の道の色と、建物の影の関係か、
  角柱の辺りで高くなっているような・・。

  こうして写真をアップして見ると、気がつく所処々、
  もうちょっと詰めてみます。



  こぼれ陽の壁  モンテリッジョーニ

+DSC01894_GF.jpg    

  先回見て頂いた時からの大きな変化は、

  葡萄の木の間隔、右側を詰め、真ん中の傾斜を変え、
  左も窓から離し、
  絵の左側を1.5cm延ばし、窓が中央に見えるように。

  というように形を変え、落ち着いた所で描き込みました。

  壁の色が濃くなり、こぼれ陽が見えるようになったかと
  思うのですが、もうちょっと色、形の調整が必要ですね。

  画面下の植え込み植物は、まだ色を置いてみただけなのと、
  陽の当る壁の描き込みが、まだちょっと不足、
  葡萄の葉の茂り、量感もイマイチに思いますので、
       
  これもその辺りに気をつけ、詰めます。

  橋を渡って ヴェネツィア

+DSC01891_GF.jpg     

  長い間抱えている絵なのですが、このままではと
  先日重い腰を上げ、ははは、取り組みました。

  大きく弄ったのは、水面の中央、明るい部分の描き込みで、
  ・・使った赤色がちょっと気にかかっているのですが、
  実際の壁もぐっと明るく、
  他の水面も明るさを拾いました。

  これはカラー紙の薄紫を使っていて、色の発色が弱いのと、
  すべすべなので、色を重ねるのが難しいのです、粘ってきて。

  そんなこんなも学んだ事ですが、
  後もうちょっと詰めてみる事にします。




 *****

◆ 個展のおしらせ ◆

  広島の絵の友人 越川道江さんがクロッキー展を
  9日から14日まで、県立美術館のギャラリーにて開催されます。
  
km-1.jpg
km-2.jpg    
    
  パリで描かれたものから選ばれたものとの事。
  どうぞお出かけ、ご高覧下さるようご案内いたします。 



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  ただ今本家ブログには、
  ご訪問、よろしくどうぞ!
     

この記事へのコメント

  • 小父さん

    こんばんは
    個展の日が刻々と迫ってきますね(笑)

    ムラーノ島の午後は、
    ロッソ・ヴェネツィアーノ色が前面に出てきたように感じます。

    独特の色彩のトンネルのような気がします。
    前回、気づいてなかった窓ガラスに映る光景がいいですね。

    >角柱の辺りで高くなっているような・・。

    本当ですね。
    でも、そのでこぼこ感も建物の古さが出ているように思います(笑)
    猫ちゃんは首のかしげ?が可愛いですね。

    こぼれ陽の壁は、
    ぶどう棚からのこぼれ陽がキラキラして綺麗です。
    葡萄の木真ん中の傾斜が変わっていますね!
    植え込み植物は、まだ色を置いてみただけなんですか!

    こうやって制作過程のお話を聴くのも面白いです。
    私個人はこれも完成しているように思えますけど!(笑)
    窓にさがっているお酒の瓶?がいいです。

    橋を渡って ヴェネツィアは、
    過去3枚の絵を見つけて眺めています。

    これって時間の経過とともに描きたい形や色も変化するものでしょうか!
    2012-08-20 よりも前に描きはじめられたんですね。

    これだけ試行錯誤されたら思い入れがよく深くなるものなのか、最初のインスピレーションと違うものになっていくものか興味深いです。

    以上、絵画小学1年生のコメントです。

    どうも有難うございました。
    2015年06月07日 20:56
  • shinkai

    Unknown
    ★小父さん、こんにちは! コメント有難うございます。

    ははは、何かしら気ぜわしくなって、描かなくては!というちょっとした強迫観念に襲われています。

    赤色が実際よりも派手目というのか、明るい感じにも写っていますが、大体この感じで大きな変化は無しで行けそうに思っています。
    はい、あの窓に映る空の色は、意識して濃くしているのですが、良いと言ってくださると安心しますです。

    はい、あの真ん中の葡萄の木は、ちょうど窓の鎧戸の角と重なっていたので、中に入れて鎧戸の角が見えるように。

    こぼれ陽らしく見えると、嬉しいです!
    大きなこぼれ陽の塊が無く、小さいので、上手く行くかなと気がかりでしたが・・。

    あのワインの瓶は、藁苞のキャンティ・ワインですね。 トスカーナのワイン瓶です。

    橋を渡って、は最初描きだしたのが、そうです、3年前ですか。
    この絵に関して言いますと、描きたいものの意識が変化したというよりも、単純に描けなかったというのが正直な所でして、ははは、
    描きだした頃はまだ色鉛筆を使っておらず、カラー紙に水彩で描く技術の問題がクリアできなかったのですね、どうやって描き込むのか、がです。
    で、色鉛筆を使うようになり漸く描き込み出来る様になったのですが、カラー紙を使っての発色問題、そして以前のペンでの下描きの不足があったりで、こんなに時間がかかりました。
    自分には良い勉強になったと思います。

    描きたいもの、はやはり変わると思います。
    今頃は勿論相変わらず壁フェチなのですけど、はは、それ以外にも描きたいものが出て来ているのを感じます、欲張りです!

    こちらこそ、いつも本当に有難うございます!
    2015年06月08日 11:52