トスカーナの麦畑、まだ麦穂が揺れる
刈り入れ前の畑を描き込んでいます。
見てやってください。
7月のトスカーナ 麦秋

丘の広大な土地に波打つ大きな起伏、
まだ刈り入れ前のざわざわちくちくとした麦穂。
お隣の畑は刈り入れが済んだ鮮やかな濃い黄色、
こちらはベージュの半ば枯れた色。
どう描き分けるかと考えるよりも、まずとにかく
ザワザワと、首を少し垂れつつ揺れる麦穂、
ぎっしりと詰まって、トラクターが踏みつけた跡がくっきり、
そんなこんなを考えながら、必死で色を植え込み、均し、
ペンで描き込み、また均し、
グワッシュのベージュを面相筆で植え込み、色鉛筆で均し、
こんな風に、大地を何度も描きこんでは均しました。
丘の上の農家の色を、写真を撮る前に少し明るくしましたが、
ほんの少しまだ濃いかな、というのと、
今こうして写真を見ていると、
農家の屋根、庇の線を、少し角度を付け上げ、
つまり、丘の下から覗き込んだ角度が良いのかな、と
気が付いたのですが・・。
麦穂の色が、描いているうちに少しずつ濃くなり、
かといって、余りぼや~んとなっても締まらず・・、う~む、
この辺りで、そろそろ満タンで~す!
どんなでしょうかぁ?!
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ただ今本家ブログには、サンタ・ソフィーア聖堂博物館 ・ イスタンブル
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この記事へのコメント
小父さん
けっこう強い風を感じます。
このような場所に立ったら自分も麦畑の一部に同化されていく気がします。
ちまちましたストレスや悩みも忘れそうです!
それにしてもこの麦畑を耕作されている人間の力って大きなものですね。
ということは今から刈り入れる目の前の大仕事も残っているわけですよね。
いや、目の前のざわざわ感、遠くに波打つ様子、トラクターの通った跡とさわやかな風などに収穫の秋を感じます。
農家と糸杉の緑が効いてると、ど素人には思えます(笑)
shinkai
★小父さん、こんにちは! コメント有難うございます。
風が吹く、麦の穂がざわざわと波打つ感じ、なんて書いていただけて嬉しいです、有難うございます!
ほんとにそうなんですよ、あの広大さと丘が波打つ風景の中にいると、ただただその凄さに感嘆するのです。
昔若い頃うつうつすると、須磨の辺りに海を眺めに出かけたものでしたが、そうですね、やはりこれだけ広いと海と同じですね。
で、小さな画面の中に、いかにあの広大な素晴らしい眺めを表現するかで苦闘するのですが、少しでも感じると仰っていただけると、やれやれです。 有難うございます!
あ、小父さん、これは麦ですから7月の初旬、夏なんです。