毎日雨振りが続いておりまして、薄暗く、
お絵描きの方はまだ余り色の問題がない過程ですので、
何とか毎日しこしこと描いておりますが、
さて、今朝ブログ用にと撮った写真はすこしぶれておりますが、
先にご容赦をお願いいたし、
まずは進み具合を見てやってくださいやし!
サン・レオの教会 サンタ・マリーア・アッスンタ

はぁ、この教会を描き始めたきっかけは、
思い切りスカッとした青空が描きたくて・・、なんぞと言ったのは、
ははは、どこの誰だったんじゃぁ!!
一応全体に墨入れをし、2度か3度、
石の色の着色を2度ほどして、次はやはり空の色を決めないと
壁の色の調子もつかみ難いと、
一応、最初の思い通り、少し難しそう、とは思いつつ、ははは、
ブルーを入れかけた所で、こりゃ、いけん!
ざっと消し、金と朱赤を混ぜたのは、どうでしょうか?
と全体に塗った所で、これまたアカン!
ですが背景の明度だけでも決めないと、壁が描けませんので、
とにかく赤金を洗い落とし、・・これがしぶとくて落ちないのですよぉ!
色を消すために、必死で色鉛筆のグレイをかけた所です。
で、何とか背景が収まった所で、再度、
ペンで強調する部分を入れ始めています。
ペンと墨、水彩での着色が済んだところで、
思いがけず良い色の調子が出たなぁ、とは思ったのですが、
そのままでは仕上がりに向かえそうもなく、
ペンで強弱を。
ですが、今までの下描き、下塗りも残しながら、
生かしながら、と慎重に取り組んでいます。
背景の空の色は、このまま、こんな色気のないグレイでは、
ははは、置きたくないとは思っているのですが、
貧弱な頭にはまだ良い色が思い浮かびませんで・・、
あああ、イタリアのお天気と同じに雨模様の続くshinkaiの絵!
ア~ア、あの青空はどこに行ってしまったんでしょうねぇ?!
嵐が丘、みたいな空は描きたくないんだよぉぉ!!!
グレイにするにしても、もっと色気のあるグレイにしたいんだよぉぉ!!!
ご訪問、よろしくどうぞ!
この記事へのコメント
小父さん
またまたど素人が前の記事も読んで、今日の記事をよんで画面を二っつ開いて見比べています。
いやー、積まれた石の色あいといい、鐘楼に右の壁の中心の戸口といいすっかり変わりましたね。
文章を読んでいると、彫刻のような、一作業、一作業の細かな積み重ねを感じます。
たくさんの線上の石の影がいいですね。
ふ~ん、いきなり今日のような絵を描きつけないのですね。
とっても趣を感じます。
2~3日前、秦の始皇帝の国づくりのドキュメンタリー
みたいなテレビを観ていたら、要塞の石積がこの絵とも実に良く似ているんです。
秦王の在位は、紀元前246年 - 紀元前221年なんです。
そんな昔のローマからはるかに離れた地であっても、お互いの文明に関わりがあったんじゃーないかとふと思ってしまいました。
日本の城だけが全く違いますね。
>思い切りスカッとした青空が描きたくて・・、なんぞと言ったのは
ということは、もっと青にはしないんだけど、まだ変化するかも知れないんですね。
私は、ぱっと見た時「空が青くなった!」と感じましたよ。
現在のままでも、とても重厚感が漂っていると思います。
shinkai
★小父さん、こんにちは! いつも本当に丁寧に見てくださって、あれこれ聞かせていただき、本当に感謝です!!
ど素人が、と仰いますが、自分の描いている絵には半ば盲となって、思い込みでちゃっちゃっと描き始める事がとても怖いと思うので、こうして絵を描いておられない方の言葉を頂けるのはとても嬉しいですし、重要なので、有難いです!
私の描き方はじくじく重ねていく、様子を見ながら、気のついたところを徐々に詰めて行くので、 はい、まさに石積みと似ているかも。
日本の城は石垣は別として、やはり余り石の産出国ではないのと気候の関係で、石の文化は育たなかったのでしょうが、中国までは大陸で繋がっていますから、やはり長い歴史の中での交流はあったと思いますね。
空が青くなった!と感じて頂いて、ありがとうございます。
どうやらグレイがこの石壁には行けそうだな、とは思うのですが、まだ今のグレイでは気に入らず、石壁の色との関係ではあるのですが、もうちょっと何とかしたい、と考えています。
重厚感が漂っている、・・こう言っていただけると、ではもうちょっと頑張ろう!と励まされます。
今回のこのモチーフは、光と影、そして古い石壁、と私にとってまさにお陰さまのめぐり合いですので、今までよりももっと慎重に取り組んでいくつもりです。