我が家から程近い場所に広がる美しい葡萄畑、
コネリアーノから北西に掛けてのプロセッコの葡萄畑。
とりわけこのサント・ステーファノ辺りの畑は、
なだらかな丘から山が広がる場所に、
トラクターも入らない様な葡萄畑がびっしりと!
本当に美しい葡萄畑なのですが、
まぁさか、自分が描くようになるとは思っていませんでしたが・・!
今回ご縁あって描き始めましたので、見てやって下さい。
初夏、ヴェネトの葡萄畑 (題名がまだ未決定です)

緑に黄土色を混ぜたインクで下描きし、
薄墨でアクセントを付け、
水彩の山吹色、薄緑、濃い目と下塗りをした所です。
大きさは、いつもより少し大きな26,5x32cmで、
全体の構図はこれで大体OKかと思うのですが、
上部の1cm程、つまり真ん中から左に広がる遠い畑の上の林、
ここが無くても良いかな、という気も・・。
下側の手前は、一旦谷が落ち込み、
左半分の一番手前の近い葡萄畑に繋がり、
私がいる位置に上がってくる、という心算でおりますが、
一番近くの葡萄の葉や蔓の色、・・描くのが難しそう!
点在する農家は整備された新しい壁の家が多いのですけど、
少し古い感じにする予定なのと、
目障りな大きな不格好な家は2軒ほど取り除けました。
葡萄畑の、新緑の緑と畝の見事さに重点を置き、
曲りくねる道の面白さ、白さをアクセントに、
奥に張り出す林と、手前右の落ち込む谷は
濃い緑で無個性に、と思っているのですが、
そんな感じで良いでしょうか?
◆ 個展のお知らせ ◆
広島の絵の友人槇原慶喜さんから、
還暦を記念しての、絵と写真による個展のお知らせが届きました。

槇原慶喜展
2013年6月28日(金)~ 7月22日(月)
安芸高田市立八千代の丘美術館市民ギャラリー
10時から17時
閉館 火曜日
お出かけ下さいますよう、ご案内申し上げます。
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ただ今本家ブログには、発見のモニュメント ・ ポルトガル、リスボン
をアップしております。
http://www.italiashiho.site/
ご訪問、よろしくどうぞ!
この記事へのコメント
うたたね
豊穣な実りを予測させてくれる緑の大地。
本当に美しいですね!
作品完成を楽しみにお待ちしています。
PS
貴ブログにてご紹介いただいた「ベリー公のいとも豪華な時梼書」12ヶ月のカレンダ-。
美しい青色が心から離れず、ウィキペディアで検索し、拙ブログにも使用させていただきました。
ブログを開くたび、楽しませていただいております。
私はお天気の日は、少しだけ農作業(みかん畑と家庭野菜)をしております。
このカレンダ-の様に自然と親しみつつ、日々を平和に暮らしたいと思っております。
素敵な絵をご紹介いただき、本当にありがとうございました。
shinkai
★うたたねさん、こんにちは! コメント有難うございます。
ヴェネトのこの辺りに住んでいて本当に嬉しい、と思う事の一つに、やはり自然の豊かさ、美しさがあります。
丘の高低が作りだす自然の変化の美しさもそうですが、この絵のモチーフの場所は、まさに愛情込めての手入れが実った美しい畑なのですね。
有難うございます! 愉しみつつ頑張って描きたいと思います。
ご自分で農作業をされるのは、傍から考えるほど楽ではないと想像しますが、自分で育てた作物を頂けるのは贅沢な事ですね。
体調にお気をつけて、頑張って下さいね。
「ベリー公の時梼書」のあの美しさは、年代を越え、誰もがひきつけられる詩情あふれた美しい絵だと思います。
絵のファンが増えるのは、私も嬉しいです。
paprica
お久しぶりです!こちらのブログともう一つの方、どちらもいつも楽しく拝見しています♪
イタリアの美しい景色を写真にとることなら、カメラを持っていればできるけれど、こうしてその風景を描くことがどれだけのスキルと根気(?)を要するか、想像するだけで気が遠くなります。下描きはインクでされるのですね。どんなふうに色が加えられていくのか、今から完成がとても楽しみです!!
shinkai
★papricaさん、こんにちは!
ご親切なコメント、有難うございます!!
どの方だっけと、拝見に行き、すぐ分かりました、はい、あのGus君のママ、手造りの爽やかな生活が羨ましい方でした!
はい、ドローイング・インクで描いています。 水溶性というのですけど、描いた後すぐ水彩絵具でこするとかなり薄くなりますが、一旦乾くと大丈夫です。
私は自分で撮った写真から描くので、ペンで描く時が現場でのスケッチと思い、自分が納得できる様に描いていますが、ははは、我慢強くなったかもです。
有難うございます。 またゆっくり拝見に参りますね。