・ わたしの猫たち 

  
  我が家には昔から猫ちゃんの絶えた事が無く、
  ・・ワン君も時々参加、インコちゃん達もいましたが、

  この4人は、私が一人暮らしを始めてから一緒に住み
  母子家庭を構成、イタリアに来た時も一緒。
  そんな訳で約20年ほども一緒に暮らした猫ちゃんたち。
       
  テンペラで描いた4人一緒の絵も壁にあり、
  夜寝る前には挨拶を、という、はは、未だに母子家庭の延長。

       
  ガボさん   (11x15)

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  我が家の長男猫は代々 ガボ を受け継ぎ、彼は3代目。
  余りにも彼にぴったりの名で、
  多分、永久欠番に。

  長男ながら母親役をも勤め、
  私が次々拾ってくる猫さん達の面倒も見、
  17歳の長寿を全うした、
  大変に優しい頭の良い猫さん。

  猫の名を呼ぶのに、クンとか、サンとか、ちゃんとか、
  同居の中で、相手を自然にランク付けしているのに
  気がつき、可笑しくなりますが、

  彼と私の短くも長い生活を振り返り、
  彼が私にくれた愛情を思い出すと、
  少し、胸に迫るものがあります。
       



  ハク     (11x15)

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  我が家の4猫のうち唯一の女の子で、  
  彼女は大いに女である事を意識し、楽しんでいましたね。
  私よりも楽しんでいたのではなかろうか!

  ハク という名は友人がつけたもので、
  「裸足の”伯”爵夫人」に由来。
 
  猫さんでも、メスは骨細で華奢な体をしている事を
  教えてくれ、これは私にとっての大発見。
  が、それにしては一番の狩人で、家の中によく
  トカゲやヤモリが転がっていましたっけ。




  ケン君   (14x19)

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  ケンは、開高健さんから勝手に頂いた名前で、
  当時の私はかなり彼の文章にいかれていたので。

  目つきの鋭い、時に「シンカイ組 ケン」と友人達に
  からかわれ、そのくせ神経が本当に繊細で、 
  鼻のホクロが素敵な猫さんでした。

  このスケッチの中で、なんと目が優しくなった事!
       



  フィニ    (14x16)

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  我が家唯一のアビシニアンの血統猫。 
  友人の家から4番目としてやって来たので、
  最後 の意味をこめて、フィニ と命名、
  でもいつも、フィーちゃん と。  
  最盛期11キロの巨体を誇り 16歳まで長生き。

  13歳を過ぎて後、私が抱っこすると、
  彼も私の首に手を回し、
  ぎゅっと抱いてくれるテクを覚え、
  なんと喜ばせてくれたものか!

  このスケッチを日本の友人に送ったら、
  彼女は久し振りのフィニに、涙をこぼしてくれたそう。
  幸せなフィニ!  




  野良ちゃん

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  友人から届いたカードにこの子がいて、
  如何にも野良ちゃんらしく、薄汚れた鼻とほっぺた。
  でものんびりの雰囲気が気に入り、
  初めて透明水彩で猫ちゃんを描いたもの。

  お風呂に入った様に、汚れを落とし、
  のんびりと毛づくろいの姿。

  今このスケッチは友人宅で、可愛がって貰い安心です。
       
  
     

この記事へのコメント

  • 愛ちゃんママ

    Unknown
    猫ちゃん達に対する愛情があふれています^0^
    素敵です!
    2012年03月10日 20:48
  • shinkai

    Unknown
    ★愛ちゃんママさん、こんにちは! コメント有難うございます。

    はい、この猫たちとは長く、しかもしっかり近くで付き合いましたので、一口に猫、と言っても本当にいろいろだなぁ、と実感した物でした。
    有難うございます!

    愛ちゃんママさんも、お家の愛ちゃんと心ちゃんを、と書いて心ちゃんの絵を拝見したかなぁという疑問が出ましたけど、愛ちゃんのはしっかり何度か拝見していますね。
    またアップして下さいね。
    2012年03月11日 00:51