・ 猫ちゃん、 ワン君 Gatti e Cani


・ 黄昏近く 日向ぼっこ ソレントにて  6号 41x31cm

   

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黄昏近く 日向ぼっこ  ソレントにて_01_GF.jpg


ナポリからカプリ島、そしてソレントに。 

古くからイタリア歌曲で有名なソレントの町は断崖の上にあり、港から町の中心には、

ハァハァと折り返しの物凄い階段を上がるか、長い車道を歩くか・・!

  

港にはしっかり頑丈で厚い防波堤があり、その裏側にたくさんの

野良ちゃんが集まり日向ぼっこをしており、


長い年月と防波堤の厳しい役割からか、細かい細かいひび割れが入っており、

この猫ちゃんを撮った時にはそんな所迄目に入らず、特別なモチーフとも

思わなかったのですが、


年を経て改めて見ると、何ともなんとも素敵な猫ちゃんと防波堤で!


ならばと、「新開の猫」になって貰う様、頑張ったのでした、はは。




・ ラツィオ ・ カンパーニア  Lazio Campania  


・ ポンペイの小鳥  壁画模写   18x14   0号 

     

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ポンペイの小鳥  壁画 模写_01_GF.jpg


ポンペイの壁画は時に素晴らしく心惹かれるモチーフがあり、きっと当時は

画家、なんぞと言うよりも単なる壁塗り、ついでに絵も、という職人扱いに

ちょっとプラス扱い、くらいだったろうと思うのですが、


人物も勿論、花や植物、小動物あれこれ、静物画も時に、凄いなぁ、これ!

というのが見つかり、模写したくなり・・。


で、いざ描いてみると、彼らはさらっとやっつけている、感じなのに、

その筆さばきの達者さに、恐れ入りましたぁ! となり・・。


今回もまず赤の色に手を焼き、も少し朱の入った明るい赤のつもりが

無理で、何とか濃い目の赤にし、


壁の微妙な汚し、噴火災害を経、年代を経て残った、その微妙な美しさを

何とか出したいのに手を焼き!


でもその難しさが案外逆に、次回も!に繋がるのかも、ですね、はは。




・ トスカーナ   Toscana


・ ピエンツァ 黄昏色  ・トスカーナ  33x21cm   4p

     

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ピエンツァ 黄昏色_01_GF.jpg

ピエンツァの東隣にある小さな村モンティキエッロ。 

城壁に囲まれ、村への出入り口は城壁に開いた1つの門だけ、という

素敵な村で、この眺めはそのモンティキエッロから見る夕暮れ。

  

今回この黄昏色の、しかもほんのり「天使の階段」も見えている風景を

描き始めた時、

いつも見る、あのピエンツァの北に見える塔は何?


と、今迄もずっと、何かな、あの塔?と思いつつ調べなかった自分の横着さ

に呆れつつ調べ、歴史ある古い家柄の城館パラッツォ・マッサイーニ・

Palazzo Massainiと簡単に。 

名は16世紀に再建したマッサイーニ家の物でも、オリジナルは

もっと古い由緒あるものと。


という小さな発見もあった、黄昏色に暮れなずむピエンツァ遠望。




・ シエナの空飛ぶ気球  ・シエナのクレーター  265x37cm  5P 

    

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シエナの空飛ぶ気球_01_GF.jpg

シエナから南西に位置するアシャーノ・Ascianoに連絡する県道438号線を

下る道は、シエナのクレーターと呼ばれるかっては農耕に適さない地、砂漠で、

月のクレーターの様に、石灰岩の岩があちこちに顔を出す道が続きます。


とりわけちょうど中程のフォンタネッレ・Fontanelleという辺りは、起伏に

満ち、谷が筋を描き、素晴らしい風景を求める人には垂涎の地!


ちょうど良いアグリトゥリズムの宿を見つけ、近くの2か所を移りながら

5日間過ごしましたが、朝早く庭に出た時、気球が飛んで行くのに遭遇。


この一帯は気球が飛ぶのに適している様で、ン十年前にシエナで一夏

過ごした時にも、気球が飛ぶのを見ており、


ああ、いつか自分も飛んで見たいよぉ! と願うshinkaiです。




・ オルチャの谷 夏の終わり ・トスカーナ   35x25cm  5

  

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オルチャの谷、と呼ばれる西はモンタルチーノから、東端のモンテプルチャーノ

迄は27km弱の距離、とグーグルが教えてくれましたが、


その短い距離の周囲に広がる風景の広大さ、起伏の見事さ美しさは、

何物にも代えがたく、何度も何度も行ったり来たり!


ここに見えるマドンナ・ディ・ヴィタレータの礼拝堂に行くには、近年漸く

道路標示が出来ましたが、

県道146号から入り込み、途中からは歩いて礼拝堂の裏道に到着します。 

ちょうどこのモチーフの様に。


春は緑一面の起伏する平野と谷の眺め、そして刈り入れ時期の黄金色!


夏の終わりには巻き取られた藁山も姿を消し、耕され、濃い茶色の荒々しい

風景となります。


土地に見える色違いは、太古の海の底からのメッセージ、なのです。




・ モンテリッジョーニの古い壁 ・トスカーナ  41x28cm  6p

   

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モンテリッジョーニの古い壁 トスカーナ_01_GF.jpg

シエナから20km程北西にモンテリッジョーニはあり、

元々の村の建設は1210年代の対フィレンツェの防御からで、周囲をぐるっと

城壁で囲み、村の門は南北に一つづつ、中央広場に大きな井戸があり、小さな教会も。


今は敷石で埋まる町も、かっては籠城戦に備え土のままだったそうで、

ほぼ丸い城壁に立つ11本(現在)の監視塔が遠くから見ると

「王冠を抱き・・」とダンテに謳われ。


モチーフのこの家、そしてこの道に立ち並ぶ古い家には13世紀建設、と

あるのも実際に誇張ではなく、古くゴツイ石の家、時に地面からの

立ち上がり部の壁が広がっている家もたくさん見られ、


この家も数年前に訪れ描いた時より整備され、同じ扉の塗りは剝げたものの、

7世紀後の今も健在なのが嬉しい限り!




・ ヴェネト  Veneto


・ 林に射し込む陽 秋 ・ヴェネト   45x32    5号

  

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林に射し込む陽 秋_01_GF.jpg

住んでいる町コネリアーノから南に車で30分程。

自然公園フォンターネ・ビアンケ(白い泉、湧き水)に、随分前

写真仲間と晩秋の朝早く出かけました。


到着した時はまだ霧が深く、湧き水や周囲の林が白い靄に囲まれ、

始めて見た神秘的なイメージに驚き感動、撮りまくり・・!


このモチーフは、少し陽が上って後、林の中に様々に射し込む光の筋に

明るく輝く場所と、逆に霧が濃く木々の背後がうっそうと見える部分と。


もし全体が真昼の均一の光の下なら、こんなに特別な林には見えないだろう、

と思った、そんな不思議な光景を描きたい、と粘ったのでした。




・ 晩秋の朝 ・ヴェネト    30x40  6号 

   

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晩秋の朝_01_GF.jpg

我が町から30分程南に位置する自然公園フォンターネ・ビアンケ・

白い泉・湧き水。 野鳥保護もされ、広い林が広がります。


写真仲間と一緒に広い公園内をあちこち動くうちに陽がしっかり上り、

どんどん霧が晴れ、気持ちの良い青空が広がり、

色づき始めている木々の色、また、既に積もる枯葉の色、

様々な秋の色のハーモニー!


このモチーフは、日本の鮮やかな紅葉と違い、

黄色、ヴェージュ、茶のイタリアの黄葉で、優しく穏やかな秋の彩を。




・ 春が来た! スコミーゴ村 ・ヴェネト  36x27  5


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春が来た! スコミーゴ村_01_01_GF_1.jpg

北イタリアはヴェネト州トゥレヴィーゾ県コネリアーノ市のスコミーゴ村、

に住み着いて既に30年を過ぎ、日本で住んでいたどこの町よりも長く

なりました。 でも、今もとても気に入っています!! 


3年ほど前に世界遺産「プロセッコの丘」に指定され、その端っこに位置

するこの一帯。 葡萄畑の畝の流れが続く眺めにはいつも惚れ惚れと。

  

谷の向こうに見える村はオリアーノで、今、春の先駆けのモグラ達の

活躍が見えるボコボコの草原も、いずれは葡萄畑に。


コネリアーノに出かける時は、カーヴが多く、ゆるゆると下りながら

各季節の眺めを楽しめる、左上に見えるオリアーノ村教会鐘楼前経由でね。




・ 湧き水の流れ 晩秋の朝 ・ヴェネト   38,5x28,5 5

    

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湧き水の流れ 晩秋の朝_01_GF.jpg

秋の朝早く、写真仲間と出かけたフォンターネ・ビアンケで見た風景。

湯気が立ち上がる湧き水の流れ、そして川に乗り出す様に伸びた太い木々、

中には近い将来倒木に、と思われる木々も。


始めて見たこんな光景に、いわゆる泰正名画の、全体が茶を帯びた古色蒼然

とした風景を思い重ね、描きたい、描いてみたい、と思ったのでした。


今迄の自分が求めていた色合いとはまるで違う趣に、では茶色系の色に挑戦

してみよう、と、今迄に描いた事がない程の多くの木々とも格闘したものの、

軽くやっつけられ・・。


で、その内に内心から湧いて来た想いは・・、 うん、自分は茶色系の

静謐さを欲しかったけれど、やはり自分が描ける、描きたい方向に、と!


でも、苦労して得た何かは残った様な気がする、小さな放浪記でした。




林の奥で クリスマス・ローズ  ・ヴェネト    13,5x18cm  0

    

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クリスマスローズ_01_GF.jpg

我がスコミーゴ村の野生のクリスマス・ローズは、緑色の花、花屋で売られる

改良栽培種より丈も低く花も小さめですが、花びらの形も少し違う種、そして

濃い茶色の葉を持つ種もあり、林の中、湧き水の近くに、毎年早春に姿を見せ、

春を告げる花、のように感じ、季節になると楽しみに探しに行きます。


丈が低いので写真に撮るのがなかなか大変ですが、

陽当たりの良い葡萄畑周辺に咲いているのを見ると、丈も高く花も大きく、

なかなか豊満な姿で咲き乱れていたり・・。


この絵は描き出したものの、自分の狙いが明確でなかった為に行き止まり、

背景を洗い落とし2年程置いていたのに再トライしたもので、

なんとか柔らかく纏まりホッとしています。




・ ヴェネツィア  Venezia

・ 日向ぼっこ ヴェネツィア・リアルト   18,5x12,5cm  0号

     

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日向ぼっこ ヴェネツィア リアルト_01_GF.jpg

ヴェネツィアはリアルト橋南側に幾つか並ぶヴァポレット・水上バスや

モーター・ボートの船着き場は、大勢の人々の往き来で踏まれる恐れが

あり、カモメたちは寄り付きもしませんが、

  

でも彼らは、ノンビリ日向ぼっこ出来る場所をよく知っているのですよねぇ。

ぷくっと羽を膨らませ丸くなり、気持ち良さそうに・・。


嘴の先は鋭く、目の縁も赤く、餌を放り投げて与えた時など目が合うと

ちょっと怖い程ですが、居眠り姿は一度抱っこさせて欲しいほど。

というのも、雀や鳩よりは格段に大きな体ですけど、


雀や鳩が餌を争いつつ、足の上に乗ってきた時に感じる温かさ!

・・から、カモメはどうかな、と怖い物見たさから、へへ。