絵の方もボチボチ頑張っておりますが、今日は見て頂くほど進まずで、
たまたまサン・マルコ聖堂の入り口上に威勢を見せている4頭の馬、
イスタンブルから分捕って来た黄金の馬、についてのサイト記事を見つけ、
興味深い事も分かりましたので、皆さんにも!
イスタンブルから分捕って来た黄金の馬、についてのサイト記事を見つけ、
興味深い事も分かりましたので、皆さんにも!
まず、この馬達の像ですね。

イスタンブルへ出かけた第4次十字軍、ヴェネツィアのドージェ、
エンリコ・ダンドロに率いられた十字軍が勝ち、1204年、
その後戦賞品で持ち帰り、
エンリコ・ダンドロに率いられた十字軍が勝ち、1204年、
その後戦賞品で持ち帰り、
エンリコ・ダンドロについて サンタ・ソフィーア聖堂博物館 ・ イスタンブル
https://italiashinkaishi.seesaa.net/article/474423497.html
https://italiashinkaishi.seesaa.net/article/474423497.html
その後ナポレオンが1797年ヴェネツィアに勝った後、パリの凱旋門用に
持ち帰っていたのが、ウィーン会議で返却が決議され1815年ヴェネツィアに戻り、
再度サン・マルコ聖堂の入口上に1982年までいたものの、
現在は聖堂内の博物館に本物は移され、現在見れるのは模写作品。
というのは知っていたのですが、あの馬は何の馬で、イスタンブル、いや
元の名前コスタンティノープルのどこにいた馬なのかは知らず、
元の名前コスタンティノープルのどこにいた馬なのかは知らず、
考えた事も無かったのでしたが、
皆さん、ご存知でしたぁ? あの4頭の馬達はコスタンティノープルの
どこにいたのかを。 知らぬはshinkaiのみではないと、ははは。
どこにいたのかを。 知らぬはshinkaiのみではないと、ははは。
おまけについつい深追いをし、コスタンティノーポリの競馬場についての
事などもあれこれ出て、まぁ、興味深い事なのでちびちびと。
事などもあれこれ出て、まぁ、興味深い事なのでちびちびと。
はい、あの馬たちの正式の名は、ラ・クアドリーガ・La Quadriga、
並列4頭立て2輪馬車、つまり映画「ベン・ハー」で凄い戦車競走を見せた
あの2輪馬車用の4頭の馬達だったのですね。

で、コスタンティノープルのどこにあの馬達の像はあったか、と言うと、
この大きな競馬場・イポードゥロモの入口門サンタリーピオ・Sant'Alipioの
上にあったと!
上にあったと!

地図の、競馬場の斜め上あたりが金閣湾で、湾の上、向かい側がガラタ地区と。
そしてこのコスタンティノープルの競馬場はこんな形だったそう。

ちゃんと場所の名前の説明があるものの、言葉が何語か分からず、
翻訳サイトであれこれ試してもダメ、この図が出た元のサイトはトルコ語で!
翻訳サイトであれこれ試してもダメ、この図が出た元のサイトはトルコ語で!
はぁ、イタリア語に訳して読みましたぁ。 馬達がいた場所が知りたくて。
ご説明しますと、大きな U の字型の競馬場の右上、Carceresとある所に
出場する馬達が連れて来られ、またどのレースに出るかの籤の結果も出て、
出場する馬達が連れて来られ、またどのレースに出るかの籤の結果も出て、
こちら側真ん中近くにある白いKathismaが、皇帝たちが座る場所で、
戦車競走は大変に皇帝、貴族たち、また一般庶民にも愛された競技で、
騎士たちはこれで勝つと、一般の職人たちが稼ぐ1年分位の賞金を稼いだそうで。
騎士たちはこれで勝つと、一般の職人たちが稼ぐ1年分位の賞金を稼いだそうで。
競技場真ん中に細長く伸びるオベリスクや像が立っている部分はSpinaで、
ここの部分は幾らか土盛りで高くなっている、つまりコースに傾斜が付いている訳。
ここの部分は幾らか土盛りで高くなっている、つまりコースに傾斜が付いている訳。
一番下に見えるSpendoneの説明は見つかりませんでしたが、
外壁のロッジャとかいう感じでしょうか。

で、この部分は現在も下部分が半分残っていて、こんな様子。

競馬場の元の大きな形は、こんな風に残っていて、

こんなオベリスクの写真も見たりして、そう言えばイスタンブルで見たっけ!
行ったっけ! と、ははは。
行ったっけ! と、ははは。

で、デジタルでの復元図があり、ほら、左上の白い塀の真ん中に門があり、
その上に4頭の馬が乗っているのが見えるではありませんかぁぁ!!
その上に4頭の馬が乗っているのが見えるではありませんかぁぁ!!

つまりCarceresの、競争出場の馬達も集まってくる場所、コースの籤が
貼り出される場所、きっと観衆の入り口でもあるあの門の上に4頭の馬像がね!
貼り出される場所、きっと観衆の入り口でもあるあの門の上に4頭の馬像がね!
イェイ、見つけたぞぉ!
走るコースは時計回りと反対で、直線コースの長さは455m、幅は122mあり、
7ラウンドの勝負で、1回毎にコースの上に掛けられているダチョウの卵を取り、
7ラウンドの勝負で、1回毎にコースの上に掛けられているダチョウの卵を取り、
なんか、本当に「ベン・ハー」の映画のシーンみたいでしょう?!
DVDをまた見たくなったです!!
DVDをまた見たくなったです!!
どうやらギリシャのアテネからこの戦車競技が始められており、様式がここ
コスタンティノーポリでも踏襲されていたようですし、勿論またローマでも。
コスタンティノーポリでも踏襲されていたようですし、勿論またローマでも。
所で、この馬像の制作年代ですが、ルネッサンス期から学者たちの研究があり、
ある人は、ギリシャ人リュシッポス・Lysippos 紀元前4世紀の彫刻家の
作であろうと言い、
彼については日本語ウィキにページがあり、素晴らしい作品類が見えるので、
是非ご覧になって下さいね。
またある人はもっと後期帝国ローマ期の作品であろうと言い、
彫刻の青銅の素材検査では、錫や鉛と比較し銅の割合が高いので、
それはギリシャ説を支持するでしょうし、
それはギリシャ説を支持するでしょうし、
実際ローマ人は製造コストを抑え、化合物をより流動的に、楽に鋳型に注げるよう、
より高い鉛含有量の合金を使用し、青銅彫像を作った様子であり、
より高い鉛含有量の合金を使用し、青銅彫像を作った様子であり、
未だ正確には分かっていない様子です。
サン・マルコの入り口上の4頭の馬の姿は美しいのみでなく、確かに
ヴェネツィア共和国に重みを、また聖堂にも宗教的重要さを与えてますよね。

そう、shinkaiもつい釣られて、あれこれ読んでしまいましたもの。
でも、知った事がとても面白かった!
皆さんも楽しんで下さると嬉しいです!!
でも、知った事がとても面白かった!
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楽しかったイスタンブルのご案内はこちらから
https://italiashinkaishi.seesaa.net/article/460834203.html
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