・ 絵はパスで、   ヴェネツァの猫たち、の歴史を

今日はたまたま読んだサイト記事「なぜヴェネツィアには猫が多いか」が
興味深いので、それをご紹介するとともに、
あちこちのサイトからヴェネツィアの猫ちゃんの写真を。

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自分で撮ったヴェネツィアの写真は、「猫」だけで纏めておらずで、
サイトから拝借、と思ったのでしたが、
物凄い数の「ヴェネツィアの猫」というタイトル記事があり、ははは、

とても残念でもありますが、ちょっこっとタイトルとURLを書き出して
感謝する事にし、またのチャンスに訪問を、と思っています。

I gatti di Venezia: i piccoli leoni delle nostre case
https://venezia.italiani.it/i-gatti-di-venezia/

I GATTI DI SAN LORENZO A VENEZIA » GATTI VENEZIANI

I gatti di Venezia...ricordando Piccinin
Le foto di Elena Romanello


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で、最初に参考とした「なぜヴェネツィアには猫が多いか」の記事によると、

ずっとヴェネツィアは「いつも猫がいっぱいいる」と有名であり、

それはかってのセレニッシマ・ヴェネツィア共和国時代に、オリエントとの交易で
旅に出払っている間、住民たちは鼠たちの駆除の為、猫を飼っていたのと、

ヴェネツィアの人々は、猫たちにかなりの敬意を払っていた、というのですね。
その上、猫たちは本当に「幸運を運んでくる」動物と見なされていたのですと。

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「ヴェネツィアの猫」の歴史としては、大型ガレー船でオリエントの交易から戻る時、

一緒に「黒い鼠」、つまりペスト菌を持つ鼠も運んで来たのですが、
ヴェネツィアの先住猫、ダルマティア・アドリア海沿岸地域からの猫たちは、
このオリエントからのペスト鼠と戦うには余り強くなく、


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ヴェネツィア人は、パレスティナやシリアからの猫をヴェネツィアに運んでくる事に。

つまり戦闘意識の強い猫たち、所謂虎斑の猫、「トラ猫」ですね。


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こうして船で運ばれてきたトラ猫たちは、ヴェネツィアで先住猫たちと交流し、
新しい種の猫たちは、ヴェネツィアに浸食し始めていたペスト鼠たちとの闘いに、
ペストの伝染時にもかなりの戦果をあげ、


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こうしてこの新種の猫たちが、ヴェネツィアの小路を、内庭を、歩き回る様になり、
遂には実際に「ヴェネツィアの猫」として居座る様になったというのですね。


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近年、どんどん野良猫たちが姿を消して行くようになったものの、
それでも街の幾つかの場所では、まだ猫たちを見かけ、
とりわけサン・ジョヴァンニ・エ・パオロ病院の内庭にはたくさんいて、
ここは有名で、まさに野良猫たちの避難所、となっているそう。


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サン・ロレンツォ教会前

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この写真、猫ちゃんが何匹いるか分かります?

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そうなのか、トラ猫、は戦闘意識が強いDNAを持つ猫ちゃんだったのね。

shinkaiめは単純に、ヴェネツィアの猫を「港町には猫が多いから」と思っていましたが、

ヴェネツィアの街を守ったご先祖猫の、ご子孫たちだったのですねぇ。
お見それいたしましたぁ。


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posted by shinkai at 01:18Comment(0)・欄外