・ パルミジャニーノの、 ピエール・マリーア・デ・ロッシ3世と妻の肖像

漸くに昨日から少し絵を描き始めたのですが、右目と左目の
見える落差が大きく、手元、ペン先の距離感が上手く掴めずで、
まだも少し時間がかかりそうです。

***

今日はサイトで見つけた16世紀の画家パルミジャニーノ・
Parmigianinoの絵についての、興味深い記事をどうぞ。
サイトは「Parmigianino, Pier Maria Rossi di San Secondo e Camilla Gonzaga」 
からです。

「サン・セコンドのピエール・マリーア・ロッシと、カミッラ・ゴンザーガ」

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つまり正確に言うと、パルマの街に近いサン・セコンドの伯爵
ピエール・マリーア・デ・ロッシ3世(1504-1547)と、
妻のカミッラ・ゴンザーガ(1500-1585)と3人の子、の肖像という事で、
対になっていて、現在はマドリッドのプラド博物館に収蔵の作品。


一度このピエール・マリアー・デ・ロッシ3世の曾祖父に当たる
ピエール・マリーア・デ・ロッシ2世の建設したトッレキアーラの城と、
彼の愛人について調べ書いた事があり、
その時にこのパルミッジャーノの描いた素晴らしい肖像も知り、
懐かしく読んだという次第です。

n.2 トッレキアーラの城、パルマ ・ 美しく、守備堅固、そして愛の巣の
http://www.italiashiho.site/archives/20181115-1.html

n.1 トッレキアーラの城、パルマ ・ 美しく、守備堅固、そして愛の巣の
http://www.italiashiho.site/archives/20181110-1.html



彼のみの肖像画はこの様子で、

2-Parmigianino,_ritratto_di_pier_maria_rossi_di_sansecondo_01.jpg

豪華な金の入った織布を背景に、がっしりとした姿の伯爵、そして
神聖ローマ帝国のカルロ5世、そしてフランスのフランソワ1世に仕える軍人
でもある事を示す剣を左手に握った様子。

ただ右手に開ける背景の風景、そして手前に見える本から文人でも
ある事を示し、



その下に見える像は軍神マルス。

3-Parmigianino,_ritratto_di_pier_maria_rossi_di_sansecondo_02.jpg

という事ですが、今では奇妙に見える程の、ははは、上着から飛び出す
ズボンの膨らみは、彼の壮年期の男らしさ、男性のセックスの強調で、
はぁ、確かに彼の妻カミッラは9人の子を授けたそうで!

ですが、彼はフランスの戦場で受けた重症がもとで、43歳の若さで
亡くなり、このパルミジャニーノの肖像画は1535~1539年の作と
見られるので、30歳を超えた頃の姿でしょうか。



一方、妻の「カミッラ・ゴンザーガと、3人の子」の肖像の方は、
マントヴァのゴンザーガ家からお輿入れで、1523年に結婚、
絵に見える3人の子は一番年長の3人でしょう。

4-Parmigianino,_ritratto_di_camilla_gonzaga_coi_figli.jpg

絵の左に見える2人はトゥロイロ・Troilo、その手前にシジスモンド・
Sigismondo、右に1人イッポリート・Ippolitoと名も分っています。

トゥロイロとは珍しい名と思いましたら、あれこれ読んでいて、
ピエール・マリアー・デ・ロッシ3世の父親の名という事が分かり納得。

マントヴァのゴンザーガ家の、彼女の父親はジョヴァンニ(1474 – 1525)で、
ゴンザーガ家にお嫁入したイザベッラ・デステ、ルネッサンス期の女性の
中でも大変著名な女性であるイザベッラの夫フランチェスコ2世が
ジョヴァンニの長兄、という背景ですね。



で、今回サイトで読んだ中で興味深い事があり、
というのは、この妻のカミッラと顔、そして左に見える2人の子供の
描き方は、夫ピエール・マリアー・デ・ロッシと同じに見えるが、

5-cdf299c7f60ea3c8f2192ed20e5799d6.jpg

他の部分は筆使いがもっと濃厚なのと、肌の色調が違うので、
これは絵の右に見えるイッポリートの顔でしょうが、
多分大きな可能性として、彼の工房の他の画家が仕上げを
したのではないか、と思われると。



胸元の宝石類と、レースの柄を。

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工房の人間の手が入っているかも、というのはよくある事ですが、
絵がここ迄素晴らしい迫力を持っていると、なかなかその違いも
分かり難く、取り上げる程の問題でもないような気もしますが。


こちらで見た若きパルミジャニーノのフレスコ画を。
n.1 パルマの城 フォンタネッラートと、パルミジャニーノの城
https://italiashinkaishi.seesaa.net/article/461920023.html

そして彼の晩年も  パルミジャニーノのデッサンと、錯乱について
http://italiashinkai.seesaa.net/archives/20181125-1.html


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