先回に続き、古い農民の靴を描き込みましたので、見てやって下さい。
農民の古い靴 ウンブリアの博物館にて 34x25cm 4号
机も濃い目の色に抑える事が出来、靴が見えて来たと思います。
が、問題は壁というか、周囲で、どの様に描くか、まだ決めておらず、
というのも、実際の背景とは机の脚元を変えているので、必然考えねばならずで・・。
というのも、実際の背景とは机の脚元を変えているので、必然考えねばならずで・・。
ですが、初めは実際通りに右側は明るくする積りだったのを止め、濃い目の色を
様子を見るのにちょっと入れていて、多分この延長になるかなと。
様子を見るのにちょっと入れていて、多分この延長になるかなと。
所で、古い靴を描きながら思い当たった事が一つ。 というのは、
始めは単純に農民の靴、彼らが買った農民の靴、古くすり減った底は木に替え、
という様に考えていたのですが、
中には青い革だったのか、と思う様なのも左下にあり、右の中程にはひょっとして
これは水色の革だった?と思う色もあり、
いくら何でも農民が労働に履く靴に、そんな色の靴を買うだろうかと思いつき、
これは水色の革だった?と思う色もあり、
いくら何でも農民が労働に履く靴に、そんな色の靴を買うだろうかと思いつき、
博物館で学芸員の方が話してくれた、隣にあるかっての侯爵家のお抱えの農民一家で、
収入の半分どころか70~80%も取られ、自分たちで何でも作った、というのを思い出し、
収入の半分どころか70~80%も取られ、自分たちで何でも作った、というのを思い出し、
ひょっとしてこれらの靴は、侯爵家からの払下げに頂いた物だったのではないか、と。
そうであれば様々な形や色があるのも道理で、最初からゴツイ頑丈な靴であれば
形は崩れても何とか長持ちする物を、青や空色だったかもしれない洒落た靴は、
どちらもつま先が破れる程の柔らかい革だったかもで。
形は崩れても何とか長持ちする物を、青や空色だったかもしれない洒落た靴は、
どちらもつま先が破れる程の柔らかい革だったかもで。
という様な事も考えた事でした。 ちょっと切ない話ですが。
さて、壁を頑張りま~す、はい。
民衆伝統博物館 ・ チッタ・ディ・カステッロ ・ Città di Castello
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/462901367.html
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/462901367.html
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今日の第2部 冬3か月間、陽の射さない村 ヴィガネッラ
この話題は偶然見つけた、タイトルと同じ、
「Viganella, Il borgo dove il sole scompare per 3 mesi」からです。
「Viganella, Il borgo dove il sole scompare per 3 mesi」からです。
そう、ピエモンテ州の北部、スイス国境に近いヴィガネッラ・Viganellaという村は
まさに3か月間、11月13日から2月2日まで、太陽の陽が当たらないのだそう!
まさに3か月間、11月13日から2月2日まで、太陽の陽が当たらないのだそう!
地図をどうぞ。 左上のグレイの線はスイスとの国境で、右上に見えるドモドッソラ・
Domodossolaというのは、国鉄の国境の駅で、右下に見えるのはマッジョーレ湖。
Domodossolaというのは、国鉄の国境の駅で、右下に見えるのはマッジョーレ湖。

この緯度にして200人ほどの住民がいる村で、海抜は582m、
これは世界にも例がないのだそうで!
なぜ、83日間も太陽の届かない村なのか、こちらをどうぞ。
つまり村の南に標高1000mもの山があり、冬の低い太陽光線が届かないという訳で、

左、谷の北側にあるミラー・鏡、という文字に気が付かれました?
そう、この位置に大きな鏡を据え、村に太陽光線を反射させ届けているのですね。
この鏡、5mX8mの大きなものが、

2006年12月17日から村に光を届けていて、こんな感じに広場にね。

発案は市長のフランコ・ミダーリ氏と、建築家のジャコモ・ボンザーニ氏で、
やはり冬の間中太陽の光が無いというのは、精神的にも大きな問題ですものね、
この「人工の太陽」の採用となったのだそう。
やはり冬の間中太陽の光が無いというのは、精神的にも大きな問題ですものね、
この「人工の太陽」の採用となったのだそう。
逆に「鏡・太陽」のある位置から見る村の様子はこんな感じ。

鏡はこんな険しい山腹にあり、人が歩いては上れるものの、物を運んだりは難しく、
設置の時はヘリコプターで、大柱、鏡、などと分けて運んだ様子が見れました。

Youtubeは、https://youtu.be/KbG74X_cylU ですが、古い画像で、
何を喋っているのかも聞こえない程ですので、お勧めしませんが。
何を喋っているのかも聞こえない程ですので、お勧めしませんが。
「鏡」は時代のお陰でコンピュータ制御になっていて、太陽の動きに従い、天候条件が
悪い時でも、最大限に光を村の広場に届ける事が出来る様になっていると。
悪い時でも、最大限に光を村の広場に届ける事が出来る様になっていると。
そしてこのヴィガネッラの村の「人口太陽」のアイディアは、ノルウェイの村でも
7年後に取り入れられ、同様に素晴らしい効果を上げているそうで、
好奇心と共に村を訪れる人が増え、村には観光客のための施設や社交が増える、
という効果をもたらしているのだそうで!
という効果をもたらしているのだそうで!
それでですね、shinkaiも好奇心から村の写真を探しましたら、なかなか趣のある、
古い石造りの、それも小さな薄い石が多い、興味深い村なのですよ。
古い石造りの、それも小さな薄い石が多い、興味深い村なのですよ。



冬は雪も多く、とても寒いというので、はは、パスですが、
夏などこれから大いにヴァカンス客が増えるかもですね。 おめでたい事ですよね。
夏などこれから大いにヴァカンス客が増えるかもですね。 おめでたい事ですよね。
という様な、珍しい村のお話でした。
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