・ モンティッキエッロの店、途中経過と、 ベルガモのお昼と、土地の料理

先回に続き、少し進んだモンティッキエッロの店の途中経過を見てやって下さい。

古い小さな村の小さな店 モンティッキエッロ  27,5x21cm 3号

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先回見て頂いた時はまだほんの描き出しで、右側の壁なども最初の薄い
地塗りをした所でしたのが、今回は少し壁の凸凹も描き進んだ所です。

先回のブログアップで、実際は右の明るい壁の石の色はもっと濃い目の
茶色が多いのですが、左の影の中の色と比べ、右側は地塗りに使った
程度の明るい色でちょうど良いのではないかと考え、

石の色と共に、凸凹の影の色も明るい目に、と考え、薄い色にしています。

逆に今は、左に斜めに落ちる影の中の石の色は殆ど先回のままですので、
ガラス扉の中の濃い色が入ってくると、もっと濃くなってくると思います。


壁、とりわけピエンツァ一帯の石の壁を描くのは好きですが、はい、
それでも描いても描いてもなかなか見えて来ない時など、
我ながら何でこんなのが好きなんだろ、と疲れます、ははは。

でも、まぁ、いつかは終わるから、見えて来るから、と頑張ります、今回も!


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今日の第2部   ベルガモのお昼と、土地の料理

今日の本家ブログには、ロンバルディーア州のベルガモに出かけて来た様子の
1回目をアップしていますが、
こちらでは、そのお昼の様子をご覧頂きますね。

ベルガモの古い地区は、ベルガモ・アルタと呼ばれ、下に広がる新市街の北にある
フニコラーレ・ケーブルカーで連絡していて、

その中心にあるのがこのピアッツァ・ヴェッキア・古い広場と呼ばれる広場で、
正面に見えるのがロッジャートと呼ばれる集会所で、

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右にカンパノーネ・塔と下に行政庁、ロッジャートとの間のアーチを抜けると、
素晴らしいコッレオーニの礼拝堂、サンタ・マリーア・デル・マッジョーレ教会があり、
左上に見えるのがドゥオーモのクーポラ。



お昼1時頃までの見学を済ませ、この広場のこの泉の前で、2時20分に
再集合という事で各自仲間とそれぞれとお昼ご飯を食べに。

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我ら3人、ルイーザとジュリアーナとは、泉の左後ろに見える広場のカフェテラスの背後、
左への通り ヴィア・バルトロメーオ・コッレオーニ・Via Bartolomeo Colleoni
を少し行った所の左手にあったレストラン・ピッツェリーア・ダ・フランコ・
da Francoに。

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決めていた訳でも、知っていた訳でもないのですが、前を通りかかり、
雰囲気が良さそうで入ったのでした。



奥にも、庭側にも部屋がありそうでしたが、入り口から左奥のこの部屋に、

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ほぼ満杯で、あちこちに我らの仲間の顔が見え、ははは、
上の写真でも見える様に、古い建物を改装した、こんな装飾。

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前の席のルイーザ。 彼女は初めてのベルガモが大好きになり、

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勿論ジュリアーナも、2回目のshinkaiも。古く、そして栄えた歴史のある町に
相応しい素晴らしさが、やはり何とも言えない落ち着きをもたらしている町ですね。



ジュリアーナは、ヴェジェタリアン用の一皿、ズッキーニやナス、ペペローニの
上に、野菜のパテを乗せ、オーブンで焼いた物を。

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ルイーザとshinkaiは、真ん中にポレンタ、そして周囲にポルチーニ・茸、
タレッジョ・taleggioというロンバルディーアの美味しいチーズがとろりと。

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最初ルイーザはピッツァを、と言ったので、ピッツァはコネリアーノでも食べれるやん、
とのshinkaiに、あんたが正しい、とこれを。

これは正解でして、ベルガモの土地の料理にはポレンタ、があり、
材料は貧しくとも美味しい料理、だったのですね。



ドルチェに、ルイーザはクレーマ・カタラーナを。

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ジュリアーナとshinkaiは、トルタ(何のだったっけ?!)とジェラートの一皿を。

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どちらも美味しくて、満足のお昼でしたぁ。

リストランテ・ピッツェリーア・ダ・フランコ
Via Bartolomeo Colleoni, 8, 24129 Bergamo BG
http://www.dafrancobergamo.org/



食後は、上のヴェッキア広場に戻り、突き当りのロッジャートのすぐ横の
デル・タッソ・Caffè del Tassoに行き、カフェとオルゾ(shinkai)を。

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店の中、入り口付近の壁の写真を。 右下の女優さんの顔は知ってます。

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ちらっとサイトにこのカフェの名があった、位にしか知りませんでしたが、
なんと15世紀からの店の様で、食事も出来るのを知りました。



他のサイトも含め、見ましたら、

まずフォルマッジョ・チーズ と サルーミ・ハム類

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とりわけチーズはこの一帯に9ものDOP・保護原産地呼称があり、この中には
勿論タレッジョや、ゴルゴンゾーラ、プロヴォローネ、グラーナ・パダーノが含まれます。



そしてポレンタ。 この色の濃いのがそうなのかどうか、ポレンタの仕上げに近く
DOPチーズのブランジ・brabzi、またはムットゥ・mutの欠片を入れ、そしてバターも
加える、多分濃厚な味のポレンタもあると。

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ベルガモ出身の作曲家ドニゼッティ・Donizettiの名が付いたトルタがあり、

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これは1948年土地の有名なお菓子屋が、ドニゼッティの没後100年を記念し、
創り売り出したものだそうで、大きなドーナッツ型に焼いた柔らかいトルタだそう。



そして、ベルガモのお菓子で検索すると即出る、町のお菓子屋のウインドウにも
見かけるそうですが、ポレンタ・エ・オゼイ・poleta e osei.

21-polenta e osei_23860.jpg

中はスポンジとクリームの層に、チョコレートとリキュール、そして外側は黄色い
砂糖で作った皮で包んだもので、上にチョコレートが乗ったものと。

名前のオゼイというのは、ヴェネト訛りでもあり、小鳥の事なのですが、
カナリアを意味しているのかなぁ、とか、どこがポレンタなんだろとか・・?

皆さん、ベルガモ訪問には、どうぞ土地の美味しいものをね。
そしてこのポレンタ・エ・オゼイで〆て下さいね。


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ただ今本家ブログには、
n.1 ベルガモ行き ・ ロッカ、ベルガモ歴史博物館 を
アップしています。
ご訪問、よろしくどうぞ!

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