今日は絵をパスさせて頂き、・・ええとです、トスカーナの野の画面の色が汚れ、
一旦洗って描き直しているので今回に間に合わずで、次回にとパスで・・、
一旦洗って描き直しているので今回に間に合わずで、次回にとパスで・・、
所で、記録庫のフリウリ州のアクイレイアについての記事をリライトしていて、
ふとした事からサイト検索で横に出る、他の記事のお勧めに引っ掛かり、ははは、
これが大変にロマンを誘う記事でしたので、皆さんにもご紹介を。
ええとです、ローマ期の荷物船がフリウリ州のグラード・Grado近くの海に沈没
していたのが見つかり、修復されて博物館にある、というお話で、
していたのが見つかり、修復されて博物館にある、というお話で、
これが「ジューリア・フェリックス・Julia Felix」と名付けられた船で、

素敵でしょう?! 大きいでしょう?!
shinkaiは考古学的遺跡には特別に関心がある方ではないのですけど、
この船の写真にとても興奮し、はい、多分実際の形が見えるのが興味が湧くのかも、
で、即にも見に行きたいと思ったほどなのですね。
で、あれこれ読み、色々と分かった事を書きますと、記事によってかなりの違いがあり、
はは、これが当時の新聞で、
はは、これが当時の新聞で、

グラード近くで発見された、オリーヴ油とワインのアンフォレを積んだシチーリアからの船、
紀元前3世紀に沈んだもの。 アドリア海で一番古い船。 1年後には博物館が。
紀元前3世紀に沈んだもの。 アドリア海で一番古い船。 1年後には博物館が。
とありまして、
もう一つの記事はこちらで、アップして読みましたら、ここにかなり詳しく書いてあり、

1986年の夏、マラーノ・ラグナーレ・Marano Lagnare、グラードよりも西、の漁師
アゴスティーノ・フォルメンティン・Agostino Formentinが見つけたものだそうで、
アゴスティーノ・フォルメンティン・Agostino Formentinが見つけたものだそうで、
写真に見える像なども積んでいたらしいのですが、もっと大きな積み荷は、
300以上ものアンフォレ、ご存知ですね、縦長のテッラコッタ焼きの壺で、オリーヴ油とか
ワインを入れて運んだもので、これが300以上も積まれていたのが回収されたわけで、
300以上ものアンフォレ、ご存知ですね、縦長のテッラコッタ焼きの壺で、オリーヴ油とか
ワインを入れて運んだもので、これが300以上も積まれていたのが回収されたわけで、
上の新聞にはシチーリアから、とあったのが、この新聞記事には北アフリカとあり、
肝心の船の大きさも分かりました! 13mの長さ、で、幅6m!! 大きい!!
上の写真も、単にアングルのマジックで大きく見えるのではないのですね。
そして、船の沈没は1800年前とあり、つまり紀元後という訳ですが、
記事により、3~400年の違いがある訳ですが、いずれにしてもこの時代の船の
再発見は今迄無かった事だそうですから、考古学界にとっては素晴らしい大発見で!
再発見は今迄無かった事だそうですから、考古学界にとっては素晴らしい大発見で!
潜水の写真や、研究した時の写真があり、船の肋骨もハッキリ見えます。



そしてこんな図も見つかり、今迄のshinkaiの疑問が解けました。 というのも
アンフォラを何でこんなに座りの悪い形に作っているんだろう、と思っていたのが、
アンフォラを何でこんなに座りの悪い形に作っているんだろう、と思っていたのが、

なる程ね、これだと船で運ぶにも逆に安定し、積み重ねも効くわけなのですね。
船の外では、地面を掘って立てればOKなのでしょうね。
で、最初にご覧頂いた船の写真のサイトはこちらで、
https://friuli.vimado.it/storia-cultura/storia/grado-aquileia-e-il-tesoro-sommerso/
ここには紀元前199年に沈んだとあり、300本のアンフォラ、これはワインとオリーヴ油、
そして魚のソース、とあり、2枚目の新聞の見出しに「sardine・イワシ」とあるのが
これですね、アンチョヴィだったのかも。
そして魚のソース、とあり、2枚目の新聞の見出しに「sardine・イワシ」とあるのが
これですね、アンチョヴィだったのかも。
そしていくつかの樽があり、それには再利用できる高価なガラスの破片が入っていたと。
となると、北アフリカ、という推測も浮かび、とにかく南から来た船という事ですね。
グラード近くで、というのは、当時のアクイレイアはローマに次ぐ大きさの町で、
人口20万人近く、商業交易も発展していて、船がグラードから川に入り込み、
アクイレイア迄荷を運んでいたので、それでグラード近く、が納得できるのですね。
地図をどうぞ。 グラードは島で、赤線を引いた上が本土、陸地で、
星形のついている場所が、ローマ期の遺物などが見つかった場所で、
オレンジの線がローマ期の街道です。

アクイレイアについてはこちらに。
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/462970421.html
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/462970554.html
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/462970421.html
http://italiashinkaishi.seesaa.net/article/462970554.html
そして沈没の原因は、船体の材木が古くなっていたのが大きな原因とみられ、
保存処置が施され、再び船の形に組み立てられ、グラードに出来た博物館に収蔵、と。
そして1986年から32年経った今、グラードの潜水国立博物館は確かに出来ていて、
1999年からジューリア・フェリックスはそこに収蔵されている様なのですがぁぁ、
Museo Nazionale dell'Archeologia Subacquea
Lungomare Nazzario Sauro, 34073, Grado, Italia
+39 0431 877111
Lungomare Nazzario Sauro, 34073, Grado, Italia
+39 0431 877111
ずっと閉めたままの様で、20年経ったのにまだそのまま、とか、26年間閉めている、
いつものイタリアの例により、という様なコメントが見つかるばかりで・・!!
いつものイタリアの例により、という様なコメントが見つかるばかりで・・!!
shinkaiが即見に行かなかったのが、逆に正解だったかもで、ははは。
あれこれ読んでいましたら、1992年には紀元前2世紀後半から1世紀前半の物と
見られるもっと大きな船、23mの長さ、幅9mのも、ヴェネツィア寄りのカオルレ・Caorleで
発見されており、これは「レリット・デッレ・アルゲ・海藻の残り」と名付けられているとか、
1812年グラードの海戦で沈没したブリガンティーノ・Brigantino、2本マストの帆船や、
また第2次大戦時の爆撃機B24が沈んでいるのも1980年代に見つかっているのだそうで、
また第2次大戦時の爆撃機B24が沈んでいるのも1980年代に見つかっているのだそうで、
ぼつぼつとあの一帯に沈没しているあれこれが発見されている、とありました。
まぁ、最後の閉めたまま博物館が、オチになった感もありますが、
チャンスがあったら、ジューリア・フェリックスは見たいものですねぇ!
*****
ご訪問、よろしくどうぞ!
*****
ブログご訪問、有難うございます!
見たよ! の応援クリックも宜しくお願い致しま~す!
見たよ! の応援クリックも宜しくお願い致しま~す!
*****
コメントの書き込みについてのお願い。
ブログの記事下に、「コメントを書く」が出ていない時は、
上か右の、記事タイトルをクリックして頂けると
記事の一番下に「コメントを書く」が出ますので、よろしくお願いいたします。
上か右の、記事タイトルをクリックして頂けると
記事の一番下に「コメントを書く」が出ますので、よろしくお願いいたします。
非公開コメントをご希望の場合は、非公開で、と書いて頂くと、
コメント承認制ですので、保留にし、お返事だけ公開しますので、
それもご了承下さいませ。
コメント承認制ですので、保留にし、お返事だけ公開しますので、
それもご了承下さいませ。