仕上げにしました3点を見てやって下さい。
芽生え 葡萄 0号 19x14,5㎝

作品の仕上げとするのに次々と取り掛かりつつ、
当然ながら置いてある作品にもやはり目が行きますが、
この葡萄の小品には、えっ、こんなに背景が暗かった?!と驚き、
とにかくもっと明るくしたく、どうやって消そうか、と最初は消しゴムで。
所が塗り込みがしっかりなので、とても消しゴムでは消せず、
ならばと、もう一度紙の裏から刷毛で水を塗り、
パネルに貼り付けました。
で、乾くのを待って、水を含ませた筆で徐々に背景を洗い落とし、
それでもかなり濃い緑色が残りましたが、
徐々に色味を見ながら背景を詰めました。
と同時に、背景が明るくなると、右側の枝の色も気になり、
新芽の描き込みもしっかりと手を入れ、
とにかく明るい背景色に負けない様に、と頑張り、
何とかOKかな、という所でお終いにし、写真を撮りました。
ですが、その翌朝見て、また背景の色が気になり、へへ、
枝の右側、そして芽生えの葉の周囲を、殆ど見えないほどに、
でも感覚的に分かるくらいに、ははは、薄紫でぼかしを。
つまり、これで葉の周囲がも少し明るく感じるかな、という仕上げを、
shinkaiの気分の仕上げかも知れませんが、ははは、
で、最後としました。
トスカーナの白い道 ヴァル・ダッソ 3号P

写真が少し暗めに写っていますが、
全体にシラミ潰しをしながら、色を補い、明るい光が感じる様にと
手を入れました。
色の塗り込みをしっかりする事により、それだけで絵の密度が深くなる、
コクを感じる、という事も今回の仕上げ全般で改めて強く感じ、
その仕事をし直した、という様子でした。
壁の聖母子像 アーゾロ 3号P

全体のシラミ潰しを徹底的にし、それから見えてくる色、形をもう一度確認、
描き込んだ、という仕上げでした。
壁、窓の鎧戸などなど、シラミ潰しをしてしっとりと見えてくると、
逆に描き込みの不足も見えてくるので、全体を詰め、
それから聖母子像が弱く見えぬよう、締め、お終いとしました。
今回の様に、展覧会前に最後の仕上げでこんなに仕事をしたのは、
多分最近では余りなく、
逆にとても勉強になった、というか、新しく見えた事に嬉しく、
それに励まされ、せっせと励んだのでした。
これは上に書きましたように、シラミ潰しを徹底的にすることで
新しく見えてくる形、色があり、描き込みの不足も良く分かる、
という、
今後の仕事の重点を新しく肝に銘じた、という感じでした。
と、また新しい自分の発見に喜んでいるshinkaiです!
という所で23日の金曜に、あと2点、手持ちで持ち込むつもりの
「たんぽぽ」と、「ベリー公の2月のカレンダー」を残して荷造りし、
日本の額屋さん向けに送り出しました。 やれやれ!
無事にちゃんと届いてくれる事を祈るのみです!
何せ、暮から年明けにかけて、日本からの荷物やクリスマスカードが
50日から60日もかかったので!
とにかくイタリアから早く飛び立ってくれる事をのみ。
無事に日本の空港に着けば大丈夫! と知っておりますので、ははは。
◆ 個展のお知らせ ◆
3月19日から25日まで、東京八重洲地下街のギャラリー八重洲にて
個展を開かせて頂きます。
新しく描きためた20枚ほどを含め、約40点ほどの展示となります。


私にとりましては初の東京での個展であり、また殆ど友人も知り合いも
いない東京ですので、いささか緊張しております。
お知り合いの方にもお知らせ頂けましたら、嬉しい事!
どうぞご高覧よろしくお願い申し上げます。
DMを送って欲しい方、またお知り合いの方に、という方ございましたら、
コメント欄の「非公開」にクリックを入れ、
ご住所、お名前をお知らせくださいます様、お願い致します。
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今日の第2部 新しい色鉛筆!
というタイトルを見ただけで、えぇ~、また買ったのぉ?!
という声があちこちから聞こえそうな気がしますが、ははは、
まぁ、いきさつを聞いてやっておくんなまし。
絵の仕上げを済まし、フィキサティフをかけていて出が悪くなったので、
これは明朝一番に買いに行って、それから荷造りを、という事になり、
はい、翌朝8時15分から出かけ、最初に大きな店の方に行くと、
無い! 店が閉まっていて、中もがらんどう! 店仕舞い。
あちゃぁ、ともう一軒の店に行き、フィキサティフを購入。
ついでに鉛筆の形になった消しゴムや、短い鉛筆の補助、消しゴムで
出来たキャップなども購入し、お金を払い出口の方に。
で、そこのガラスケースに色鉛筆があるのを何となしに見て、
うん? 水彩色鉛筆と書いてある、どこのメーカーだ? となって、
先程のシニョーラに、これ見せて貰えます?
何せ、ガラスケースには鍵が掛かっていますし、少し高い位置なので。
下ろしてくれたところで、値段を聞くと69エウロ?! うん、安いじゃん。
ちょっと試し書きをして良いですか?
余り良い顔では無かったですが、それ位は軽くクリアして、ははは、
書きごたえの感触も余り柔らかくなく、ちょうど良さそうなのを確認!

店員のシニョーラは、これは脈がありそうとみて、
これは72色だけど、別に36色も24色もありますよ、と出して来ますが、
色鉛筆を使って描いているので、500本以上の色を持っている、というと、
もうすっかり感心して下さり、きゃはは、
そんなこんなを話す内に、値段の69エウロと、色の72色がごっちゃになり、
62エウロと言い出したもので、ははは、
大人しい日本人shinkaiは少しも逆らわず、
レジで62エウロと打ち込むのに、にっこりとグラーツィエ!! ははは。
上の写真は、かくかくという次第の戦利品ですが、はは、
店ではどこのメーカーか分からず、ケースの裏にチェコ製品とあるので、
それで安いのか、と思ったのでしたが、
家に帰って落ち着いてみると、表にもしっかり KOH-I-NOOR という
オーストリアのメーカーの名があり、
このメーカーの、鉛筆全部が色で、プラスティックの皮で巻いてある、
というのも、これは少しお高めでしたが、考えて見れば当たり前で、
持っていますが、同メーカーがチェコで作っている製品なのだと判明。
内部を開くとこんな様子で、なかなか良い感じ!
実際色の調子もなかなか気に入る感じで、描き心地も試したように
なかなかOKで、喜んでいます。

先回買ったLYRAの色鉛筆が、どうも色の乗りがイマイチで、
使いにくいのもあって些か悔しい思いをしていたので、
ついつい、新しく見た色鉛筆を買ってしまったのですが、良かった!
これでまた励みが付いて、しっかりお絵描きが出来る、というもの、へへ。
あれこれのメーカーの製品を使ってみて、一番気に入って使えるのは、
私にはまず一番がカランダッシェ、そしてステッドラー、
ファーバーカステルでしょうか。
メーカーごとの色別の細やかさ、固さ柔らかさの違いもあり、
使っている内にお気に入りのメーカー、個別色も出来て来て面白いですが、
でも本当にそろそろ、色鉛筆の買い漁りは控えようと、・・ほんまだす!
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