シエナから南東に広がる、シエナのクレーターと言われる一帯の風景を
描き始めましたので、見てやって下さい。
雲うごく シエナのクレーターにて 44x25cm (7号M相当)

シエナのクレーターと呼ばれる一帯の地道を、春5月に通った事がありました。
月のクレーターにも似た、という事からの命名の様ですが、
この一帯は余り酷くはなく、一面の麦畑の中に所々顔を出していて、
かっての太古には海の底だった、というのが想像できる様な、
様々な丘の起伏の変化の面白さに興味が湧きます。
そしてこの日は雲も動き、丘の流れの色に変化をもたらし、
この雄大な眺めを前に、暫し見惚れたのでした。
とにかく頑張って、あの広さ、あの雄大さに挑戦、です。
あの魅せられた空気を、描きたいです。
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今日の第2部 チヴィダーレのロンゴバルド博物館
本家ブログでは、同じチヴィダーレのロンゴバルドの小礼拝堂を
ご案内しておりますが、
こちらでは、ドゥオーモの隣にある国立考古学博物館の様子を
ほんのちょっぴりご案内を。

この日は後の予定が詰まっていて、本当に駆け足で見て歩きましたので
写真も少ないのですが、
こちらはベルトのバックル、ですね。
特に上の写真のは飾りが施され、金メッキの素晴らしいもの。


兜。

青銅製の十字架。

櫛、と思うのですが、実際は2つが繋がっていたものの様ですね。

こんな色鮮やかな色石やガラスを繋げたネックレスが好き!


ですが、ロンゴバルドの装飾品というと、金製品の素晴らしいのも数あり、
それらは写真を撮っておらず、 ス・ミ・マ・セ・ン。
そして圧巻、馬の埋葬。


説明を読まなかったので良く分かりませんが、一緒に発掘された副葬品類は
ハサミなども見えますが、大きな剣とか兜とかなので、
主人の貴族か剣士かといっしょに葬られたのかも、ですね。
実はこの春、ヴェネツィアの向かい側、本土側のアルティーノ・Altinoと
いう所に、やはり国立の考古学博物館があり、それを見学に行きました。
ずっと以前に一度訪問したことがあったのですが、
場所が少し移動し、新しく大きな博物館になっておりました。
ここはヴェネツィアの前身と言われるトルチェッロ島以前のヴェネツィアで、
年代から考えても、人種や文化が重複していた部分もあろう、と
今回のチヴィダーレ訪問以降に考えた事でした。
そこでも様々な発掘品の展示があり、展示方法がとても分かりやすくなっていて、
大いに楽しんで友人のジュリアーナと眺めたのでしたが、
そこで馬の埋葬を見ておりますので、今回はそう驚かなかったのでしたが、
先回は考えもしなかった、殉死 という言葉が頭に浮かび、
ちょっと胸にこたえる物を感じました。
気分を変えて、素朴で、姿の美しい壺を。

そして、ロンゴバルドではなく、ローマ期の大きなモザイクの素晴らしいのが
何点かあり、これらすべて床のモザイクと思われますが、




最後の人物の顔、ポセイドンかな、が素晴らしいでしょう?!
頭の横からカニのハサミみたいに出たり、耳横にはイルカ!
こういう素晴らしい発想の作品がねぇ、ローマ期の職人なんですものね。
フリウリ州のウーディネからすぐ近くのチヴィダーレ・デル・フリウリには、
ロンゴバルド期の宝物がたくさん! 地図はこちらに。
チャンスを見てお出かけを!!
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