・ 花  植物  Fiori 


◆ トンボ  Libellula   0号変形 16x16cm
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  これは拝見したブログで載せておられたのが気に入り、
  描かせて貰って宜しいか、と許可を頂き、描いた物。


  紅葉した葉に止まったトンボの羽が左に先っちょと、虫食いの穴から見え、
  胴体は葉に移る影、というモチーフが素晴らしく、
  もう一枚撮ったのも送って下さったのですが、断然こちらを選びました。


  他の葉っぱの滲んだ形や色も写っていましたが、単純にこの形と色に決め、
  いつか描きたいと思っていたトンボも、これで第1回目に、 万歳!




   

◆ 芽生え  Germoglio  2号
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  四季折々に我が村スコミーゴの葡萄畑や、奥の林に入り込みますが、
  春先にはこの野生のクリスマス・ローズを見るのが楽しみで行きます。

  日本でもイタリアでもクリスマス・ローズの栽培種の様々な色や形、
  花も大きなのを見ますが、

  野生のは背も低く、色は若草色のみ。 ですが、
  葉の色は銅色のもあり、花びらの形も、丸めのや少し尖ったのが。


  落ち葉の隙間から元気に芽生えたのに、ちょうど光が射しこみ、
  しっかり花を咲かせるよう励ましている様子にも見えた様子を。




   

◆ 葡萄  Uva  0号 13x18cm

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  額屋さんに行くと何かめぼしい額がないかと漁り、はは、
  気に入ったのが見つかると先に家に持って帰り、
  その額に合わせるにはどんな絵が良いかを考え、描きます。

  勿論普通は先に絵を描き、どんな額が良いかと合わせるのですが、
  出来合いの額というのは、棹から注文の額を作って行って余った
  端材で作るので、
  普段だと注文でき難いようなお高い棹で作った小さな額もあるわけなのです。


  でこの春に見つけていたのが、今この葡萄が入っている薄い鶯色の額でして、
  見た途端、これには葡萄が良い、と決めていたわけです。


  葡萄も久しぶりに描きましたが、次はプロセッコの葡萄をと!

  形の整った食用の葡萄よりも、粒の大きさも色もまちまちで、
  描きたい気持ちをそそってくれるのです。