・ 仕上げに向けての2枚と、 トスカーナの古い小さな教会 


  そろそろ仕上げとしたい2枚、見てやって下さい。
       
  ソラーノの村 真昼

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  先回見て頂いた時は、手前の民家の屋根の背後がすべて緑色、
  近くの山の背景になっていたのですが、

  描き込むにつれ、使っていた緑色が大いに気になり、
  山を消して糸杉にしようかとかあれこれ考えたのですが、

  結局少し遠くの山という事にし、山の傾斜が切れて
  空が見えるようにしました。

  前面の家の道の傾斜と重ならないようには気をつけましたが、

  明るい空を入れた事で、
  漸くに真昼の明るい陽射しが画面に射し込んだ気がして、やれやれ!

  細かい部分もあちこち描き込み、
  これで一応の仕上がりとしたいと思っていますがぁぁぁ。




  ヴェネツィア 冬の夕暮れ

+DSC04036_GF.jpg  

  先回突堤の先のランタンの描き直しの部分が気になっていたのですが、
  また洗って描き直し、ランタンに明かりも灯しました。
  今見ると、ランタンの明かりの影がちょっと目に付くので、
  消した方がよいのかも、 はい、直します。


  イマイチ気に入らなかった上半分の霧の色も変え、
  これで少し空気の透明感も出たかな、と。
  そして左にうっすらとヴァポレットの姿も入れました。

  手前の水の色、ゴンドラの覆い、などなどの細部も手を入れ、
  何とか仕上がりとなったような気がしています。
  やれやれ。



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  今日の第2部は、トスカーナの古い小さな教会

  本家ブログに更新した、キュズーレと言うトスカーナの村から
  南に下り、サン・ジョヴァンニ・ダッソの手前の
  道脇で見かけた小さな教会。
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  この斜め向かいに古い大きな家があり、それも興味深かったので
  車を停めたのでしたが、
       
  見るとこんな標識があり、
  マドンナ・デッレ・グラーツィエ教会(マドンナ・デル・トゥリッビオ)と。

4-A01_9657_GF.jpg     

  建物の形、煉瓦の新しさからして、そう古い物ではなかろうと思いつつ、
  それでもこうした標識が出る位なので、何かあるのかもと思い、


  屋根の上の両脇の飾りも由緒ありげに見えますし、
5-A01_9659_GF.jpg
     



  脇壁の感じから見て、ひょっとして正面だけの改装かな、とかも。
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  とても気に入ったのは、この入り口扉前の敷石。
  この並べ方は、単なるベタ並べではない、心のこもった古さを感じますよね。
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  でまず、教会名のTribbioとはなに?と辞書を見ても載っておらず、
  友人のジュリアーナにSOSを送ると、最初は単純に分らないと答えた彼女は、
  ちょっと本気を出して調べてくれたようで、

  tribbioとは、トスカーナ訛りでtrebbia・トゥレッビア、脱穀、麦打ちの事と!
       
  ああ、これならばまさにこの一帯に相応しい名の教会だと、2人で喜び、ははは。
  調べますと、元は16世紀の教会があったのが19世紀に再建され、
  第2次大戦で損害を受けたのも戦後に修復されたのだそう。
  それで正面は新しいのも分りますし、古い部分が残っているのも納得。

  今回大きな収穫だったのは、16世紀のこの教会には、
  バルトロメーオ・ネローニ、通称イル・リッチョ・il riccio と呼ばれる画家の
  この祭壇画があったのだそう!
  聖母子と、洗礼者ヨハネと聖女カテリーナ。

8-San Giovanni Battista e Santa Caterina     il Riccio._GF.jpg     

  イル・リッチョ・多分巻き毛だったんでしょうね、彼は、
  ソドマのお気に入りの弟子で、画家、彫刻家、建築家としても
  活躍した人物の様で、

  現在この絵はピエンツァのドゥオーモ脇の、ディオチェザーノ博物館に
  納められているとの事。

  現在はこんな道端の小さな教会ですが、かっては
  農民達が大きな信仰心を持って集まったのだろうなと想像でき、
  この発見に嬉しくなったことでした。




  道脇から眺める草地にはお馬ちゃんが3頭、
  のんびり草を食んでおりました。
9-A01_9661_GF.jpg
     



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  ただ今本家ブログには、キュズーレ ・ シエナのクレーターの中の小さな村
  をアップしております。
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