トスカーナの麦畑、まだ麦穂が揺れる
刈り入れ前の畑を描き込んでいます。
見てやってください。
7月のトスカーナ 麦秋

丘の広大な土地に波打つ大きな起伏、
まだ刈り入れ前のざわざわちくちくとした麦穂。
お隣の畑は刈り入れが済んだ鮮やかな濃い黄色、
こちらはベージュの半ば枯れた色。
どう描き分けるかと考えるよりも、まずとにかく
ザワザワと、首を少し垂れつつ揺れる麦穂、
ぎっしりと詰まって、トラクターが踏みつけた跡がくっきり、
そんなこんなを考えながら、必死で色を植え込み、均し、
ペンで描き込み、また均し、
グワッシュのベージュを面相筆で植え込み、色鉛筆で均し、
こんな風に、大地を何度も描きこんでは均しました。
丘の上の農家の色を、写真を撮る前に少し明るくしましたが、
ほんの少しまだ濃いかな、というのと、
今こうして写真を見ていると、
農家の屋根、庇の線を、少し角度を付け上げ、
つまり、丘の下から覗き込んだ角度が良いのかな、と
気が付いたのですが・・。
麦穂の色が、描いているうちに少しずつ濃くなり、
かといって、余りぼや~んとなっても締まらず・・、う~む、
この辺りで、そろそろ満タンで~す!
どんなでしょうかぁ?!
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