暫く前に一応のOKを師から頂き、既にパネルから外している
「モンテリッジョーニの古い壁」ですが、
最近久し振りに眺めて見ると、我が子ながら可愛くない!
お前、もうちょっとどうにかならんの?!
と言う事で、再度手を入れましたのを見てやって下さい。
モンテリッジョーニの古い壁

済みません、手前下にブンチンが写ってしまいました。
また撮り直しますが、今回はこれで失礼を。
この壁は、本当に古い中世の壁を修復していまして、
白くはなっていたのですが、大きさの違う石の無骨な組み合わせ、
そして中央の、赤茶のペンキが剥げかけた扉、と
歳月を経た物のみが持つ、
なんとも素敵な雰囲気を持っておりました。
所がそんなにも気に入って描き始めたのに、
気持ちだけ空振りで上手く行かず、
師の二木さんがあれこれ言って下さるのも、
言葉としては分かっても、どこを何をどうするのか、
その辺り、私の気持ちの空振り息切れもあり、行き詰まりました。
でまぁ、見かねた師が一応のOKを下さった訳です。
所が最近色鉛筆も大いに使うようになり、
色を出す事、トーンを揃える事が、以前に比べると
お茶の子さいさいの、ははは、楽ちんになると、
基本的な描写技術の面倒な問題一切をぴょんと飛び越え、
気持ちが大いに楽に動き、そして広がり始めました。
で、この壁をまた弄り始めたという訳です。
明るい部分の壁にもかなり黄色を入れ、石も描き起こし、
左上の陰も濃くしつつ陰の中も描き起こし・・。
そして何よりも、扉を描き込みました。
ペンキの剥げかけた部分の色や、木目も描き起こしつつ見ると、
壁だけが見えるという感じが薄れ、
・・我が欲目ながら、はは、
実在感というか、扉までの空気も出てきた様な・・。
ちょっとは、マシになったでしょうかぁ?
アーゾロの古い小さな泉

こちらは先回も見て頂きましたが、一緒にアップした他の3枚はOKを頂き、
これは泉の水盤が良くなった分、後ろの石碑が少し弱く見える、
レリーフをも少し強く、との師のご指摘で直しました。
これで良いでしょうか?
後まだ残っているのは、「ヴェネツィア・サン・ジョルジョの夕暮れ」と、
「ラヴェンナ・モザイクのテオドーラ妃」。
そして今新しく大きなのを、私には初めて水彩の大きな奴で、
51x37cm。
ヴェネツィアはムラーノ島の、ビザンティン教会の後陣風景を描き始め、
今まだペン描き最中ですので、また見て頂きますね。
そして他にもう2枚、アイディアと下描き準備中があります。
もう5月になりましたので、小さめを早く仕上げ、
この大きなのに集中して取り組みたいと思っています。
日本の秋の、あれを食べこれも食べの予定を励みに、ははは、
頑張りま~す!!
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