・ ヴェネツィアの夕暮れ  サン・ジョルジョ   描き始め 


  ヴェネツィアの秋の夕暮れ時、サン・ジョルジョ島を奥に、
  描き始めています。 見てやって下さい。

  ヴェネツィアの夕暮れ  サン・ジョルジョ    33x22cm

s-G31_3003_GF.jpg       

  漸くに薄い紫色のインクでペン描きを済ませ、インクのセピアの薄めで
  ゴンドラや濃い波色を入れ、水彩のブルーを掛けた所です。

  実際の写真ではゴンドラが2艘もっと内側に寄った位置にあり、
  右端は木製の突堤が出ているのですが、
  手前は濃い色で〆たかったのでゴンドラを右に寄せ、1艘増やしました。

  サン・ジョルジョ島の教会、建物群はペンでかなり描きこみましたが、
  色を掛ける段階で、もっと霧のかかった状態にするつもりです。

  ゴンドラとサン・ジョルジョの間に、波止めとでも言うのか、
  黒い細長い浮きがずっと繋がって浮いているのですが、
  これを描きたくなくて省略。
  が、こうして見ると、浮きの代わりにヴァポレットとか、
  せめて左半分位には浮きがいるかなぁ、と迷っています。


  このサン・ジョルジョを描くのはもう何度目かなのですが、
  その度にどこの屋根がどこまで続き、どの角度で、と
  何枚もの写真を探し調べます、ふぅ~。

  とりわけ今回は夕暮れの色で良く見えず、でも下描きはしっかりしないと、
  と、昼間の写真をを探しだして突き合わせ・・。


  手前のゴンドラも本当はまだ仕事が済んでのお掃除の最中で、
  ゴンドリエーレがそれぞれに、せっせとお掃除をしている姿が写っていて、
  舟の覆いもまだ半分だけかかっている所。

  最初は櫂受けも見えるように描こうかと思ったり、カバーも半分とか考え
  描きだしたのですが、結局夕暮れの静かな雰囲気にしようと、
  きちんとカバーのかかったゴンドラになりました。

  こうしてゴンドラもその心算で描いてみると、
  あの小舟の様々な飾りや櫂受け、椅子なども取り外され、
  皆それぞれの場所にちゃんと納められる工夫がされているのを知ります。
  そして、本当にしっかりお掃除をするのですよ、ゴンドリエーレ達が!
  イタリア男はいい加減、なんぞという言い草は通らない程、
  そう、プロの仕事は其々に。


  このヴェネツィアの夕暮れの他に、山の家も描き始めましたので、
  また次回にでも見て頂きますね。


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