・ ベリー公の時祷書下描き 詰め と、 戴いた豪華本


ベリー公の「いとも豪華なる時祷書」の下描き、途中経過にはまだ遠い、
色を全体に付けた所を見てやって下さい。

ベリー公のいとも豪華なる時梼書・カレンダー2月・ランブール兄弟作 模写 48,5x29,5cm

1-DSC08348_GF.jpg

先回の時はペンでの下描きの後、水彩で下塗りをした所を見て頂きましたが、
今回はその後色鉛筆で個々の部分を塗り始めた所です。

とはいえ、まだ濃淡もハッキリと塗ってはおらずで、
細部の書き込みに追われています。


今回の第2部は、同じベリー公の時祷書の豪華本を昨年11月に広島に
行った時に、お医者様で、絵の関係から長いお付き合いをさせて頂いている
赤松和彦先生から頂き、
その一部分も写真に撮りましたので、それをご覧いただきます。

が、それで分かった事もこちらに書きますと、

上部中に、ロバに荷を積み、雪道を町に向かう男が見えますね。
これのロバの耳の向きから見て、どうもこちらを見ているらしいとは思うものの、
かといって、ロバにこちらを向かせるかなぁ~と、
道の先を見る様に描いていたのですが、

本の細部写真では、やはりロバ君がこちらを見て(にっこり)、ははは、
なのが分かったり、

その右の木を切っている男の右手左手の斧を握る位置が曖昧なのも、
どちらがどうか分かったり、

あれこれ訂正しないといけない部分もハッキリしましたので、
改めなくてはなりません。

という事で、描き込みを頑張って参りま~す。


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今日の第2部   ベリー公の豪華時祷書  戴いた豪華本

上記しましたように、昨年秋の広島の個展の際、会場に来て下さった
赤松先生が、私が模写していたカレンダーの1月の絵を見て下さり、
ご自分が持っていたこの豪華本をプレゼントして下さいました。

今のPCでスキャンのソフトが使えず、写真を撮ったのが真っ直ぐ撮れずですが、
これが箱で、

2-sDSC08359_GF.jpg




この厚手の箱にもう一つ外函が付いていて、それの帯がこちら。
中央公論社から1989年1月に発行されたもの。

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本の表紙はこの赤地にベリー家の紋章が付いたものと、頂いたサイン。

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この時祷書をランブール兄弟に注文したベリー公(1340-1416)は、
ヴァロア家・Valoisの出で、フランス王(1350年から)ジャン2世の3男だったのも
今回知りました。

私が持っているのはこれの普及版というか、普通の雑誌式になったもので、
細部の写真などは無く、これがとても嬉しい事!




こちらがカレンダーの1月の大宴会にも登場の、ベリー公。
この本には細部写真も多いので、模写しようと思う者には有難い事です!

5-sDSC08356_GF.jpg




こちらが2月。 右側には多分上の半円にあるお祈りの時間とか祈りの言葉とか、
あれこれ記してあるのでしょう。

6-sDSC08357_GF.jpg




家の中で暖を取っている場面でも、奥のベッドに赤い色が見えたり、
樵姿の男の斧を握る手の位置、など、今まで見えなかった部分も良く分かります。

7-sDSC08355_GF.jpg




羊の顔も良く分からなかったのがこれでOKですし、

8-sDSC08354_GF.jpg

奥の、テーブルの上に見える藁ツトの丸い形が何だろうと思っていたのですが、
蜂蜜を取るための蜂用、というのも初めて知り、





雪道を町に向かうロバと男の、ロバがほら、こちらを見ているでしょう?
耳の位置からしてどうなっているのだろうと思ったのですが、これで納得。

9-sDSC08353_GF.jpg

他には、サイロの前を歩く白い布をすっぽり被り、ピンクのスカートの人物。
shinkaiは頭から女だと思っていたのですが、解説を読むと「男」だと!

元の文章はレイモン・カザルという、この時祷書を保管しているコンデ美術館の
館長を務めた古文書学者、中世史家というので、
ピンク色には惑わされておられぬようで、
さすがおフランスというべきか、王侯貴族の時祷書にはピンク色の上着の
お百姓が登場なんですねぇ!




そして、これは9月の場面ですが、広島で本を頂いた後に会場に来て下さった
美学講座で教えて頂いていた金田晋教授に見せびらかしておりましたら、へへ、

この場面の上部、川端で働いている人物や、上の道を歩く人物の姿が
水面に映っているのが描かれていますね。
これが水面に映る姿を描き込んだ初めなんだ、とも教えて頂きましたのです。

10-sDSC08361_GF.jpg


そんなこんなで、きちんとページを広げて見始めると様々な収穫があり、
とても興味深い事も多いので、
今後も何かあったら、ご案内いたしますね。




で、最後は昨日の夕暮れの空。

11-sDSC08344_GF.jpg

雨戸を閉めようと思ったらこの色だったのですが、余りにも寒く、
木々の邪魔が無い外にまで行く元気が出ませんでしたぁ!



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