・ ベリー公の時祷書 途中経過と、  トスカーナ、大地の春


ベリー公のいとも豪華な時祷書、漸くに全体に色が入った状態に
なりましたので、見てやって下さい。

ベリー公のいとも豪華なる時梼書・カレンダー2月・ランブール兄弟作 模写 48,5x29,5cm

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漸くに全体に色が詰まって来ていて、まだ下塗りのままというのは、
上のカレンダー部の真ん中下の半円の、金色の雲の下のブルーが
下塗りの色のままです。

と言っても、まだこれから塗り込みしないといけない部分も
かなりありますし、

カレンダーの外側のとりわけ右の魚座のブルーと、家の中の右の
若い女性の衣装の影のブルーが、写真の中で派手目に見えるのを、
お断りしておきまして。


色を決めるのには、サイトから引いた写真を元に塗っているのですが、
先回ご案内しました、頂いた豪華本を細部の確認にしていて、
それとの色が大幅に違うのに愕然としておりまして・・!!

つまりサイトの写真では家の中の屋根裏とか壁の色がかなり濃い目、
なのに、本の中では明るい黄色からオレンジに近い色で、

顔の目鼻立ちの線なども、明るい茶ですらっと描いてあり、
遠く雪の坂道を行く人物もロバもかなり明るい色なのですね。

つまり全体が大変繊細な明るくソフトな色合い、とでも言えますが、
サイトから引いた写真では、明暗くっきりに出ていて、

羊の顔や体、道を行くロバの顔の向き、などを確認した時に
この余りの色合いの違いに気が付き、

本の印刷色については、これだけの本であるからにはきっと現物との
照合もあったに違いないとも思いますし、

それに、このほんわり柔らかい全体の色の纏まりこそが、
フランス貴族の手元に置かれるに相応しい色合い、好みであっただろう、
と思い、

一旦濃くなりすぎている部分は、せっせと消しゴムで消しまして、はぁ、
明るい色、線に描き直しましたが、描き込みはまだです。


下描きの時に羊皮紙の元の色、という事で薄く塗った黄土色も、
雪色の部分は白をかけ、空の色も濃くなったので、
白が映える様になりましたが、これから、も少し表情を付け、
木の枝の雪なども描き込んでいかないといけません。

難しいのは、羊皮紙は半透明性がある様で、裏のページの文字などが
白い雪の部分に透けて見え、
間違えない様に気を付けなければいけませんし・・!


まぁ、やっと様子が見えて来たので一安心ですが、
間に合うかどうか、ちょっと気にかかっています。
まぁ、送りだしに間に合わなかったら、手持ちで持ち込み、という手もありと。

という事で、頑張りま~す。


*****

今日の第2部   トスカーナ、大地の春

今回は本家の方で、トスカーナ,とりわけシエナのクレーターの雪景色 を、
サイトからの写真でご覧頂いているので、

その続きとして、春の芽生え時の柔らかい緑色をご覧頂きたく、
トスカーナのシエナのクレーター、オルチャの谷方面の写真に絞りました。

どちらも丘の起伏が緩やかに、時にかなり激しくうねって続く一帯で、
広大なトスカーナ風景としてはとても魅力ある土地。


まずは、芽生えの薄い緑色で、縦横に走る線はトラクターのわだちの跡。

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芽生えが始まるや否や、すぐに羊たちが草をはみに放たれ、

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黄色い花、何という名か、が咲き始め、

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緑色で一面に覆われると、まるでビロードを広げた様な柔らかい印象に。

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この写真には、本当に目を奪われました。 光と影のこの一瞬の出会い!!
こんな写真を撮った日には、一生忘れられないでしょうねぇ。

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真っ赤なポピーがひらひらと風に揺れ、白い未舗装の道がカーヴしながら
野を抜けて行き、糸杉が一本。 オルチャの谷。

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ピエンツァの町を望み、緑の麦畑。 

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この記事へのコメント

  • 小父さん

    昨晩でしたか?このページにチャレンジしようと思って立ちはだかっていたんですよ(汗)

    ところが「ベリー公のいとも豪華なる時祷書 」確かここで拝見したことが
    あるあるなんて思って、文章を読んでいくと
    おおよそど素人にはコメントできるような内容ではないと寂しく退散したのでありました(笑)

    広島で展示されていた模写は、同時代のよく似た色使いな気がしましたがあれはランブール兄弟の作品ではなかったのですか?

    この絵全体の構図や彩色は興味深く感じますが、その先のコメントは無理です(泣)

    【第2部】
    トスカーナの春は素晴らしいです。
    緑の絨毯そのものに思えます。
    羊も嬉しそうですね。

    >まるでビロードを広げた様な柔らかい印象に

    家がある部分に雲の影が出来ているところが好きです。

    >シエナから南東に、クレーターが始まった、とすぐ分かる光景の場所。

    秋吉台を思い出しました(笑)

    真っ赤なポピーが素晴らしいアクセントですね。
    なるほど、このように撮らなくっては!

    麦畑も綺麗ですね。

    ありゃ、何にも書けずにすみませんでした。
    そして有難うございます。

    2018年01月24日 17:32
  • shinkai

    ★小父さん、こんにちは! コメント有難うございます。

    ははは、と笑ってはいけませんが、小父さん、真面目に取られ過ぎですよぉ。
    私は600年前の小さな作品を模写するのに大わらわで、いかに私目にとって難しいか、という所を大いに説明して、ははは、よく頑張っているねぇ、と分かって頂きたい、そういう下心で書いていますから、
    そうかい、そんなものかね、とおっしゃって頂ければ、それでOKなのでありますよ、ははは。

    そうです、そうです、広島の分は1月のカレンダーで、宮廷の大宴会でしたが、こちらは2月の農家の雪景色、という訳で、
    大体が貴族社会の優雅さと、農民の仕事風景が月ごとに描かれているのですね。
    全体の様子はこちら、http://italiashio.exblog.jp/18945185/に載せていますので、見てやって下さい。


    トスカーナの内でもこの一帯、オルチャの谷、とシエナのクレーターがとりわけ広大で、波打つ大地が素晴らしいのですね。
    この広さ、素晴らしさは本当に小父さんに実物を見て頂きたいものだと思います!!

    真っ赤なポピーがアクセントに、という写真ですが、こういうのは下手をすると絵葉書ぽい、と悪口を言われますのでご注意を、ははは。

    なにも書けずになんて、とんでもないです。
    有難うございました!
    2018年01月25日 01:34
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