・ アッシジの夕暮れ  と  ピエンツァの壁 


  一体いつ頃から描き始めたかと記事を調べてみましたら、
  アッシジの夕暮れは、今年の年明け早々に下描きが済み、
  水彩で最初の色を置いたのが出ておりました。
  とすると8ケ月以上ですか。

  まぁ、この絵はけしてすらすらと行った訳ではなく、
  途中の試行錯誤、意識の改め等などで眺めていた期間が長く、
  最近漸くに粘り、何とか、という所まで来た様に思いますので、
  見てやってください。

  アッシジの夕暮れ 聖堂に灯りがともる頃   58x41cm (12M見当)
      
+C17_4545_GF.jpg       
  なぜこんなに迷ったのか、長引いたのかは、
  結局の所、自分がどうしたいのかが明確でなかったから、と思います。

  最初は単純に聖堂のある夕暮れ、明るめの夕暮れの空、と
  考えていたのですが、

  あの聖堂の石造りの塊、重量感を出す為にも精一杯ペンで描き込み、
  そうするとまだ明るいままの聖堂が逆に薄っぺらに感じ、
  色でも描き込む、負けないように平野も描き込む、
  という様にどんどん暗くなり、一度ならず洗い落としたり、
  消しゴムでゴシゴシ消したりもしたのですが、

  聖堂と平野との繋がりの関係もあり、
  ある程度暗くなるのはやむをえないという気持ちになりました。

  となってくると、聖堂を含む平野と空の対立だけになり、
  聖堂の主役としての立場がどこかに消えてしまい、・・あれま!

  そして暗くなりかけの平野に灯りをポツポツと入れた事によって、
  自分が夕暮れの聖堂の写真を撮っていた時、
  聖堂にぽっと最初の照明がともったのに気が付いた、
  あの時の印象を思い出し、そうだ、やってみようと。

  そうして薔薇窓の周囲に光を当ててみると、
  やったぁ、聖堂に主役が戻ってきたぁ!!

  ですが聖堂の色は何度も塗り重ねていましたから、
  最初に塗り重ねた時は、暗い色の上に明るい色と、重くなり、
  翌朝また消しゴムでゴシゴシとやり、再度挑戦。

  という事で、現在の感じになりました。
  どうでしょうか?

  そうそう、上部を1,5cmほど切ることにしましたのと、
  タイトルを「アッシジの夕暮れ ・ サン・フランチェスコ聖堂」から
  「アッシジの夕暮れ ・ 聖堂に灯りがともる頃」に変えました。

  私には大変勉強になった絵だと思います。
  途中から絵が一人歩きし始めたのに、何とか追いつけたとでもいう感じです。


  写真に撮ってみると、色がまるで実際と似付かず、
  漸くに何とか暗さ加減でのイメージに合わせました。
  が、実際の色よりは空などが鮮やかに見えますし、
  実物の平野の奥から空はもう少し明るめです。

  聖堂の正面中央の扉の中の円柱が少し傾いで見え、
  これに苦慮しています・・、あ~あ。


  ピエンツァ 5月の朝

+C17_4531_GF.jpg       
  こちらは先回見て頂いた後、弄ったのは左上の壁だけです。
      
  先回はあの辺り写真のピントも甘かったのですが、
  濃い緑の鎧戸もしっかり描き、一番左上のオレンジ色を少し濃く、
  壁の剥げ加減を2箇所ほど強調、といった具合です。

  お終いにしても、良いかなぁ?



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